読者のぶりぶり通信〔MAIL&FORMDECORD篇〕【No.019】

◆ はじめましてこんにちは - A・塩崎 & Y・千葉 BACK

1997/11/20/22:15
はじめましてこんにちは。私は埼玉県で高校国語の教員をしているものです。
「何かいい実践報告はないものかしら」と探しているうちに、この「たまぶり」に出会うこととなりました。
いろいろとおもしろい実践をなさっているみたいですね。たくさん見させていただきました。

そのなかで私が一番興味を持ったのは「山田詠美」です。
山田詠美を私も一度扱ったことがあるからなんですが・・・。
私が扱った教材は「ひよこの眼」「晩年の子供」「風葬の教室」。
やってみて悪くはなかったんですが、生徒の評判はいまいちでした。
山田詠美が好きな子は好きみたいなんですけどね。
あの、山田詠美特有のちょっとこまっしゃくれた女の子の感じが
どうやら好きになれない子が多いようでした。

というわけで授業はそうそうに撤退することになりました。なんだか悔しかったんですけどね。
またいろいろと参考にさせてください。長くなりそうなのでここでやめにしておきます。
これからもがんばってください!



★ たまぶり ★

塩崎さん&千葉さん、メール有り難うございました。
早くに拝見していましたが、しばし別の要件に時間をとられて返信遅くなりました。
山田詠美の授業に興味をお持ちの由、「ひよこの眼」は三省堂や角川書店などの
現行教科書にも載っているのでしたよね。

山田詠美作品の主人公に対して生徒たちが抱くある種の違和感については、私も実感しています。
私が一番はじめに取り組んだ詠美作品は「風葬の教室」でした。
私の勤務校は私立の男子高校だったのですが、主人公本宮杏に対する生徒たちの反撥は、
それなりにありましたから。ただ、面白かったのは、生徒たちの反応の変化ですねえ。

当初は反撥してますから、杏がいじめられ始めると「ざま〜みろ」という反応に変わるのですが、
いじめがエスカレートするにつれて杏に同情的になっていき、最終的には、主人公の同調者に
なっていきます。要するに、作品に引き込まれるということなのでしょうが。

ちょうど「たまぶりライダー」氏の掲示板への書き込みが同じ日にあり、少しずつでも国語教師の
方たちとお話の出来る状況になってきたことを嬉しく思っています。
長いメールあるいは掲示板への書き込み大歓迎ですので、是非またお越し下さい。



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