バールベック
バールベックはベイルートの東約50Kmのベカー高原にある紀元前の神殿遺跡だ。神殿だけで世界遺産になるだけあって巨大な神殿だ。
正面に来ると目につくのが大きな階段と4本の柱。柱は元はもっと連なっていたのだろう。
この柱は赤い色をしたきめの細かい石でエジプトのアスワンから運ばれてきたのだそうだ。
また階段は7段ずつ区切られ、それが7段で合計49段ある。この時代も7はラッキーナンバーだったのだろうか。
柱は相当傷んでおりおそらく倒壊したものを修復したのだろう。
階段を登ると6角形の広い庭がある。周囲には神事を司るような建造物が並んでいる。
さらに奥には入ると倒壊した石がごろごろしている。中にはアーチ状の小部屋がある。何だろう?
プールの跡らしいものも
柱も所々にあり、周囲を回廊が囲っていたことを窺わせる。
更に奥の一段と高いところには巨大な柱が。
ここがジュピター神殿、最大の神殿だ。
柱は6本しか残っていないが圧倒的迫力。
高さ23m、元はこれが54本あったのだ。
柱頭はコリント式だ
ライオンの彫像がいくつかある。多分ライオンの口から水が出ていたのではないか。
体調30cm、イグアナのようなトカゲもちょろちょろ。
ジュピター神殿に続いて大きいのがバッカス神殿。
屋根以外は殆んど原型を留めている。
正面に祭壇画、両サイドには列柱、柱の間には神々の彫像がはめこまれていたようだ。
入り口の上の石が今にも落ちそうで下を通るのが怖い。
こんなモザイクがあった。ワインの神様だそうだ。敬虔な祈りを捧げておいた。
神殿の周りは回廊で囲まれているが、倒れかかった柱も。
右は回廊の天井を下から見たところ。
天井にはこんな彫刻が並んでいる。
バールベック遺跡を遠くの丘から眺めたところ。
やはりあの柱は目立つ。

殺伐とした遺跡の中に真っ赤なポピーが。ホッとする一瞬だ。
2006年8月追記
バールベックはシリアに支援されているイスラム武装組織ヒズボラの本拠地。2006年8月イスラエルによる空爆と空挺団による市街戦がおこなわれている。訪問時は平和な街だったが今はどうなっていることか。