こちらは、個人の楽しみのためだけのサイトです。日記といただき物だけで成り立っています。                                   おとし文

日記ですv    皆様からの頂物展示室vv 


                                                         

いず方へ 啼いて行くらむ時鳥(ほととぎす)      

枕の山の迷い道 聞くたびたびに珍しく

  しくいつも初音の心地して 可愛いかあいの忍び音も尽きぬ名残の有明に

  きつう啼いたか朝烏   
                                 地歌 落とし文


         松島検校の作。ゾウムシ科の小さい虫の名前で、卵を産みつけた葉を噛み切り
            それを綺麗に巻き、筒状にしてぶら下げるが、雨風で地上に落ちる事が多い。
            卵からかえった幼虫はその葉を最初に食べる。
            昔の人はそれがまるで、思い人が拾ってくれる事を願いながら落して行く恋文のように
            見えるところから、時鳥や蛍の落し文等と言ったようだ。

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