- 町衆の服装は各組によって違います。宝組は近年では宵山は普段着で緑の鉢巻姿という服装に変化しています。本祭は着物姿に緑の鉢巻です。半被で揃えている組もあります。
★各家も祭の支度に取り掛かります。昔は祭団子なるものも作ったようですが、近年では料理も特別なものはなくなってきました。私も「祭り団子」は知りません。
- 宵宮祭の昼前になると各家では御神燈を軒先に吊るします。祭の夜は一晩中灯し、後宴祭の朝に片付けます。「御神燈を軒先に出す」というのは、私の家は日吉神社の祭に参加していますよ。という目印です。
- この提灯は「高張型」と呼ばれるもので、正面に「御神燈」側面に日吉神社の紋である「左三つ巴」の紋が描かれて、後面には○○氏とその家の姓が記されています。
- この提灯の光源、今は白熱電球ですが昔は蝋燭でした。その為火の用心の見回りと一晩中明かりを灯すのが慣わしなので、灯が消えているのを宵宮太鼓で各家に知らせる。という意味がありました。
- 青年会の集めに回る御神酒の準備は各戸様々です。
★本祭
- 家の玄関先に幕、玄関の入ったところに暖簾を下げる家も増えてきましたが、提灯と違い各戸必ず準備しなければならない、というものではありません。
- 御神輿を清めて迎える意味合いから玄関先に砂を盛る家もあります。
- 以前御神輿を担いで町内巡行していたころは、その巡行路にあたる家の玄関先に盛り砂や溝の上に板を置いて神輿舁人が怪我をしないようにしました。
- 山組町内の氏子各戸は世話番組長が中心になって祭礼に関する諸費用の勘定を支払い、提灯等を仕舞い終了です。
- 保存会は、曳山の飾りを来年の祭に不具合の出ないよう念入りに検査しながら丁寧に片付けていきます。
以上
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