みやぎ「赤旗」自然・山愛好会


 山の季節が来たぜ
                  「労山」に学びながら準備を

 この2月に「赤旗」日刊紙に「労山」の取り組みを紹介する「新たな峰へ」という記事が連載された。

 私たち「山の会」と会員としても考え、実行が求められる事も述べられていると思い、みなさんと考えて見たいと思います。

 20年近い「山の会」の100数十回山行で幸い大きな事故が起きなかった事を今後も継続していく事が何より大切にしたいものです。残念ながら会員の単独山行で死亡事故があったことをお互いの教訓にしていきたいと思います。

 最近、登山で特徽的なのは、「山に興味を持つ若者が増えている」「年間2000人超える山岳遭難が増え続けている」「登山人口が増えているが組織化されていない」などと言われている。

 会員の多くは、「より高い、魅力的」山に登ってみたいの気持を持っている。わたし達は、楽しく自然に親しむ事と山に登るというスポーツをやるには、低山、高山に関わらず事前の準備というものが必要ですね。『ルンルン』気分で登山出来れば楽しいと誰もが思う。どんなスポーツでも事前の準備体操が必要ですよね。登山はスポーツです。それを実現するには、日頃からのその山にあった「努力」が求められると思う。私事であるが、足膝、腕の屈伸100回を毎日目標に、現実は打率7割前後であるが継続している。緩かくなってきたので、軽くジョギングもしながら。

 会員の多くは、「東北の山」「宮城の山」をはじめ何冊かの山の本を持っていると思う。登山靴、レインウェア、ザック、などの登山用品を準備する事と同じように、目標の山の最低限の知識をもって月例山行に臨みたい。労山責任者も「山岳スポーツはすべて山の知識が基本になる」と述べている。

 「登山リーダー育成が急務」という。わたし達の「会」では、世話人がそれを担っている。山岳会ではないのですが遭難防止や山岳環境保全については、それなりの心得を持ってのぞんでいます。応急手当でいうと「看護士」経験者がいることは心強い。また飯豊連峰、朝日連峰などの東北の山、北岳、八ヶ岳、槍ヶ岳、奥穂高などのアルプスなどの登山に世話人中心にいく人かの会員が挑んでいるのは、それぞれ個人の要求ではあるが、月例登山に生かされていると思います。

 国民のスポーツをする権利を、昨年6月に制定された「スポーツ基本法」で認めらられた。これは、「権利としての登山」を掲げて出発し、活動してきた労山の原点です。労山は、団体会員だけでなく、個人会員制度も取り入れ活動の幅を広げようとしている。「山の会」も20代〜40代の人が参加してもらう企画をして、努力しましょう。

                          (201249日 三浦 一次)