#96 海水魚>硫酸銅治療                KAZ
KAZ ID:YQA25169  95/10/20 #1152 海水魚水槽

硫酸銅治療>たっくんのママさん、ポンポコリンさん   KAZ

白点病の治療には硫酸銅を使う方法がオーソドックスですが、これには2−3の
ポイントがあります。その辺りの細かい点がノウハウ本にはあまり書かれておらず、
今まで、何度も失敗を重ねてきました。
私が、開眼できたのは、世界の海水魚カタログとその執筆に当たっているスタッフの
方々からです。(これ以上書くと宣伝になってしまいそうなので・・・・・・)
そのポイント
・硫酸銅治療中は、オゾナイザー、殺菌灯はストップ。
・普通は0.8ppmを治療中キープ。大体1週間から10日で治ります。
・硫酸銅に弱い魚(ウズマキも入ります)は0.2ppmから始め少しづつ2日程かけて
 0.6ppmに持っていき0.6ppmをキープ。治療期間は10日から2週間。
 KAZは試していませんが薬を使わない治療法もあります。後述
・治療中水温は上げない。上げると、魚の体力が消耗します。
・治療中は餌をやらない。濾過能力が大幅に低減しています。
・硫酸銅は、淡水で溶かす。KAZは4g/1Lで作ります。海水で溶かすと銅イオンが
 すぐに反応を始め使えなくなります。
・水槽に入れるときは、それをまた淡水で2−3倍に薄めて点滴のように落とす。
 KAZはプラスチックのコップの底にキリで穴を開けて使っています。
・濃度をキープするには1日2回銅テスターで濃度を計り足りない分を追加する。
 銅テスターはSeaTestがお勧め、20回分(白点治療1−2回分)でKAZは
 4,500円で買いました。これは、計れる濃度範囲が0.4ppm(この値はうろ覚えです)
 までですので、計る容器の真ん中に線を書いておきそこまで海水を入れて、真水を
 足してから計ります。これででた濃度を倍にすれば0.8ppmまで計れるわけです。
・治療で完治してからもう一日念のために濃度をキープする。
・完治しても水替えは行わず、そのまま定期的な水替えまで放っておく。
・餌は硫酸銅を投入しなくなった時点から少しづつ与え始める。
 濾過はダメージを受けています。始めから大量に与えない。
・濾過が回復するのには、2週間くらいかかる。その間、アンモニア、亜硝酸等を
 テスターでチェックしながら餌の量をコントロールする。
以上です。

さて、硫酸銅を使わない方法(KAZは最近白点に見舞われていないので試して
いませんが、その筋では最新の方法2点)

(方法1)薬を使わない方法
これは、水槽外で治療するため水槽中の白点の処置が別に必要です。硫酸銅に弱い
魚に効果的。理論は魚から離れた白点を排除する事であり、硫酸銅治療と同じです。
安全ではありますが、毎日新しい海水を用意するのが大変。
・10L程海水の入る容器を用意。バケツで可。
・エアレーション、サーモ/ヒーターをセット(水槽と同じ温度)し新しい海水を
 入れる。
・治療する魚を入れる。
・毎日1回海水を全量交換。容器もきれいに洗う。
・勿論、餌はやらない。濾過がありません。毎日水を交換しても餌を与えると
 数時間で水が汚れます。
・容器を2つ用意してローテーションすると便利。
・1週間程で完治する。

(方法2)グリーンゴールドFを使う
淡水魚用の薬であるグリーンゴールドFが白点に効きます。KAZがこの次に白点に
見舞われたならば試そうと思って購入してあります。
・治療中はオゾナイザー、殺菌灯は止める。
・グリーンゴールドFを淡水の規定量の半分水槽に投入する。
・餌は勿論止める。
・3日に一回追加投入する。量は始めとおなじで可。
 色が残っていても薬気が無くなっています。
・1週間から10日で完治。
・完治後の処置(水替え、餌やり)は硫酸銅の場合と同じ。

こんな所が私の少ない経験と入手している情報です。お役に立てれば幸いです。
何かご質問があるときは何なりとお知らせください。
可能な範囲でご協力させていただきます。
                            KAZ..