峯享男の磯釣り論

公開年月日:2007/10/13


秋磯本番に先立ち

 北海道は初雪、西日本は真夏日、水温は例年に比べ2〜3度程度高いが、一雨ごとに水温も下がっていきます。

 秋磯から冬磯にメジナ(グレ)釣りの適水温は15〜18度が最適と言われております。
 今年の冬グレシーズンの12月〜3月頃の水温は、恐らく不安定なシーズンになるだろうと思われます。
 水温が15度位までなら、グレの活性は高いため、どんなウキでも上手に撒き餌を打てば、そこそこの釣果は上がります。
 しかし、問題は水温が15度を下回った時で、水面には北風が吹き抜け、道糸は風に流される状態・・・。

 このような自然条件下において、私の手作りのみねうきと一般に広く利用されている中通しウキの違いが理解できます。

 中通しウキでは判別がつかないような小さな当たりが【みねうき】では見分けることが可能になるのです。
 その大きな理由は、中通しウキは道糸がウキの頭から出ているため、風や波の影響で道糸やウキ本体に悪影響が発生しやすい。一方、私のみねうきは、水面下17〜18cm沈んでいるウキの足先に道糸が通っているため、風の影響をほとんど受けず、さらに、潮に乗って撒き餌と同調するのです。
 特に、寒グレ特有のチビチビした当たりは中通しウキには判別ができない小さな当たりをみねうきであれば、容易に判別が可能になります。
 中通しウキにでは得られない感動と喜びをみねうきは実現してくれます。

 現代の磯釣りの主流のウキは中通しウキでありますが、これは、誰にでも作れ、機械を使用して大量生産が可能であり、多くのショップに多くの中通しウキが多種存在しているためです。そのため、「ウキを購入する≒中通しウキ」の式が自然に成り立つと伴に、磯釣り初心者はこれら中通しウキを購入する結果となり、そのまま中級、上級・・?となっているのです。

 水面からスパー!っと消えるみねうき一度使ってみませんか

 きっと、また、釣行したくなるはずです。

以上

2007年10月13日

峯 享男

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