★神社の準備は宮元の奉仕により境内の整備からはじめられる神域整備の仕事をいいます。
- 四月下旬の日曜日に宮元総出で行われます。奉仕は本殿、拝殿などの建物や境内の掃除、道路(馬場)の整備と検分神域に転在する燈篭や手洗い所などの掃除や手入れを行います。
- 日吉普請はもともとは曳山や御神輿渡御のための道路の手入れが主であったようですが現在は諸状況が改善され手間もかからなくなってきました。
★盛砂は神輿を安置する場所を清めるために行われます。神輿が到着すると渡番の中老や青年会によって崩されます。
- 盛砂作業も日吉普請の仕事です。祭礼当日神輿を安置して「神霊遷しの儀」を行う祭場の設営です。石段下の祭場を清掃して白砂を敷き、四隅に直径1m位の円錐形に砂を盛る作業です。
★稚児とは祭礼当日太鼓の渡御に奉仕する小学生低学年の子供のことです。
- 稚児には宮元の小学生低学年が充てられますが該当者がいない場合は年齢を上下したり同じ子が二年続けることもあります。
- 太鼓の渡御も数日あまり練習が必要なので数日前に内示があってこの日に決定されます。
その他祭礼行事に関する報告事項や時間の確認で日吉普請は終了です
神職の準備としては、神殿の清掃・祭礼用具の準備、神事寄合や神前協議などの企画書作成、御神饌物の買い物などがあります。