メール&掲示板での質問回答集

当サイトでは掲示板も設置してありますが、メールで御質問を受ける事も結構多いです。

そこで、他の方の参考になれば、と思って、メールや掲示板で出てきた一般的な質問に対する回答をここにまとめて行きたいと思います。どんどん追加していく予定です。

質問一覧

Q:基礎が布基礎みたいですが、ベタ基礎でなくても大丈夫ですか?

Q:富士ハウスなら安く家が建てられますか?

Q:富士ハウスの本体価格のシステムはどうなっているのですか?

Q:値引きはどのくらいでしたか?

Q:ハウスメーカーは追加変更工事(オプション)の価格が高いと聞きますが、どうでしたか?

Q:富士ハウスにはアフターの専門部署がありません。アフターもしあわせですか?

Q:20年保証とか60年保証とかあるけれども違いは?(60年保証していないのは駄目?)

Q:基礎に換気口が付いていますが、基礎パッキン(ネコ土台)を使った全面通風工法の方が良くないですか?

Q:基礎が布基礎みたいですが、ベタ基礎でなくても大丈夫ですか?

ベタ基礎を標準としているビルダーが良く言うような、ベタ基礎は布基礎に勝る、ということはありません。

ベタ基礎は面で支えるので、地盤沈下に強い、というのが良く言われる事ですが、実際には下がゆるゆるだと、沼地で箱舟に乗っているようなもので、ちょっとしたバランスの変化で家全体が傾く不同沈下が起こり易かったりします。また、良く見る一般的なベタ基礎の形では、フーチングが家の外周部にしか無くて立ち上がり部分からの張り出しも無いので、しっかりとしたフーチングを持つ布基礎と比較して地震の時の横方向の過重に弱いという話もあります。
敷地の地盤が十分に固ければ布基礎で十分です。敷地が全体的に均一にちょっと地盤が弱い時にはベタ基礎は有効な基礎だと思います。しかし、もっと地盤が弱くなると地盤改良が必要になります。きちんとした地盤改良がされていれば、上に乗る基礎の形は布基礎でもベタ基礎でも大差ありません。支持杭改良をする場合には、ベタ基礎の方が重いので杭の本数を増やさなければならない位です。

基礎内に土が露出して無いのでベタ基礎はシロアリに強い、というのも、布基礎の土間部を防湿コンクリートで埋めてしまえば同じことになってしまいます。

と言うわけで、きちんと地盤調査をして、地盤改良等の対策を取れば、布基礎で全く問題無い、ということになります。布基礎とベタ基礎に全体的な性能の優劣はありません。ベタ基礎で地盤改良ギリギリ無しでOKと、地盤改良して布基礎、とを比べた時に、地盤改良して布基礎の方が安心そうに感じるのは私だけでしょうか?

Q:富士ハウスなら安く家が建てられますか?

富士ハウスはローコストビルダーではありません。ですから、値段だけを見れば安いハウスメーカーは他にもあると思います。オプションの価格設定も含めて、値段だけで富士ハウスを選ぶというのはあまり考えられない気がします。
但し、構造や設備等が同じ位に思えるけれども値段が高い一部の大手ハウスメーカーと比べて相対的に安め、というのはあるかもしれません。

Q:富士ハウスの本体価格のシステムはどうなっているのですか?

建築請負契約時には契約した商品の名前(グラウザー, ジェミー, プルニエ 等)と、請負契約の工事費の根拠とする為の間取り図が付いている筈です。それで下屋の有無と工事面積を出して、商品の価格表から面積単価を引っ張ってきて標準の本体価格を計算します。価格表は地域毎に決められているので標準の本体価格は動きません。
標準の仕様はカタログに記載されている通りです。但し細かい注意書きが書いてある物もあるので、その点は要注意です。木材の材質や基礎の大きさ等はカタログには書いてないかもしれませんが、営業さんが持っている詳細の仕様書には書いてありますので、必要な事は教えてもらえます。その辺アバウトに標準が何だか分からない、という事は富士ハウスではありません。

これに、契約時点で決まっているオプションや照明代等が加わった額で契約することになるのが普通だと思います。それらは大まかな予算取りとして書かれている事も多いと思います。必ず必要だと考えているオプションに付いては契約時点で予め差額を聞いておいた方が、後でオプション代が膨らんで大変、ということにならなくて済むでしょう。ちなみにオプション代は値引き対象にもなります。営業さんにはその辺の裁量権はあるようです。大口の契約でサービスで値引きをしているのは大概オプション品です。

契約時点の口頭でのサービスの約束が営業さんから建築担当さんに引き継いだ段階でチャラになる事があるという噂があるので、サービスの内容を請負契約書に書いておく人も居るそうです。

但し、上記のようなやり方ではなく、価格表を見せずに、値段を最初高くふっかけておいて後で安く値引きしたように見せるやり方をする営業さんも居るようですが、そのやり方は会社が禁止していると私の営業さんは言っていました。

Q:値引きはどのくらいでしたか?

富士ハウスでは、標準本体工事費は価格表に記載されている通りなので通常は下がりません。キャンペーンで値引き、という場合には、キャンペーン用の価格表が別にあります。但しオプションに関しては値引きがあるようです。そして、大工工事は比較的サービスが効く領域のようで、サービスで棚を作ってくれたりとかもあるそうです。我が家もいくつかサービスをしてもらいましたが、基本的に標準装備が殆どの家なので、サービス率は低い、という事になるかもしれません(^^;;)。

Q:ハウスメーカーは追加変更工事(オプション)の価格が高いと聞きますが、どうでしたか?

高いかどうかはオプションの種類によります。ハウスメーカーが標準で取り扱っている範囲内(別の商品や上のグレードの標準品、等)であれば、比較的安価です。
そこを外れたり、頼んでいるハウスメーカーでは余り使わない(滅多に付けない)オプションとなると、とたんに高くなります。オプションの部材メーカーがハウスメーカーと通常取引があるメーカーかどうか、というのもありますので、ハウスメーカー毎に得意とする(安く出来る)オプションというのが出てくると思います。どうしても付けたいオプションがある場合には、予めハウスメーカーに値段を聞いておいたほうが良いかもしれません。

Q:富士ハウスにはアフターの専門部署がありません。アフターもしあわせですか?

アフター部門を作る程会社の規模が大きく無いという事なのでしょう。「アフター専門のスタッフが居ない→アフター工事をするのは家を建てている業者さんと同じ」ということになります。アフターの手配は担当さんに頑張ってもらうしかありませんね。

「しあわせ」というのは何に重点を置くかで変わってくるかと思いますが、今のところ、我が家に関しては、極めてよくやってもらっています。無理も聞いてもらっていると思います。

Q:20年保証とか60年保証とかあるけれども違いは?(60年保証していないのは駄目?)

通常住宅の保証に関してはどこのビルダーも10年毎に更新となります。富士ハウスは10年後に有償でその時出来るメンテをする条件で更に10年延長で20年保証となります。 私は富士ハウスの営業さんに最初からこの事を説明してもらいました。
60年保証とかいっているハウスメーカーもありますが、内容は10年毎に有償メンテナンスで10年延長の更新、です。最大60年まで延長可能、ってまだ会社設立から60年も経ってないし、そんな経験無いからどうなるか分からないだろ、って感じです。

Q:基礎に換気口が付いていますが、基礎パッキン(ネコ土台)を使った全面通風工法の方が良くないですか?

まず、基礎に換気口を設ける事による弊害と言われている物は、それ程気にすることは無いと思います。基礎の立ち上がりが十分にあって、換気口部分で主筋が途切れず、きっちり補強筋が入っていれば、一般住宅の基礎程度の大きさでは強度の差は殆ど無いと言えるでしょう。
基礎パッキン通風工法では、基礎と土台の間にネズミ避けの網板が施工されていて、それを覆い隠すように雨避けの水切り板が施工されています。つまり、真横から見ると基礎の中は見通せない形になっています。これのおかげで実はそれ程通風は良くないという話も聞きます。我が家は換気口通風ですが、床下点検口を開けると結構良い風が感じられるくらいの換気はされています。

また、基礎パッキンには基礎の湿気を土台に伝えないという意味もあります。富士ハウスのように基礎に換気口を設置して基礎パッキンを使わない工法の場合には、通常、基礎と土台の間に基礎立ち上がり幅の細長い防湿シートを挟み込んでいます。

このように、基礎に換気口を設けると、換気口周りで配筋を変えなければならないという事や、防湿シートを敷くといった手間が増える事になります。建売住宅を含む多くのビルダーで基礎パッキン工法を採用しているのは、実は工法の簡略化によるコストダウンという意図が大きかったりするのです。基礎パッキンの耐久性も気になりますし、少なくとも、どちらかが圧倒的に優れた工法、というのは無いと考えています。

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