○七人の弔い
(04日/監督・脚本:ダンカン、キャスト:ダンカン、渡辺いっけい、高橋ひとみ、いしのようこ、山崎一、温水洋一、保積ペペ、有薗芳記、山田能龍、水木薫)
すごく重たいテーマなのに、悲壮感を感じないのはなんかいけすかない大人たちのせいか。最後に救いは見えるけれどでも本当は全然救いなんかじゃなくてどうやって過ごしてくのか。
○せかいのおわり
(04日/監督:風間志織、キャスト:中村麻美、渋川清彦、長塚圭史、安藤希、小林且弥、小日向文世、土屋久美子、久野真紀子、長宗我部陽子、つみきみほ、高木ブー、田辺誠一)
まったくこの我儘ちゃんはー!といいたくなるぐらいのオンナノコですが、随所随所に可愛さが溢れてて、「きゅー」がいいです。「ぎゅー」が。いまどきこうやって振り回されている男の子っておおいんだろうなぁ・・
○メゾン・ド・ヒミコ
(05日/監督:犬童一心、脚本:渡辺あや、キャスト:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊、村上大樹、新宿洋ちゃん、森山潤久、井上博一、柳澤愼一、青山吉良、歌澤寅右衛門、大河内浩、草村礼子、藤井かほり、岡庭淳志、沖中玲斗、峯村淳二、枝光利雄、高橋昌也、筒井康隆(声の出演))
柴咲コウが◎。可愛げのない女なんて年寄りのおかまより始末に悪いわよーとちゃかされるだけの表情を作ってみせてくれます。途中はじけちゃって「ナナメイ!♪」っていうところが可愛いかったなー。でもあのダンス・・す、すげー。どこだよここみたいな。でもって結局エンディングがめでたしめでたし、みたいな雰囲気を作ってはいるけれど、本当はメゾン・ド・ヒミコの住人たちは全然めでたしになってないんだよなーそれでも笑って最後を暮らしてるんだなーみたいな。
○チャーリーとチョコレート工場
(05米/監督:ティム・バートン、キャスト:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ヘレナ・ボナム=カーター)
とにかく色が綺麗です。というか映像が素晴らしいです。最初の雪のシーンからトラックが走り去るところの雪道に轍が綺麗な曲線をかいてるところなんかすごく計算されているなぁって感じでうっとりします。子供たちがかぎりなく憎らしく、うーん、家族愛かーそうくるかーみたいなエンディングで。
○アバウト・ラブ-関於愛 (04日中)
□東京(監督:下山天、キャスト:伊東美咲、チェン・ボーリン、市川由衣、ヤン・ルイ、大杉漣)
□台北(監督・脚本:易智言(イー・ツーイェン)、キャスト:加瀬亮、メイビス・ファン)
□上海(監督:張一白(チャン・イーバイ)、キャスト:塚本高史、リーシャオルー)
うまく行き過ぎている東京編に比べて、もどかしい思いの台北編、一年前と今とを明確に打ち出している上海編の方が見た感がある。台北は特に言葉が中途半端な気持ちも中途半端な二人の思いがくるくるまわってるし、それが夜から昼の間にかけて描かれてて。上海は最後の空虚感=脱力感がうまくいえない気持ちと都市の発展を表してて○。
△8月のクリスマス
(05日/監督・脚本:長崎俊一、キャスト:山崎まさよし、関めぐみ、大蔵孝二、戸田菜穂、井川比佐志、西田尚美)
韓国版と基本的には話が同じなので格別新しい感動があるわけじゃないんだけど、父と子のビデオ(DVD)のやりとりはこっちのほうがわかりやすくいらいらするし、かわいそうになるしって感じ。でもエンディングを同じなんだけど変えてしまったのは、そうしなければ理解できないと思われてしまってるのかなぁとちょっと残念。ノーワードの世界がよかったのにな。
△有限会社ひきもどし
(05日/監督・脚本:畑泰介、キャスト:小林顕作、北野井子、大杉漣、石垣光代、奥村寛至 、安藤彰則、村田和香)
ちょっとだけほっとする話。絵というコミュニケーションツールを使って会話をする。手のひらに書かれた花が咲いていく感覚。他人の評価と自分の満足。
△NANAナナ
(05日/監督:大谷健太郎、原作:矢沢あい、 キャスト:中島美嘉、宮崎あおい、松田龍平、成宮寛貴、玉山鉄二、松山ケンイチ、平岡祐太)
絵がちょっと苦手だったので全然読んでなかったNANA。でもストーリーおっかけるなら読んでもいいかなぁ。。って、まて、まだ連載中だどこまで続くかわからん漫画を購入するのはきけーん。てなわけで、思い入れもなんもないので割りとフラットにみれました。まだ連載中のお話のわりにはうまくまとめてるおもいます。ラストはちょっと次あるんちゃう?てな感じだし。しかし毎度のことながら大谷組はロケハンに力はいってんなぁ・・
▲ジーナ.K
(05日/監督・脚本:藤江儀全、キャスト:SHUUBI、石田えり、ARATA、光石研、石井聰亙、吉居亜希子、片岡礼子、永瀬正敏(友情出演))
いいキャスティングなんだけど、すごく荒っぽいというか話が入り組みすぎというか。彼女の「それでも歌をうたう」ということが重点的に描かれているようで描かれてないのが消化不良。
▲頭文字D
(05香/監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック、原作:しげの秀一、キャスト:ジェイ・チョウ、鈴木杏、エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、チャップマン・トウ、ジョーダン・チャン)
しかしなんで香港スターを使って日本の話なんだ?すげー違和感があるぞ。しかも劇場のせいなのかなんなのか、 口の動きと声があってないというか・・スピード感はありますけどはぁ?みたいなシーンが多すぎ。 しかもなんか途中で終わってる感が否めないし。
▲深紅
(05日/監督:月野木隆、原作:野沢尚、キャスト:内山理名、水川あさみ、緒形直人、掘北真希、内田朝陽)
うーん、コメントしづらい。心理描写とかそんなに明確に描かれてるわけじゃないし、最後のシーンも想像どおりだし。