2009年
地区民の意思の把握など問題点多い
産業文教委員会では、「コミュニティセンターのあり方についての方針」の懇話会が、現在地元受託している五地区の事務局長・公民館長を含めた中で設置され、これまでに四回の会議や二ヵ所の先進市調査などを行ったと報告がありました。
検討の内容では、総合的まちづくり施設として運営経費はこれまで同様にするなどが挙げられています。またスケジュールとしては、今年度中に「方針」を策定し、二二年度は設置条例の制定など移行環境整備を行い、二三年度からコミセン移行にしたいとしています。
「地域活力向上・自主活動促進」の場の確保・提供を図ることを目的としていますが、公的役割・事業の推進の公平性確保を本庁一本で到達できるのか、また地区民の意思の把握が正確にできるのかなど、検討すべき問題点が含まれています。
地区民の図書の要望 委託料で生かせ
市立図書館分館廃止、地元へ移管
産業文教委員会で今野市議
市内地区公民館のうち、二三館に設置されている市立図書館分室を二二年四月から廃止し(北部・東部・霞城・中央の四分館はそのまま)、地区公民館の運営受託団体に公民館図書室として管理運営してもらうとする条例案が提出されました。平成二二年度から地区二三公民館全ての運営が地区団体へ委託されることや、より地域の実情にあった運営ができるようにとの理由があげられています。
今野誠一市議は「(市民へのサービス低下にならぬよう、これまでどおり本館からの支援は続けるので)廃止というより移管だというが、これまでも狭いスペースに置かれていた書棚が、さらに撤去などとなる恐れがでるのではないか」と質したのに対し、当局から「そうした心配も出てくるので、公民館と社会教育課の間で十分協議しながら確保していくよう進めたい」との答弁がありました。さらに今野市議が「本館への要望で図書を増やせるというが、公民館委託料の中で地区民の要望を生かすことができないのか」質したのに対し、瀧井教育部長は「委託料は一括で行われるが、諸経費の中での使い方はありえる」との答弁がありました。
本館からの支援がこれまでどおり続けられ、また地区民の自主性や要望が生かされることを確認し、条例の一部改正は可決されました。
「後期高齢者医療制度の即刻廃止」
「すべての子どもに新型インフルエンザワクチン接種助成を」
など訴え
12月定例会 今野誠一市議の一般質問
12月2日、今野誠一市議が一般質問を行いました。
政権交代による市政への影響は
今野市議はまず「新政権下での市政に関わる重要な施策に対して、地方からの声を反映させていくという姿にすべきではないか、また新政権の『地域主権・地方分権』への対応、市の第七次総合計画への影響は」と質しました。
これに対し市長は「第七次総合計画については、国の動向を注視しながら迅速に対応したい」と答弁しました。
個別所得保障への対応
農政については、「農政の大転換の中で、個別所得補償制度や、米の生産調整での制度の見直しに伴う山形市の対応は。また『生産農家や地域活性化に結びつく地産地消にする取組み』について、観光や飲食業などの事業への拡大充実を行政支援ですべきと思うがどうか」と質しました。市長は「個別所得保障については、国の動向を見て、支援内容や水準などを考慮しながら市の支援策も継続していく必要があると考える」と答弁しました。
さらに今野市議が「戸別所得補償制度の案では生産費の積算で八割しか参入しないとされている労働費を、全額反映される水準になるよう取り組むべきではないか」と再質問すると、市長は「関係団体に意見を聞き、必要なものは主張する」と答えました。
公契約制度の導入を
次に今野市議が「市が業務委託する企業の労働者の賃金や労働条件について、市の経費削減による人件費へのしわよせを受託業者の賃金抑制に直結させないためにも、公契約制度の導入を市も進めるべきではないか」と質すと、市長は「山形市の実情に合った公契約制度を調査研究する」と答弁しました。
さらに再質問で「公契約制度の調査・検討は『委員会』などの設置を行い、一歩前へ進めるべきではないか」と質すと、市長は「当局に任せてほしい」と答えました。
後期高齢者医療制度を直ちに廃止すべき
次に後期高齢者医療制度について「『廃止先送り』ではなく、『廃止を願った国民の民意』を尊重して『いったん廃止して新制度へ移行すべき』と国へ求めていくべきではないか」と質すと、市長は「全国市長会では、直ちに廃止すると現場に混乱を及ぼすと考える。将来的に全国民対象の医療保険に一本化するよう対策を急ぐべきだと考える」と答弁しました。
新清掃工場 計画の抜本的見直しを
新清掃工場問題については、「建設用地の確保に先が見えない中で、現工場の延命を図りながら予定どおり進めるのでは展望が開けない。市民にとって必要な清掃工場は、受け入れてくれる地元住民の理解が得られやすいなど、計画を現在の社会経済事情・環境行政・廃棄物処理行政に併せたものへ抜本的に見直すべきだと考えるがどうか」と質しました。
これに対して市長は「他地区での建設は考えていない。また処理方式も見直す考えはない」と答えました。
さらに今野市議が「新清掃工場建設計画は国の『広域化・大型化』への流れに沿って作られたものであり、現在の方向性は変化している。地球温暖化防止が重要課題となっている中、何でも高温で焼却するというCO2の排出の大きい現計画から、焼却方式も含め、抜本的に見直すべきではないか」と再度質すと、市長は「不安な点があればいつでも説明したい」と答えました。
すべての子どもに新型インフルエンザワクチン助成を
最後に新型インフルエンザについて「ワクチンの優先接種が始まった中で、患者拡大で大きな影響の出やすい子どもへの接種については、接種率、進行速度などを高め、またその効果をより大きくするためにも市が費用を助成し、市民生活への不安を少なくすべきではないか」と質しました。これに対し市長は「新型インフルエンザは来年度以降も継続する可能性があり、また季節性ワクチンの予防接種との整合性もあり、子ども全員への助成は考えていない」と答えました。
今野市議はさらに「ワクチン接種助成対象である住民税非課税世帯は、昨年の所得によって決められるものであり、今年になって生活が困窮した世帯は置き去りにされている」と指摘し、子ども間に垣根を作るのはおかしい、少しでも早い接種に取り組める環境作りが大切ではないか、と訴えました。
展望の見えない現建設計画
新清掃工場建設について報告
11月24日、広域環境事務組合全員協議会が開かれ、新清掃工場建設に係るこれまでの経過と今後の進め方についての報告がありました。建設反対の地権者の持分をめぐっての裁判の遅れや、公図上、予定地内に土地が存在するとした反対用地関係者が境界立合に応じていないことから一年延期されていた入札の実行が不可能となったことによるものです。
報告では、現計画での建設が困難であると判断しながらも、現行の建設計画は予定通り進めるとしており、展望が見えないまま、山形市の既存の清掃工場を建設の遅れに伴った補修・修繕することで対応し、延命を図るとしています。
出席した今野誠一市議は「困難としながら予定通り進めるとした意味がよくわからない。補修・修繕の財源を国の循環型社会形成推進交付金対象事業とする見込みの確実性は。またその具体的計画はどの程度の年度を検討しているのか」と質しました。阿部事務局長からは「当初の方針を貫いていきたいということであり、国からは既存施設対象の改良事業として可能になると担当部署から確認している。具体的な計画はこれから検討していきたい」との答弁がありました。
さらに今野市議が「管理者は住民の理解と協力を得たいということについて、八月に地権者との話し合いに臨んだ時点と、進行してきている現在で、厳しさへの認識は変わっているのか」と質したのに対し、市川管理者は「当初から厳しいと認識していたし、現在も変わりはない」と答えました。
認識は変わらなくても、状況は厳しくなっているのが現実であり、展望のないまま延期するだけでなく、住民合意が得られる建設計画へと抜本的見直しをすることが求められていると考えます。
「山形らしさ」を追求
産業文教委員会 現地視察で研修
10月5日の産業文教委員会は、四月に稼動した学校給食センターと、十一月下旬開店予定の(仮称)「山形まるごと館」の改修工事の進捗状況について現地視察が行われ、今野誠一市議が参加しました。
学校給食センターでは、スタート当初指摘された新しい調理器具や、調理方法での食感や味付けの変化の不評も改善されてきており、豊富になった内容は歓迎され喜ばれているとの説明がありました。この日は市内農家に委託したじゃがいも(大郷)、玉ねぎ(村木沢)にんじん(滝山)を使ったポークカレーが献立となっており、試食することができました。今後は食育にも気を配りながら、アレルギー対応食や米粉パンの組み入れに取り組むとのことです。
「山形まるごと館」は、一体的運営の事業者選定が難航したため当初の開店予定が遅れましたが、郷土料理・物販・カフェ・産直のそれぞれの部門の事業者を選定するという形で決着し、改修工事に入ることになりました。市街地観光の拠点として、十日町国道一一二号線に面した旧豪商の蔵を活用したこの施設は、山形市中心市街地活性化基本計画の戦略の一つとして、商店街とどのように融合し、全体の賑わいを呼び起こすことができるか、またアンテナショップ機能として県内外への発信をどうしていくか、今後の運営には課題も山積みとなっています。
第29時地方制度調査会答申懇談会に
今野市議が参加
地方制度調査会委員で山大教授の金子優子氏を迎えて、10月6日、山形市議との懇話会が行われ、今野誠一市議と佐藤あき子市議が参加しました。
金子氏から、答申の内容について報告があり、その後、@監査委員の選任方法について、A議決事件の追加(法定受託事務に地方で追加する権限が必要かどうか)について、B議会の調査権について、C議会の招集と開会について、D立候補を容易にする環境整備について、E議員の位置づけやその職責・職務の法制化について、意見交換を行いました。
これらの内容は、地方議会と議員がどうあるべきかを問うものです。議員と議会の権限を拡大すると同時に、議員の調査能力や自らの活動について市民に発信する力も問われる時代になっています。党市議団も自らの活動の質を高める努力をいっそう強めなければと感じます。ぜひみなさんのご意見もお寄せください。
9月議会閉会
全議案、原案通り可決
日米FTA反対を求める意見書を採択
九月定例会は9月25日に本会議を開き、各委員会の審査結果を委員長が報告した後、〇八年度一般及び特別会計・水道事業会計・病院事業会計の決算認定三件と、〇九年度補正予算五件、条例の一部改正など八件、計十六議案を全会一致で原案どおり可決して閉会しました。
また請願四件については、委員会決定どおり承認となり、採択となった「日米FTAへの反対と農業経営の危機打開を求めることについて」の「意見書提出について」は、議員提出議案として上提され、質疑・反対討論があり、採決の結果、共産党市議団、新翔会、緑政公明クラブの一部の賛成多数で採択されました。
初日本会議で東小学校改築の工事請負締結についてなど、四件がすでに可決されたことによって、九月二四日に「安全祈願祭」が行なわれ、平成二三年一月からの授業開始に向けて工事がスタートしました。産業文教委員会では今野誠一市議が「地理的に難儀な工事になると思われるが、周辺住民への情報提供と生活への迷惑がわからないよう十分配慮して進めるよう」要望し、当局も約束しました。
今定例会では、国の二次補正を受けての経済対策や、保育園の増設が前倒しになるなど来年度に向けての新たな取り組みが前向きな方向で示されるなど、積極的な面に出てくる一方、政権交代による大幅な制度改正や、新政策の方向性について期待や不安が交差する中で審査が進められるという、これまでにない面が現れた議会でもありました。こうした国政の「過渡期」の中では「建設的野党」として、市議団としては「事に通じる努力」をしながら市民とともに運動と協力で市政を前に動かすために頑張る決意です。
「日米FTAへの反対」は採択 請願審査結果
請願四件(全て産業文教委員会)の審査で、継続中の「国に対し教育予算の拡充を求めることについて(県教職員組合)」と、「私学助成予算の充実を求めることについて(私学助成をすすめる会)」は継続審査とし、「価格を維持するため、備蓄目標に達しない分の早期買い入れを求めることについて(山形地方農民連)」は不採択、「日米FTAへの反対と農業経営の危機打開を求めることについて(山形地方農民連)」は採択となりました。
政権交代による政治的過渡期の中で、施策の動向や具体的対応を見守るべきなどの発言がある中、今野誠一市議は「教育予算の拡充については、この何年か引き続いての国民の願いであり、また私学助成は県に対しての要請であり、採択すべきである。備蓄目標は適正数量を百万トンとした国の方針が変更されない限り実行されるべきであり、日米FTAは二国間での最大の焦点が、農産品、特に米の関税ゼロ化となっており、締結されればこれまでにない壊滅的な打撃となる」として、いずれも採択すべきとの態度を示しました。
なお農業関係は採決の結果、備蓄米は継続二、採択二、不採択四、日米FTAは継続二、採択五、不採択一となりました。
雇用創出に努力を 予算分科会で今野市議
国の補正予算による緊急雇用創出事業で、山形市はその基金の三億円の枠から、今回十六事業で五八名分の賃金や委託料六千百万円が予算化されました。これまでに一八八名が雇用機会を得ていますが、この事業では雇用期間が六ヶ月未満に限られるなど、本当に緊急・一時的なものとなっています。今野誠一市議は「今の就職事情の中では、六ヶ月以降の手当てが困難な状態ではないのか。継続とか、新たな多くの仕事を創り出すことへの対応はどうなっているのか」と質しました。
武田商工課長が「建設や土木関係の職種が非該当であるなど、要件が厳しく、なかなか新たな仕事を創り出すのが難しく、苦労している」と答弁したのに対して、さらに今野市議が「全庁あげて、知恵を出し合って努力すべきではないか」と質すと、「今後もそのつもりで取り組んでいきたい」との答弁がありました。
宿日直の委託 災害時の対応は万全か
決算委員会で今野市議
水道事業会計の営業費用が減少した中に水道部の宿日直を外部に委託したことによる人件費の節約も含まれるとの説明に対して、今野誠一市議が「人件費節約の外にもメリットがあったのか。利用者へのサービスに支障が生じたことはなかったのか」と質問したのに対し、山本水道部長は「時間外の修理などは、技術を持った職員が減少している中で、連絡を受けた当直者が山形市管工事共同組合へ連絡して迅速な修理を業者が行なえる体制となり、好評で苦情はなかった」と答えました。
今野市議は自分の体験から「個々の家庭へのマニュアルはうまくいっているかもしれないが、河川敷や公園内等の公共施設、道路などでの事故では、当直者が場所の確認や対応の判断など不明解で話が通らなかった経験がある。災害時などでは迅速、的確な行動を取れる体制が取れないのではないか」と質したのに対しては「そういうことがあったとすれば、当時の状況を調べて検討し、研修などを通して委託先を指導し、体制を強化していきたい」との答弁がありました。
9月定例会開会日
新型インフルエンザ 今後の対応について
今野市議が質疑
九月議会初日の9月3日、決算認定の市長提案に対する質疑で今野誠一市議は、八月以降新たな段階に入っている新型インフルエンザの流行について、市民が不安を感じており、敏速な対応・備えが合わせて重要だと述べ、秋冬の大流行期を迎える中で、本格的な取り組みを加速させる必要があるのではないかとの立場で、次の点について質問しました。
一、市内の感染と対応の現状
二、市の関連するイベントなどでの対応
三、早期対応を妨げる受診抑制の原因となる保険証のない資格証明書や、生活困窮者などへの医療機関窓口対応
四、ワクチンの確保や接種費用の負担軽減への国への要請
五、民間の福祉施設などへの感染拡大を防止する薬品・備品などへの支援
六、さらなる情報提供や広報の充実と徹底
これに対し市長は「資格証明書の人にも一時的に短期保険証を発行することにしている。保育園など民間への補助もしているが、今後どのような支援が必要になるのか調べて検討したい。ワクチンの確保については国の動向を見ながら要請すべきときは議会を見て行なっていく。今後も情報を広報する様々な手段を取っていく」と答弁しました。
今は強毒性ではない一般的な季節性インフルエンザの対応となっていますが、流行の拡大、過程の中で、新たな状況が生ずることも懸念されており、過剰な反応を抑制するとともに、うらはらに市民がしっかり対応し、備えができるようにしなければならないと考えます。
清掃工場建設予定地の現状について
7月28日、広域環境事務組合の定例会が開かれ、08年度の歳入歳出決算が認定された後、全員協議会が行なわれました。党市議団からは、今野誠一市議が組合協議会議員として出席しました。
決算では、予算現額に対して資源物売却収入源などで約500万円の歳入減となったものの、約3321万円を翌年度へ繰り越すことになった原案が認定されました。
全員協議会では、清掃工場建設予定地(柏木地区)における土地の法的問題について報告があり、2件について現状が説明されました。
1件目は、公募に応じた地権者Aの土地について、登記簿上の持分所有者BがAに売っていないとしたのに対して、Aが「持分全部移転登記手続き」を求めて山形地方裁判所に提訴している経過と見通しについて、2件目は、公図上で建設予定地内にあると思われる土地について、建設反対派の1人が持分所有していると主張し、売却の意思がない旨文書が出されていることと、反対派の1人に譲渡された土地について、その調査と、弁護士に法的見解を求めた結果についてです。
1件目については、裁判が当初見込みより判決が遅れている上、結果によっては上告も考えられ、さらに期間を要する見通しになったことです。また2件目は、公図上、反対派の所有と主張された土地について、土地家屋調査士の調査を踏まえた弁護士の法的見解は「公図上に位置が表記されており、存在する可能性を否定できない」ということです。
この内容を受けて組合側は、全地権者に対して、これまで中断していた用地買収説明会の開催などで事業推進の思いを伝え、協力をお願いし、理解を求めて行くとしています。
党市議団としては、工場の早期稼動のためにも「地元住民の合意」を前提とした建設協議会の立ち上げの可能性の有無や、土地の買収問題、また入札延期への対応など早急な対策と判断を求めると同時に、市民にも十分な情報を提供するよう要望して行きます。
山形市選出県議会議員との懇談会に出席
7月17日、平成二十二年度山形市重要要望事業に係る懇談会が開かれ、県議九名と市議六名が出席しました。党市議団からは今野誠一市議が「農林水産委員会」関係を担当し、要望内容を説明しました。
総数五一項目を県の常任委員会ごとに振り分け、説明し、各委員会所属の県議が対応して話し合うという形式ですが、今年は県の六月定例会終了後であったことや、県議が委員会にこだわらずに対応し、なおかつ全員で要望項目を検討すべきではないかとの反省意見が県議側から出され、来年度に反映させていく方向が示されました。
恒例の催しですが、山形市の現状を十分把握してもらい、県・国の施策へ反映させて頂くためにも、前向きで実効ある懇談会にすべきと考えます。
善通寺市の幼少教育のあり方
産業文教委員会視察
7月6日から8日、産業文教委員会の行政視察で今野誠一市議は、香川県の善通寺市で特色ある学校づくり、丸亀市で歴史的景観保存、高知県高知市で農業体験学習推進事業を視察してきました。
善通寺市の「パワーアップ事業」は、平成十八年度より行なわれている事業で、各学校が校長の裁量で、学力アップや教諭の資質向上のための事業など、学校・地域の特色を生かした独自の取組みを行い、レベルアップを図ることを目的としたものです。小学校一校につき百万円、中学校へは二百万円の予算が設けられていましたが、今年度からはさらに十%の増額となっています。人件費(プロ講師謝礼を除く)以外は、校長の経営管理のもと、目的にさえ沿えば特に課題は設けられていないとのことです。
市内小学校八校、中学校二校の過去三ヵ年の実施状況では、ドリルの購入や芸術鑑賞、体験学習など、基礎学力の向上、感性の発達をはぐくむ事業に力を注がれているのが目立ちます。その効果はデータ上でも現れつつあるとのことでした。
また善通寺市は全国子育てを考える首長の会にも加入し、幼小一元化を目指していて、小学校に隣接された八つの市立幼稚園のうち三園は小学校の校長が園長を兼務しているとのことです。市内の三歳から五歳の幼児の六五%(三歳児)〜七九%(五歳児)が在園しており、幼稚園授業料の無料化を第一子からに拡大し、平成十九年に四五〇〇万円あった授業料収入が二十一年度予算では〇円になっています。
さらに、幼稚園授業後はスタディアフタースクールと称した学童保育(小学三年までも含む)を民間に委託し、それぞれの幼稚園で(二園は小学校で)実施しています。もちろん市立保育園(四園)もありますが、幼小一元化への力の入れ方が伺えます。
教育委員会の改革(しつけ課の配置など)とも併せ、委員長の常勤化、委員会の議員傍聴なども認め、評価システムのあり方へ広く意見を求めている様子がわかりました。
人口三万五千人の市ですが、将来市を背負っていく子供達への力の入れ方の一つとして参考になりました。
議員在職10年の表彰を受けました

農業の負担軽減に支援を
6月19日の産業文教委員会で今野誠一市議は、集落営農育成・確保での、コンバイン等機械施設整備への緊急支援と、カントリーエレベーター(大型乾燥調整施設)への特別支援が国からの交付補助金として予算化されたことについて、「助成金は農業者にとって大いに役立つが、団体・組織の自己負担分も決して軽いものではない。何よりも米や転作作物の価格が補償されなければ、経営が成り立たなくなる。農業が転作用の大型機械導入を新たに考えて行くことが必要ではないか」と農家負担の軽減について質しました。
中川農政課長からは「稼動計画や営農計画をJAと検討しながら導入を決定している。従来からの農機具や施設の利用体系も今後JAと検討しながら効果的に運営できるようにしていきたい。転作用の機械導入については、営農組織が互いに融通しあって効率的な稼動ができるよ計画していただきたい。そば、麦、大豆などには市独自の助成もしており、負担の軽減と経営改善を図っていきたい」との答弁がありました。
6月議会開会日
市長提案に質疑 平和都市宣言事業後退させるな
今野誠一市議は、@農林補正予算について、A市民会館の管理を指定管理者に行なわせることについて質疑を行ないました。
まず@では、米の価格が暴落している現状では、農家は米を作れないと指摘し、農家に対しての価格保障、所得保障ができないか質しました。これに対し市長は、一自治体だけの問題ではないとし、市長会などで今後も要望を行なって行くと回答しました。
今野市議はさらに、関西あたりの自治体では生産を保障するような制度が取られている、山形市でも考慮してほしいと述べました。
またAについては、平和都市宣言事業が市民会館の事業として行なわれていることから、市民会館が指定管理者に委託された後は、本庁の部局で予算化すべきではないかと質しました。
市長は、平和都市宣言事業は市も主催者であり、委託後も予算を減少させることがないようにチェックする、と回答しました。
公正な議会運営を 議長副議長に申し入れ
5月22日、党市議団は斎藤淳一議長、長瀬洋男副議長に対し、「議会制民主主義の立場に立ち、公正な議会運営を図ること」、「市民に開かれた議会を目指し、公費による宴会は自粛すること」他五項目について申し入れを行ないました。


産業文教委員会
国の緊急経済対策予算で中心市街地活性化を
5月22日、各常任委員会が開かれ、産業文教委員会では報告事項の一つとして「山形まるごと館」(仮称)の事業概要について説明がありました。
この事業は中心市街地活性化を図るために、市街地観光の拠点として十日町二丁目の国道一一二号に面した長谷川家(旧紅花商人)の旧家屋と土蔵五棟を市が借り受け、開発公社に委託し、「新名所づくり」を行なうものです。
郷土料理・物販・カフェ・観光情報・イベント・産直などの部門で、それらのサービスを提供する出店業者から、市が選定(公募)する運営事業者が賃借料を徴収する形で契約し、十月上旬の開店を目指します。
今野誠一市議は「十月開店に向け、市民・観光客に今のうちから宣伝を始めるべきではないか。またこの事業に、国の緊急経済対策予算のうち市町村に直接配分される臨時交付金をもっと活用することはできないのか」と質したのに対し、山形まるごと推進課の遠藤課長は「宣伝については計画している。交付金の活用も検討しているが、七月に出店業者が決定してからなので六月補正での予算化はできない」と答弁がありました。
党市議団では、郊外への大型店出店へ歯止めがかからず、中心市街地商店街への人通りや売上げの減少が続く中、再開発整備に頼らず、歴史ある遺産や名所の改修・活用を図ること、それによって市民の力を引き出すことに予算を使い、地域の活性化や経済回復につなげることが必要だと考えます。
今野誠一市議の新しい委員会所属などが決まりました
○産業文教常任委員会
○議会運営委員会
○議会報委員会(委員長)
○山形広域環境事務組合議会議員
ごみ減量化は市民との共同の力で
有料化の過大評価は危険
今野市議 3月定例会最終日本会議で討論
3月24日の本会議で、今野誠一市議は党市議団を代表して、家庭系ゴミ袋有料化への「条例一部改正」議案に反対の、また請願のうちゴミ有料化の計画中止・反対を求める内容三件と物価高に見合う公的年金の引き上げを求めること一件、消費税の増税に反対することについて一件の計五件については採択すべきとの賛成討論を行ないました。
はじめに新年度予算全般については、市民の要望が反映できるように組織改正を行い、子育て支援、産業活性化、安心・安全のまちづくりなどに重点的に措置し、緊急的な事案へも積極的に対応するなど、十分とはいかないまでも、市民の切実な願いに誠実に応えているものとして賛成することを述べました。
次に、憲法改悪への道を開く国民投票法案関係や企業会計への消費税の転嫁、老人福祉の精神と乖離する後期高齢者医療制度関連など納得できない点については、さらに今後の検討を求めました。
ゴミ有料化については、大量廃棄型社会を前提にした排出抑制策や個別リサイクル法、焼却主義依存では、将来の環境問題解決への展望が見えず、また市民の負担増が続く中、さらなる受益者負担での減量化への関連性・実効性の過大評価は危険であると指摘しました。
そして、これまでの市民の努力で実績が上がってきている減量化をさらに加速化する手段としてゴミを有料化することは、減りつつある不法投棄を誘発し、また、そのために不法投棄防止条例を作って市民の意識を促すというやり方は逆方向であるとしました。
廃棄物処理対策は永久的な課題であり、常に行政と市民が信頼のもとに共同で解決する場を作り続けることが重要であり、そうした点でも今回は市民の理解が得られていないとして反対すると述べました。
請願については、ごみ有料化反対についての三件は、それぞれの団体が署名行動も合わせて議会に対して願いを託したもので、その内容は妥当であり採択すべきであるとしました。
公的年金の物価高に見合う引き上げを求める請願については、戦争で苦労した世代が、年金で子供を養育しなければならないような社会状況や、生活必需品の高騰が続く経済状況の中で、将来への年金のルール作りへの道を大きく開く物価スライドによる引き上げを求める願意は妥当であるとしました。
消費税増税に反対する請願については、逆進性があり、低所得者に重い負担を強いる消費税は、福祉国家に導くどころか、「貧困状態にある人の貧困を固定化し、それを食い物にする国家的な貧困ビジネス」だとする人もあり、三年後の税率引き上げも表明されている中、採択すべきものだとしました。
最後に今野市議は、構造改革路線の見直しが始まっている中、改悪・後退した法律や制度とともに壊されてきた行政の精神を引きずることなく、自治体の役割を鮮明に打ち出し、市民の信頼を得ることが何よりも今重要なことだとし、市民の暮らしを守る市政のさらなる充実に向け、取り組むよう要望し、討論を終えました。
子どもの放課後対策 しっかり検討を
産業文教委員会(3月17日)
19年にモデル事業として導入した放課後子ども教室について、今野誠一市議は「学童クラブと一体化の方向で国は進めようとしたが、今年度の厚労省の予算などを見ると、待機児童も出ている学童クラブの拡充を図り、それぞれ必要に応じた施策として放課後子どもプランを推進しようとしている。今後の山形市の取組みについてはどう考えているのか」と質問したのに対し、社会教育課長は「モデル事業は来年度で終わるが、国の方向もスタート時とは変化していると捉えている。関係部署とも検討していきたい」と答弁しました。
さらに今野市議が「大曽根小は拡大の方向であるとすれば、利用者のその後をどうするのか。放課後の子供対策をしっかり検討しておくべきではないか」と質したのに対しては、「児童約八十名中三十名くらいが利用しており、学童クラブが必要と思われるのは八名くらいで、支えている地元のPTAの方々とも相談していきたい」との答弁がありました。
農業の「危機打開」を求めて
産業文教委員会で今野議員が質問
水田農業構造改革対策事業について、山形県として生産調整目標数量を他県から引き受ける(
931t)ことに対する山形市の対応について、農政課長は「生産調整の目標を達成できない自治体が希望しており、山形市は目標達成できる見通しなので手を挙げない」と説明しました。これに対し、今野誠一市議は「調整水田で目標を達成している山形市は、国が調整水田への補助をやめたのに補助を続けている。可能な限り復田して米を作付けし、生産を拡大していくべきだ」と検討を求めました。
米粉利用拡大基盤整備事業は、山形農協が高性能の製粉機を導入するのに補助するものですが、今野市議が「水田の有効活用に大きく踏み出すものだが、需要を拡大しなければ効果は出ない。実需要を増すために需要拡大協議会のようなものを立ち上げて広い分野から真剣な議論をしてもらう必要があるのではないか」と質したのに対し、当局から「組織を立ち上げるかどうかも含めて、需要拡大の検討に取り組んでいきたい」との答弁がありました。
また、国の経営所得安定対策(旧品目横断対策)へは水田の約三割の面積分が加入しているが、今年度は米価が若干上がったので発動されないのではと市が説明したことに対して、今野市議が「年々米価が引き下がる中で、基準価格も下がっているから、農家にとって安心できる制度となっていない。米作りは深刻な経営になっている。市はこの施策の現状に何らかの対応をすべきではないか」と質すと、「実態は認識している。生産費を基本にした安定対策にするよう重要事業要望項目として国へ要望している」との答弁がありました。
3月定例市議会開会日 今野市議が質疑
ごみ有料化、市長の説明会出席に違和感
三月定例市議会開会日の2月26日、高橋か一郎市議とともに今野誠一市議が市長からの新年度予算の提案に対し、質疑を行ないました。
今野誠一市議は、まず国が構造改革の見直しを考えていることに関し、市長に今後の対応を求めました。これに対し市長は「自治体は自治体であり、市民の立場で申すべきことは国に申していきたい」と答えました。
続けて今野市議が「構造改革の見直しは大企業支援の施策の見直しである。ごみ有料化は、国の循環型社会形成基本計画の一環であり、大企業の大量生産の後始末を消費者にさせるものである。市長は国・県からの押し付けではないと言っているが、そうではないのか。
また説明会について、決定事項でないことにトップが出て行くということに違和感を覚える。市長の感想としては、市民はおおむね賛成だということだが、どこからそのような感想が出たのか」と質すと、市長は「国の指導ではない。市では以前から検討を行なっており、山形市としてぜひ必要だと判断した。説明会は、市長自身がぜひ実現させたいので、自ら説明したく、出席した。意見は色々受けており、真しに対応させていただいた。市民にご理解をいただいたと考えている」と答えました。
また、今野市議が六十億円の補正予算について、急速な情勢悪化に対してこれを活かすための適切な財政措置も必要ではないかとしたのに対し、市長は「財源に余裕はない。必要な予算執行について行なっていきたい」と答えました。
農林予算の充実を
転作、農産物価格はかつてなく厳しい
産業文教委員会は1月15日、農業委員会(運営委員)との懇談会を行い、「山形市の農業施策に関する要望」について意見を交換しました。農業委員会が昨年夏に市内各地で開催した農政懇談会で出された意見・要望をもとにしたものです。
今野誠一市議は「農業経営安定化のための措置に関すること」の中で、転作作物(そば・麦・大豆など)に対する助成措置の水準維持・継続実施とともに要望された飼料用稲の作付けへの支援について、「水田機能の保持という面からは望ましいもののホールクロップサイレージ(※)利用による畜産農家への寄与という事では、蓄種や利用法が限られ、機械化も必要になるのではないか。むしろ飼料用米としての利用や、食用米粉向けの新規需要米〞としての活用を見出した方が生産しやすいのではないか。ただ最終利用者との直接契約が必要なため、需要の開拓が不可欠で、穀物飼料としての開発、米粉パンの普及などと併せ、対策・支援が重要だと思う。また、山形の特産として売り出している果物で、昨年の秋のラ・フランス、ふじリンゴの価格暴落は大きな痛手であった。今後品質や生産量の後退に結びつく恐れがあり、何らかの対策が必要だと思う」と意見を述べました。
農業委員会からは、畜産農家の現状や、果物の価格、米の生産費の実態が報告されました。
※米の実った稲を、繊維の多い茎葉部分と栄養価の高い子実部分を一緒に収穫し、乳酸発酵(サイレージ化)させること。飼料として利用できる。
2008年
コミニュティセンター化で
地域の活力を生み出す?
地区公民館をコミュニティセンターとして設置する案の条例化を目指している事が12月議会の産業文教委員会で報告されました。
市では、従来からの社会教育法に基づく各種の規制に縛られない、総合的な地域づくりの拠点施設への移行を進めるとしています。
現在すでに受託団体による運営実績のある五館(鈴川・滝山・大郷・南山形・南沼原)を対象にモデル地区を募り、二一年四月より設置条例などを規定・整備の上試行を開始し、全地区委託完了後(平成二三年以降)正式移行を目指します。
今野市議の質問に対し、市からは「モデル地区は何館でも可能であり、予算は委託費を教育委員会から市長部局へ組み替えるだけ」との答弁があり、社会教育が教育委員会から切り離されると同時に、受益者負担(有料化)への方向が示されたものと受け止めざるを得ません。
恒常的な暮らし対策を
十二月定例会開会日の11月27日、市長提案説明に対し、今野誠一市議は、今年度の普通地方交付税額が決定し、増額補正措置がとられていることについて、「当初予算より大幅な増額となったが、その理由についてどう見ているのか」と質問しました。
これに対し市長は「八・五億円余りの増となったが、今年度は地域再生対策費として四・二億円が見込まれたことや、人口規模によっての傾斜配分などでこのようになったのではないか」と答弁しました。
さらに今野市議が「地域再生対策費は当初予算に織り込み済みであり、それを含めた対前年比は、県内市の平均の伸びが約五・九%なのに対し、山形市は十一・一%と約二倍になっている。財政部長は常に金がないと言っているが、交付税の見積もり方によっては、緊急対策だけでなく、恒常的な支援対策で市民の暮らしを回復することができるのではないか」と質したのに対して、市長は「国の動向も見ながら、情報を注視してより正確に把握していきたい」と答えました。
新清掃工場建設の現状、住民とよく話し合って対応を 広域環境事務組合議会に出席
広域環境事務組合議会の全員協議会が開かれ、新清掃工場の建設、運営事業の進ちょく状況についてや、建設予定地の再考を求める高畠町住民団体の県議会への請願について等の報告が行われました。
現在、平成二十五年四月の稼働を目標にして、環境影響評価書の作成(二一年三月末)のための準備書の縦覧が終わり、その説明会への参加者は上山市七五名、高畠町一四〇名となりました。また、それに対しての意見書は五個人(上山三、高畠二)五団体(上山一、高畠四)から提出されました。今後は事業所見解・山形県の審査を経て知事の意見が出され、環境影響評価書が完成し、広告・縦覧(四月)が行われ、その後、工事着工への必要な届け出が開始される事になります。
一方、八月に行われた入札の公告に対しては、四グループの応募申請があり、いずれも資格審査の結果、適格と確認され、公表されたとしてています。
なお、適格とされた三菱重工・荏原製作所・神鋼環境・日立造船のグループですが、このうち三社は談合疑惑で平成十一年九月より二ヶ月間指名停止を受けた企業です。
今後は十二月に入札が行われ、本年三月に民間事業者が決定するスケジュールとなっています。
こうした中で、県議会に出されている高畠町の建設費再考を求める団体連絡会からは、建設予定地の半径五qの圏内から高畠町行政区域を外すことの一件と、交付金等の申請がされた場合、高畠町との建設について合意が形成されるまで受付は保留することの一件が請願書として出され、いづれも継続審査になったとの報告がありました。また、上山市原口地区会と上山市果樹組合本庄支部から、柏木地区への工場建設を再考することの要請書が二市の首長と議員に出されていることも報告されました。
協議会では、建設予定地決定後の住民の不安への対応のあり方等に対して多くの質疑が出されました。今野市議は「これまでの対応での問題点も省みながら、請願や要請に込められている住民の不安をよく聞き取り、理解を以て話し合うという姿勢で対応していくべきだ」と要請をしました。
就学援助申請手続きに配慮を
就学援助で要保護・準要保護への十九年度の援助額が前年度より減少していることについて、産業文教委員会で今野誠一市議は「雇用など社会環境が回復していない中で中途からの受付などで減ったというのは、周知や申請に問題があるのでは」と質し、白鳥学校教育課長は「援助を受けている児童・生徒の割合は十七年度四・九四%、一九年度は五・三七%と増加しており、全体数が減少している中で総額は横ばいとなっている」と答えました。
今野市議はさらに「申請手続きなどで制約を受けたり、機会を逃したりしないような配慮が大切ではないか」と質し、課長は「入学説明会や校長、民生委員による情報交換などの連携で適切に対応している」と答えました。