
ラジエターが胴体下に装着されている様子がわかります。
機首ではなく操縦席の下に装着したことは、
空気抵抗軽減の意味でかなり独創的なことだったそうです。
機首だとエンジンには近いけれども、かなり空気抵抗が増えてしまい、
各国ともその装着位置には苦心していたみたいですね。
Bf109は翼に付けていたし、
Fw190Dはわざわざ機首にリング状に付けて空冷エンジンみたくなってました。
飛燕もP-51と同じ位置だけど、
P-51は空気取り入れ口がおちょぼ口になっています。
これは、胴体から離すことで乱気流の発生を防ぐという意味があったそうで、
P-51がより空力的に洗練されていたということの、
1つの例といえるのではないでしょうか。
主脚カバーが地面にこすりそうになっていますが、
本来は脚上げ、脚下げ時だけ開いて、地上にいるときはカバーは閉じているそうです。
着陸灯が出ているのが見えます。