ししょく会ワークショップ



2003年4月16日〜17日
場所 大阪 視覚障害者情報文化センター
参加者数 ししょく会メンバー他、2〜30名

<ししょくかい>とは、視覚障害者の文化を考え・育てると言う意味を込めて、色、食、触、職をテーマーに活動しているグループです。
光島さんの講演のあと、視覚障害の人と、晴眼の人とがまざった7,8人の3つのグループに分かれて、鑑賞します。
ビューでは、兵庫から、寺下さんと鶴崎さん、京都から、山本さん、阿部さんの参加で、ファシリテーターとしてグループに入りました。
ししょく会ワークショップの一場面
今回の作品は、実際の作品を前にしてではなく、図録やカラーコピーをみながら鑑賞します。
鑑賞したのは、以前点図を作ったピカソの「静物」やデュビュッフェの「チョコレート氏」また、リクエストのあった作品でミレーの「落ち穂拾い」などがありました。

「今までピカソなんかの絵は絶対触れることが出来ないと思っていたのに、今日は触れてとてもうれしかった。こんな絵やったんや・・・」(全盲)
「自分のイメージがいろんな人の話でどんどん膨らんで形になって行く過程が楽しくておもろいな」(全盲)
「たくさんの人が話していくとおもしろい。」(全盲/晴眼)
という意見が聞けました。
今まで鑑賞をしたことがほぼなかった人も多く、こういう鑑賞の方法もあるということを知ってもらうことができました。
点図は、全盲の人には喜んでもらえましたが、弱視の人は見るのが難しそうでした。
新たなチャレンジもさせてもらい、ししょく会の人たちを始め、興味の近いいろいろな人と交流することができ充実した1日でした。


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