読者のぶりぶり通信〔MAIL&FORMDECORD篇〕【No.010】

◆ ツボみました - うまり BACK

1997/11/05/22:48
むむむ。「先生」って大変なお仕事なんですねえぇ? 教育界の舞台裏を覗いたような気がしました。
そういえば私の通っていた高校では教科書など単なる目次程度の扱いでしたねぇ、、、「今やってるコレは、世の中では一般にココいらへんのやつです」なんていう感じでしょうか。ドライでしたねえぇ。

授業がつまんなきゃ遊びに行ったりカードゲーム始めたり、したたかな子は単位稼ぎにその場にいて、耳を劈く大騒音の中で他の教科を独学したり、好きな本を読んでたり、でした。
90分授業でしたから先生も大変。そのかわり「面白い」と思ったらその先生を教室から帰さなかったし、放課後は奇妙な質問持参で教員室に延々とコモったりするのです。
そして、単位とは関係のない「休日特製番外補習授業」にまで参加するんですよねぇ(深いですねええ。)

そして、イジメねえ。あのー、自然界見ると分かるけど病気のやつとか、勝てないやつって群れの同胞に殺されるんですよね。「定型サイズ」以外は死ねって世界ですね。
そうじゃないと次の世代にまで病気や奇形、異常が受け継がれていくから、ある一定の同種の保存の障害になるんですよね。つまり「必要だから、殺す」わけですね。

あれって、ラーメン屋のメニューみたいなもんですからね。職人の世界ですね。
「若いやつ(新種、異種)は死ね」って言ってるようなものだと、知人の職人の息子が言っていた。
人間の場合も理由は同じようなものですよね。だけど、人間は今のところ、定型じゃなきゃ生きられないとかいう訳でもないし、おんなじのばっかりじゃ飽きちゃうでしょ。脳みそが発達してるからねえ、自分と他人の違いの細部までわかっちゃうでしょ。
楽しく生きたかったら自分との違いを面白がればいいんですよねー。それって人間にしかできませんからねえ。ワンコやピーちゃんに分かってたまるかってことですよねぇ。違いを愉しむのが嫌なら世界のどこかの国で戦争やってるからそこに行ってナカマに入れてもらえばいいのにねえ。

ふ、ふ、ふ。人間って、平和になると戦争したくなるんですねえ?
冬になると夏が恋しくなるのと同じですねえ? はははははは ?
冬はいいぞお。コタツで来年の運勢占うの楽しいぞお。
というわけで長々と書いてしまいました。このへんで閉店しますぅ?
では。



★ たまぶり ★

なんだか、今日のうまりさん、こわいですぅ(うつっちまいました)。
うまりさんは、(全私研などでお会いして、私の知っている範囲で言えば)自由の森とか和光みたいな学校で過ごされたようですね。私はガチガチの地方進学校で、しかも落ちこぼれてましたから、自由な高校生活を送れた人がうらやましいです。

今回の<うまり説>に述べられているように、「ワンコやピーちゃんに分か」らぬ、「違いを愉しむ」ことこそが「人間」の持っている可能性なのだろうと思います。

でも、最近、金子みすゞの詩(例えば「みんな違って、みんないい」という一節を持つヤツ)が注目されている(教材としても取り上げられるようになってきました)ってのは、裏を返せば、現代社会がそうなっていないということを端的に表しているわけです。大人から子供に至るまで、いじめ(あるいは様々な疎外)の現状を見るにつけ、「人間界も○肉○食なんや〜」と、ふと思ったりします。

「生徒たちの多様な個性を認めよう」なんて言っている教育現場でだって、結局のところ、「指導にのらない」(現場用語)子供は、受け入れてもらえないんですから。

なんやかんや言うても、教師なんてのは実務的には無能(失礼?)でも「学校的いい子」だった人が圧倒的に多いし、「学校的わるい子」の感覚ってのは、わからないのだと思います。
ちなみに、教科書と違う教材をやろうとする教科チーフも眉をひそめられ、陰口の対象となります。やはり「金太郎アメ」みたいな指導書の付いている教科書が一番なのでしょう。



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