四辺形ソケットは書いて字のごとく、断面形状を四角く作るもの。
IRCソケットはこれも、坐骨収納型とあるように、坐骨を包み込むような形状で造るソケット。
共に、断端に吸着する坐骨支持ソケットという点では共通しているが造る行程も含め、まったく別物。
技術そのものはIRCの方が新しい。
四辺形ソケットはポピュラーであり、断端の変化の激しい切断術後の仮(訓練)義足に主に使われる。
上の図にあるように、四辺形は前後の寸法をつめて坐骨にのるようにしているのに対して、IRCは左右寸法をつめて坐骨にのせる形状である。
この他に、IRCは坐骨の受け面を包み込むような形状とし、坐骨をロックする。
こうすることで、IRCは歩行動作の際、発生するソケットの外に逃げようとする横方向の動きを抑えることで、安定した歩行が可能。
四辺形は、この点については、形状的に横方向の固定が甘いので、内股の付け根のところにキズを作りやすい。
ただし、IRCソケットは坐骨をしっかり固定するため、四辺形ソケットに慣れていると、IRCに変えた時、坐骨のところに違和感を覚えるかもしれない。
個人的には、実際使ってみてキズができないIRCソケットがお勧め。
|