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組長の役割
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組長とは各組の代表者で神社係を兼務しています。神社係とは神社の諸行事に出席します。組長の中の代表は世話番組長と呼ばれています。近年では宗教の自由化に伴い自治会長と世話番組長を分けている自治会(組)もあります。
旧町割地区図
1.旧町割と現在(H3年)の町自治組織
大溝祭での役割
世話番組長は、祭礼当日には、中老や若衆などの町衆を統率し、曳山祭の最高責任者となります。他の組長は世話番組長を補佐し曳山の先導などにあたります。理事は組長を補佐し、祭礼の裏方として円満な運営に努めます。祭の神事にも出席します。
【神事出席】
湯立神事、宵宮祭神事へ出席します。
大祭神事へは曳山が神社に到着するまで組長の中から代表一名は神社に先行し神事に出席します。
【曳山招き】
神事に出席した組長以外の二名は曳山の最先頭に位置し、日の丸扇子を開き曳山を招きます。
曳山は神社境内に到着したら、花山は境内入り口に曳山を停めます。その後順次、二番山、三番山、四番山と続き、五番山(渡番町)が一番境内の奥に停めます。
【曳山到着の報告】
曳山と共に神社へ行き、到着次第社務所の下座で、氏子総代及び役員に対し、「本日はお日柄もよろしく、日吉神社の例大祭誠におめでとうございます。只今、花山(二番山・・三番山・・・)到着いたしました。」と報告言上を行い、床の間前に進み、渡番組長の給仕により、御神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米を戴き所定の位置に着座する。
【お神輿の招き】
お神輿が石段を下がるまで(正確には神輿に神霊が遷されるまで)日の丸扇子は開かずに招く。
神社馬場では開いて招く。
【御神輿還御】
神輿を4トン車から下ろし、「神霊遷し」の場所の神輿台に置き、副棒と副棒のつなぎ横棒をお神輿に取り付けが終われば、総宰領の指揮で、神輿を回し、神輿正面を御本社に向け、区長、副区長、責任役員、氏子総代、各組神社係(組長)は日の丸扇子の招きにより、石段を上がる。この際、神輿舁の疲れが甚だしいときは、紐か縄を前の副棒、黒棒にくくり、それを引っ張り石段登りを助ける場合もある。
花山組長の役割
花山組長は曳山巡行の巡行を取り仕切り、事故の無いよう曳山が予定通り巡行できるように進めます。
【曳山巡行出発挨拶】
花山組長は総門に集合した各組の曳山の組長を花山に集め「本日は誠に結構な例祭にておめでとうございます。只今より、日吉神社に向け上り馬場の曳山巡行出発いたします。」という挨拶をして花山より順次上り馬場に出発します。
【下り馬場出発挨拶】
下り馬場出発時に各組組長を花山に集め「只今より下り馬場出発いたします。」と挨拶後、順次出発します
【曳山曳分かれ挨拶】
曳山が花山に参集後、各組組長を花山に集め「本日は早朝より、日吉神社例大祭に当り、各曳山組の皆様方のご協力により、立派に終わることが出来ましたことを、皆様と共にお慶びいたす次第でございます。高島町並びに大溝祭の今後益々の発展を祈念いたしましてご挨拶と致します。本日は皆様本当にご苦労様でした。これをもちまして曳別れといたします。」との挨拶をする。花山組長の発声で「日吉神社、大溝祭万歳!万歳!万歳!」と万歳三唱で分かれる。
渡番組長の役割
祭礼全般の接待に当たるのが主な役目です。その他御旅所の清掃の案内を町衆に出します。また、神事の後に御神饌を出席者に授与します。
神事寄合での役割
今年の祭の順路、開催時間、などの詳細が社務所で話し合われる会議での役割です。
会議準備と後片付け
社務所に早めに行き、座布団・湯茶(沸かしておく)・灰皿・茶菓子(氏子総代会計より受け取り、取り分けておきます)・などの準備と会議終了後に後片付けをします。
接待
渡番町の組長三名は出席者に湯茶の接待をします。着座された方から湯茶を出していきます。
湯立神事での役割
湯立神事の参集者に湯茶の接待と世話番組長は参集者を社務所の入り口方向に座り参集者を出迎えます。湯立神事の後、社務所で御神饌授与の奉仕を行います。
準備内容
上記各参集者が社務所に参集前に座布団、湯のみ、お茶の準備をする。
湯茶接待
参集後、規定の席に着座された方より湯茶の接待をする。
−【湯立神事】−
御神饌の準備
接待役は湯立神事終了後各役員全員が社務所に帰着後、神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米の授与の奉仕を行う準備をする。社務所中央にテーブルを置き、その上に御神饌を並べます。
御神饌授与
神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米を役員順に授与の奉仕を行います。
湯茶接待
授与後、規定の席に着座された方より湯茶の接待をする。
後始末
接待役は解散後、座布団、湯のみ、等の社務所の後始末をする。
宵宮祭での役割
組長は羽織袴姿で身動きが不自由なので補うため組内中老(出来れば評議員の中から)より二人程度応援(手伝い方)を頼み、組長と共に社務所へ先行し参集前に準備をしておく。(湯沸し、座布団等)
宵宮祭の参集者に湯茶の接待と世話番組長は参集者を社務所の入り口方向に座り参集者を出迎えます。宵宮神事の後、社務所で御神饌授与の奉仕を行います。
準備内容
各参集者が社務所に参集前に座布団、湯のみ、お茶の準備をする。
湯茶接待
参集後、規定の席に着座された方より手伝い方は湯茶の接待をする。
−【宵宮神事】−
御神饌の準備
接待役(手伝い方)は神事中に社務所中央にテーブルを置き、その上に神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米等の御神饌を並べ、御神饌授与の奉仕を行う準備をします。終了後各役員全員が社務所に帰着後、渡番組長は御神饌授与の奉仕を行います。
御神饌授与
神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米を役員順に授与の奉仕を行います。
湯茶接待
授与後、規定の席に着座された方より湯茶の接待をする。
後始末
接待役は解散後、座布団、湯のみ、等の社務所の後始末をする。
本祭での役割
【接待】・・・湯茶の接待。
例大祭に出席する組長は1人になので、昨日の手伝い方を頼み、組長1人と共に社務所へ先行し他の組長や役員の参集前に準備をしておきます。(湯沸し、座布団等)
例大祭の参集者に湯茶の接待をします。神事の後、社務所で御神饌授与の奉仕を行います。
準備内容
各参集者が社務所に参集前に座布団、湯のみ、お茶の準備をする。
湯茶接待
参集後、規定の席に着座された方より手伝い方は湯茶の接待をする。
−【例大祭神事】−
御神饌の準備
接待役(手伝い方)は神事中に社務所中央にテーブルを置き、その上に神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米等の御神饌を並べ、御神饌授与の奉仕を行う準備をします。終了後各役員全員が社務所に帰着後、渡番組長と手伝い方は御神饌授与の奉仕を行います。
御神饌授与
神酒、赤飯、海老、雑魚、御饌米を役員順に授与の奉仕を行います。
湯茶接待
授与後、規定の席に着座された方より湯茶の接待をする。
全員の神酒拝受が終われば所定の位置に着座し、曳山及び神輿かきの到着を待ち、到着した曳山付の組長二名、浜組神輿舁人一名に御神饌授与をします。
神酒授与所設置
その後神前協議が行われ、それが終われば渡番組長三人により、社務所縁側の二箇所、社務所前庭に向かって右側に神輿総宰領、左側に副宰領及び神輿舁全員に対する神酒授与所を設けます。
神酒授与
総宰領と氏子総代総務の挨拶終了し、総務と副総務の給仕後同じように、神輿舁人に神酒、かわらけ、角切赤飯、御饌米、海老、雑魚、の授与をします。
神酒授与所の後始末
後始末をします。
「出立の儀」の給仕
「神霊遷し」が終了すれば、区長、副区長、責任役員、氏子総代、神社係(組長)の役員は社務所に入り、コップで「出立酒」を祝います。渡番組長は給仕にあたります。
「神輿の積込」
馬場三回返しが終わると渡番町の神輿舁人、組長三人、氏子総代、総宰領、副宰領は神輿の車への積み込みの準備をします。
神輿の副え棒の繋ぎ横棒の紐を解き、取り外す。(紐は結びやすいように解き、副え棒と繋ぎ横棒は外さずその場に下ろす。紐を解くときに縛り方を忘れないようにする事。)
4トン車をバックで「神霊遷し」の場所へいれ、神輿を4トン車に積み込む。(神輿台は使わず、神輿の前後二箇所をロープで縛り、ボディ三方を紅白幕で巻く。)
渡御車輌乗車
御神輿を載せた六号車の助手席に、渡番組長一人乗車します。
例大祭参加者へお礼
御神輿還御ののち石段を降りてくる参加者全員に手土産を配る手配を整えます。
後始末
接待役は例大祭すべて終了後、座布団、湯のみ、等の社務所の後始末をする。
以上
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