読者のぶりぶり通信〔MAIL&FORMDECORD篇〕【No.104】

◆ 心の皮むきが欲しい。 - もも BACK

2000/01/07/16:14
いや、もう「もも」でいいかな、と(^^)。
授業実践を見て、私の高校時代に「賢者の皮むき」で授業があったらよかっただろうなと思いました。
自意識という外皮を脱ぎたくて脱げないもどかしさが、当時ありましたし、今でもあります。しかし心のどこかで自分にそんなものがあることを認めたくない気持ちも。それをこの作品は言い当てているような気がします。
秀美君も同じように感じていることなので、落ち着いて自分のことを見られるのかもしれません。
たまぶり先生の生徒さんはいいなあ。



★ たまぶり ★

やあやあ、ももさん、どうも。「賢者の皮むき」は、作品としての出来はともかくとして、教室で生徒たちといろいろ考え合うには面白い教材でした。

人は誰でも、自意識という外皮を身にまとっています。それを対象化しつつ、他者とのかかわりの中で「ありたい」自分、「めざしたい」自分へと外皮を脱ぎ代えていくことが、成長するということやと思います。
そういう意味では、これは若者に特有の悩みではなく、私たちが生き続けるかぎり抱く永続的な課題だと私は思っています。

「脱ぎたくて脱げないもどかしさ」は、変革の予兆やし、そうしたい足掻きの表徴。「もうええわ!」と諦めたり、満足しきった時、『賢者の皮むき』作業は終わってしまうんやろねえ。
いくつになっても、『愚者の一張羅』に満足してしまわへん自分であり続けたいものです。



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