大溝祭裏話 

2011年
  1. 東日本大震災によって喪に服する?
      日本のお祭りというものは本来五穀豊穣を神に願い豊かな実りを感謝するというところを根幹としている。大溝祭りもそのひとつと考えられます。さてそれならば尚更町内総出で祈るのが本筋ではないでしょうか。確かに華やかな部分もありますがただ楽しむのではなくみんながひとつになって行う行事から震災にあわれた方々の支援に募金を募ればいいと思うのですが・・・何人かの方々から聞いた意見です。私も賛成です。でも今年は役員総意で決まりました。個人的に募金にいってきました。
2005年
  1. 祭と酒と心情
      祭には酒は付き物です。お酒の好きな方にとっては待ち遠しい一日だろうと思います。最近は節度をわきまえた方が増えて人に迷惑をかける人も少なくなってきました。
      しかし中には役員に小言を言ったり長時間に渡り飲みつづけている人もいるということです。 「自分たちが楽しい時は人も楽しい」というのはあてはまらないもので、特に役で接待している方は大変迷惑に思っている方も中にはおられるということを少し理解しないと自分の子孫がかわいそうな気がします。
  2. 本祭の曳山解散後に各組曳山が納庫する時刻
      解散後各曳山は町内に戻り町内曳きをしますが町内によっては随分曳山の納庫時刻に違いがあります。
      宝組では15時40分前後に曳山を納庫し解散となり神輿舁人はその後日吉神社に集合して神輿を収めにいきます。龍組では神輿舁人が日吉神社に行っている間曳山を草の根ハウス前に駐留させて囃子方と曳き手は草の根ハウス内で休憩し神輿舁人の戻ってくるのを待っています。神輿舁人が戻ると引き続き町内曳きを行い、17時すぎに納庫となります。役員さんも早朝から大変ご苦労様です。
  3. 餅撒きの餅の負担。
      今年から餅を負担する組が正式に決められました。楽しく祭が受け継がれ、楽しい祭となるといいです。
  4. 女の子も囃しの稽古
      近年の少子化で囃子を引き継ぐ子供たちが少なくなってきて他の地域から応援を頼んだり、女の子に協力を求めたり四苦八苦しています。現在巴組、龍組には女の子の囃子方ががんばっていてくれます。今年から湊組も女の子の囃子方が誕生したそうです。
2004年
  1. 祭の装束
      毎年の宰領は装束を経験者から借りたり町内の衣料品店からを通じて発注したりするのですが、今年は、衣料品店と取引のある装束を製造する業者が製造を中止したということを聞きました。来年は違う業者に発注できるようになるだろうと思いますが、このようなことが出てくると長年の日本の伝統を維持するのも本当に大変になりますね。
  2. 祭の餅
      今年は雨で中止となりましたが、神社馬場で行われるもちまきの餅は花山の曳山組が担当します。また昨年は御神輿渡御の際に賽銭を下された方に手渡す餅は今までは花山の餅でしたが渡番の組も一部担当しました。また萩の浜で行われる神事の後に撒かれる餅も一部浜組が担当したということでした。いままで御神輿の町内巡行で餅が足りなくなるということが度々ありましたが、この年は「十分だった。」ということです。
  3. 餅の費用
      2003年の花山がお祭に撒いた餅は金額で約20万円分が撒かれたということです。最近はお餅も高くつくということで、量にするとこんなものかと拾うほうは思ってしまいますが、大変な金額です。
      この金額でも町衆の祭を受け継いでいく苦労が偲ばれます。

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