山村暮鳥「聖三稜玻璃」



  
 さりゆてゑしよん


 
純銀霜月の
 
光にびしょ濡れ
 
いちねん
 
智慧の玉乗り
あたま
頭蓋がないぞ、おい、
     か げ
玉は陰影を引き
 
みちばたの草にかくれた