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1-1.レコードとCDとアルファー波について



(1999.07.24)

 今となってはLPレコード(この言葉が分からない世代も?)は入手が難しいですが、
意外な事実があるんです。
同じ音源から、CDとLPレコードを作成して、試聴した研究です。
CDを聴くとリラックスした時に脳から出るα波が減少してしまい、LPレコードを聴くと
増加する!、という研究結果が報告されています。
文部省放送教育開発センターの大橋力(つとむ)教授、仁科エミ助教授の、1994年の研究で
明らかになっています。
AAAでのLPレコードということです。
またCDは同じ音源をAADとしたものを試聴比較したものです。
(前のAAは同一です)
  <<CDとLPの違いについて、ちょっとおさらいです、、>>
CDはデジタル時代の申し子のように、1982年10月に発売になりました。音質劣化もなく、
S/N比もLPと比べ物にならないほどの、まさにこれがハイテク!、
新時代の製品だ!!って思ったんでしょうねえ、、
人間の可聴周波数は16Hzくらいから2万Hzくらいと言われています。
2万Hzが問題なく聞こえる人は未だ若くて音楽的な素質のある人です。
だからメーカーは、CDの周波数記録上限を22.05KHzにしました。
この数値には、別の要因もあります。CDのサイズからして、記録時間は、故カラヤンの意向が
尊重されたという、74分33秒にしました、これはベートーヴェンの第九が1枚に収まる時間
でもあります。
この記録時間と量子化ビット数=16bitという条件から記録周波数帯域が決まってきます。
可聴周波数を切る訳にはいかないので上限を22.05KHzにすることは、全く問題ない!!
と判断したのですね。
 一方LPはノイズは多いですが温かみのある音質が、マニアの間では捨てがたかったそうです
未だに収集してる人も!
ところが大方の意見に流されてLPはあっという間に消えてしまった、それを目の当たりにされた
方も多いと思います。
 それが人間の限界であり、浅はかさだったんですねえ、、科学万能主義を神様が叱るかのように
α波は減少しました!

 LPはノイズは多くても、2万Hzを超えて、3万、4万Hz以上まで、減衰しながらも、
音は出ていたのです。
みなんさん、犬笛って知っていますか?、ぼくも見たことはないのですが、その笛を吹くと、
人間には聞こえないけど犬くんたちには聞こえて飛んでくる(空ではありませんが)そうですね。
人間も、聴力検査で、聞こえたらボタンを押してくださいね!って看護婦さんが言うから、
一所懸命に耳をそばだててボタンを押したんでしょうねえ、、その結論が
『2万Hz以上は人間には聞こえない。』だったのです。
ところが!!!犬くん達が聞こえたように、人間も耳で聞こえたと認識はできなかったのですが
身体はちゃんと反応していたのです。
ぼくの体験ですが、仕事で疲れて帰りCD聴いて眠ったってことは殆どないですが、LPでは
眠らない方が少ないんです。
最近の子供たちが切れやすいのは、CDやMDばかり聴いているから、α波が減少してるため
かもしれませんよ。
急げ中古LPショップへ!!、最近ではLPでもリリースされますね。
きっとLPの良さが身体で、わかったからかもね。

 MDについて、一言、MDは記録方式はまったくCDと同じです、では、なぜ、小さくできた
のでしょうか?
 人間の耳には聞こえないであろうと(一応?)科学的に分析して、音楽のデジタル信号成分を
大幅にカットしています。
MDが自由に書き込みできるのには実はメーカーの戦略があります、つまりCDより音質を劣化
させることにより、コピーのメリットを低下させていますので、CDの存在を脅やかさない、
という判断が、メーカーにあるのです。

 最近は、CD−Rによって、簡単にCDのコピーが可能になっていますので、MDを購入して、
利用されている方は、その点を、ご理解の上、ご利用ください。
ショックを受けた方もいるかもしれませんが、事実ですので、怒らないでね。

 そのような訳で、心理学や生理学の教科書、なおしといてくださいね。。



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