無我茶会とは、一種の茶会形式の呼び名です。
1990年、台湾のお茶の思想と自然環境の中で生まれた茶会形式です。
1989年、台北に在る陸羽茶芸センターの総支配人をしていた蔡栄章先生が発起人となって、
1990年に無我茶会という形式を定めました。
無我茶会は、国や人種を超えて、「いつでも、どこでも、だれとでも」
お茶を楽しめる茶会です。
初めての人でも自由に参加できます。
必要な茶器など
- ・急 須 (茶杯4杯分程度)
・茶うつし(上記と同じ)
・茶 杯 (4人分)
・茶の葉 (3回分程度)
・お 盆 (茶器を載せるため)
・茶 巾 (茶器を拭くため)
・ポット (容量700cc程度湯温は茶葉により異なる)
・時 計
・座布団 (屋外の会場に座るため)
無我茶会について、順を追って説明します。
- 初めに、席を決めるために籤を引きます。
例えば、3番ならば3と記された場所に座ります。
- 茶器の準備をします。
- 茶器の準備がすめば他の参加者の茶器を見せてもらいます。
お茶を入れます。(一煎目)
あなたの席に着いて、決められた時間になれば、お茶を点てます。
あなたとあなたの左側3人分、都合4人分のお茶を入れます。
あなたの席の左側から立って、3人の席にお茶を持って行きます。
あなたの左側3人にお茶を配ります。
お茶を配るとき、あなたの席の左側から出て左側の3人に配ります。
お茶を頂きます。(一煎目)
香りを楽しみ、お茶を味わって下さい。
あなたの右側3人から異なった味の茶杯が廻ってきます。
この3杯とあなたの1杯と合計4杯のお茶を楽しむのです。
二煎目を人れます。
あなたの左側3人に、茶うつしのお茶を注ぎに行きます。
二前目のお茶を頂きます。
- 三煎目を人れます。
ニ煎目と同じようにして、あなたの左側3人に注ぎに行きます。
三煎目のお茶を頂きます。
- 賞味後の行事として、お茶を飲んだ人が余韻
(空白の美)を楽しむために楽器演奏などがあります。
- 茶器を片づけます。
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