名護市長選挙 投開票の結果速報2018 稲嶺氏VS渡具知氏の情勢

名護市長選挙 投開票の結果速報2018 稲嶺氏VS渡具知氏の情勢

平成30年2月7日の任期満了をもって、沖縄県名護市長選挙が2018年2月4日に実施され、投開票の結果が明らかとなります。

 

結果判明!新人の渡具知氏が当選しました。詳細は以下リンク先一覧をごらん下さい。

 

「名護市長選2018」の投開票の結果詳細は以下でお知らせしています。

名護市長選挙2018 投開票結果と立候補者の一覧名簿

 

平成30年2月4日に投票日を迎える名護市長選挙2018は、宜野湾市の「米軍普天間飛行場」の名護市辺野古沖への移設問題を最大の争点にして選挙戦が展開されています。
立候補者は、3期目を期する現市長の稲嶺進(いなみね すすむ:72歳)氏と新人(前市議)の渡具知武豊(とぐち たけとよ:56歳)氏の二人。
社民・共産・社大(沖縄社会大衆党)・自由・民進の推薦と立憲民主の支持、つまりオール野党の推薦を受けて、辺野古基地移設「反対!」を標榜する『稲嶺氏』と、「基地移設賛成」とは言葉にはしないものの、自民・公明・維新の推薦を受けて、これを阻止せんとする『渡具知氏』との対決になっています。
日米協調という必須の背景の下、渡具知氏必勝を期する自民党は、中枢幹部を大挙して現地に投入。対するオール野党は、稲嶺氏の勝敗が基地反対派の総帥である翁長沖縄県知事の次期勝敗を決する戦いと位置づけて総力を挙げています。
あきらかに、有権者5万人規模の一(いち)地方の首長選挙としては異様な展開。市長選挙でありながら、国と沖縄県知事との代理戦争という様相です。
普天間基地移設問題が発生して今年で23年が経過します。
参照⇒名護市市長選挙2018と辺野古沖基地建設の問題
永年にわたる基地移設への反対運動は県知事を擁するまでに成長?を遂げましたが、未だ反対運動が実を結ぶことはなく現在に至ります。この現状にあって、住民の方々の市長選挙への判断や反応にも複雑なものがあり、投票ギリギリまで悩まれている方々もいらっしゃるとのこと。市長選挙が激戦となっている実情こそ、住民の方々の悩みの反映であるのかもしれません。
いずれにしろ、名護市長選挙2018は、どちらが勝利するにせよ、最新の民意の結果となることでしょう。

 

 

この記事では、名護市の今後の発展を占う、名護市長選挙2018の当選・落選の投開票結果と立候補者の情勢についてまとめています。

 

※ 名護市同様に、東京都下・町田市も熱くなります。平成30年2月25日実施の市長選挙で『町田市長選挙の結果』が出ます。

 

 

名護市長選挙2018の投開票の結果が、基地移設反対派と容認派の双方にいかに影響大であるかについて、以下に列記いたします。

 

名護市長選挙の投開票の結果が基地移設工事に影響する問題

 

名護市長選挙2018は、辺野古への普天間飛行場の移設を反対する現市長と、これを容認する新人候補との戦いとなりました。

 

市長選の投開票の結果が、仮に現市長3選(当選)となった場合、単に、首長が移設を反対する名護市政が継続する、という問題では済まない状況にあります。

 

 

米軍普天間飛行場の移設工事は、国が主導して名護市辺野古で進行中ではありますが、今後とも工事を推進して完成に至るまでには、実は、国が『名護市長の「同意」』を得なければ出来ない工事や諸業務が存在します。

 

移設工事に関わると思われる『名護市長の「同意」』を得る必要がある事柄は以下の4点となります。

 

  1. 美謝(みじゃ)川の流路変更
  2. 辺野古ダム周辺土砂の採取
  3. 辺野古漁港の水域生物調査
  4. 辺野古漁港の資材置き場使用

 

2から4までの事柄は、同意を得ずとも工事計画変更で対処できるとしていますが、1の埋め立て予定区域に注ぎ込んでいる「美謝(みじゃ)川の流路変更」については、『名護市長の「同意」』を避けて通ることはできません。

 

美謝川は辺野古ダムや米軍キャンプ・シュワブ内を通って大浦湾に流れ込んでおり、埋め立てで河口がふさがれるため、どうしても流路変更は避けられません。

 

川そのものは国の管理となっていますが、中流域にある辺野古ダムと水道施設、そして、一帯の流域も市が管理しています。市の条例そのものに、『流路変更には市との協議が必要』と盛り込まれており、つまり、協議とは「市の同意」に他なりません。仮にこれ無視して、国が強行工事に及べば、大きな訴訟問題となるのは必至の状況です。

 

今般の名護市長選挙では、3選を目指す移設工事反対派の稲嶺氏は「市長権限を行使していく」と繰り返し主張。今回、当選すれば、当然、流路変更には同意しない構え。一方、対立候補の渡具知氏は再編交付金を受け取る方針を表明、つまり、移設を事実上容認するわけで、美謝(みじゃ)川の流路変更が可能になるというわけです。

 

激戦となった2018年の名護市長選挙。国としては、なんとしても、市長選挙の投開票結果が支援する『渡具知氏』に軍配があがることを期せざる得ないというわけです。

 

辺野古移設が争点の名護市長選は知事選に影響大

 

 

2018年2月4日投票の名護市長選挙の投開票の結果は、移設反対派の稲嶺氏を強力に支援する県知事の、今秋に迫る知事選挙に大きく影響を与えます。

 

もし、投開票の結果が、基地工事容認の『渡具知氏』に軍配があがった場合、工事は確実に進行して、形を成してゆくわけで、移設工事反対を唱える翁長知事としては、その主張が民意に反し、おおきく無力化していくことが懸念されます。

 

辺野古への基地移設が市長選挙の争点となるのは、今回2018年の市長選で通算6回目となります。過去、容認派が1998年から3回勝利した後、2010、14両年は反対派(稲嶺氏)が連勝して、現在に至ります。

 

時の流れが、基地移設工事を生み、それが形を成していく現状にあって、容認派に投開票の結果、「軍配」が上がった場合、その現実的な影響力は多大なものとなります。

 

名護市長選挙2018の投開票の結果は「基地反対」に影響しない

 

今般の名護市長選挙2018に臨み、基地移設反対派支援の総帥ともいうべき翁長知事は、3日、名護市内で記者団に対し、4日投開票の名護市長選の結果にかかわらず、名護市辺野古の新基地建設に反対する姿勢に変わりはないとの認識を示しました。

 

知事は、新基地建設反対の民意を無視して建設を強行する政府を念頭に「政府と考え方が違う知事が当選したからといってこういう形で押しつぶすのは許されない」と強調。つまり、国が、基地容認派の新人を反対派の対抗馬に担ぎ上げ、強力に支援したことを批判しています。

 

そして、「民意を背負っており、そのベースが変わることはないと思っている」と述べ、反対の姿勢に変わりはない考えを示した一方で、「名護市民の判断は大きな意味合いがある」とし、これまでの全県選挙での結果と、今回、名護市民が示す判断は「総合的に考えていかないといけない」とも述べています。

 

名護市長選挙2018の投開票の結果次第では、背負う反対の民意が軽くなってしまう・・との弱きのかげりが無きにしもあらず・・なのでしょうか。

 

 

名護市長選挙2018の立候補者の主張

 

名護市長選挙2018の立候補者、稲嶺進氏と渡具知武豊氏の選挙戦における主張は以下のとおりです。

 

 

稲嶺進(いなみね すすむ:72歳)氏の主張

 

「市民の命と暮らし、県民の尊厳と誇りを守るために新基地は造らせない」と強調。また、「名護市の未来、子どもたちの未来、県の未来を決定づける大事な選挙だ。子どものため何を考え、行動するのか求められている」と語る。あくまでも、基地建設反対こそ崇高かつ唯一の道との主張です。そして、新基地建設について、「名護の、県全体の経済にも悪影響を及ぼす。百害あって一利なしだ」とし、再編交付金に頼らない街づくりを訴えています。

 

再編交付金とは、米軍再編で基地負担が増える自治体に対して防衛予算から支給される交付金のことで、住民生活の利便性の向上や産業の振興に寄与する事業の経費にあてられるものです。ちなみに基地移設容認であった前市長の時代には「約17億7000万円の米軍再編交付金」が名護市に交付されましたが、稲嶺市長が2010年に就任した後は支給されていません。

 

渡具知武豊(とぐち たけとよ:56歳)氏の主張

 

「市民生活の向上と経済を回復させていくためのプランを実行していく」として経済振興を訴える渡具知氏。

 

つまり、再編交付金の活用です。

 

さらに、「8年間で市民の暮らしは良くなったのか。答えはノーだ。名護は取り残されている。新しい風を吹かせ、輝く街にしていこう」と呼び掛けています。

 

「8年間」とは稲嶺市長の在任期間である2期8年のことで、「再編交付金に頼らない街づくり」をと訴える稲嶺氏の政策を批判しています。この点を住民の方々がどう捉えているかは、勝敗を分ける大きなポイントとなりましょう。

 

以上、2人の市長選立候補者の主張を受けて、地元住民の方々は、『基地建設反対』か、移設と引き換えの『再編交付金による振興』かの選択を迫られる形になっています。

 

名護市長選挙2018の当開票結果一覧(立候補者一覧及び当選者名簿)

 

まずは、名護市長選挙2018の投票など、実施概要を確認します。

 

名護市長選挙は2018年2月4日に投開票を実施

 

自らの投票についてはまず、投票所入場券の内容を良く確認しましょう。

 

【告示日】

平成30年1月28日

 

【期日前投票期間】

平成30年1月29日から2月3日

 

前回、2014年の市長選挙での投票者総数は 35,733人で、その内「期日前投票者数」は 16,145人でした。これに対して、今回2018年の市長選挙での期日前投票の状況は以下のとおりです。

 

1月29日⇒2,823人

1月30日⇒3,792人

1月31日⇒3,576人

2月 1日⇒3,712人:累計13,903人

 

期日前投票期間の残りあと2日間にしてこの状況。最終的に 20,000万人に到達する勢いです。

 

 

【投票日及び開票日】

平成30年2月4日

 

【投票時間】

投票所入場券を良くご確認下さい。

 

【投票場所】

市内17箇所。

 

【開票場所・時間】

即日開票。

 

【有権者数(人)】

49372人(男:24331・女:25041)
※ 平成30年1月27日現在。

 

【投票率(%)】

投票結果待機中。

 

【執行理由】

任期満了

 

【定数/候補者数】

1/2

 

詳細はこちら⇒ 名護市役所-期日前投票結果 速報

 

名護市長選挙2018 投開票結果と立候補者の一覧名簿

 

今回、2018年2月4日投票の名護市長選挙の「全立候補者一覧名簿」は以下のとおりです。

 

名護市長選挙(2018年2月4日投開票結果)

告示日:2018年1月28日

投票日:2018年2月4日

有権者数(人):49372

投票率(%):投開票結果待機中

執行理由:任期満了

定数/候補者数:1/2

 

名護市長選挙2018 立候補者の投開票結果 一覧名簿

 

名護市長選挙(2018年2月4日投票)
【告示後:届出順|結果判明後:得票数順 にて表記】

 


no

得票数

氏名

年齢

性別

党派

新旧

1

20389

渡具知 武豊
とぐち たけとよ

56

無所属

2

 

16931

稲嶺 進
いなみね すすむ

72

無所属

 

茫然自失の稲嶺氏 陣営到着と同時に敗北確定 「移設問題がはぐらかされた...」

 

激しい選挙戦を繰り広げた沖縄県名護市長選。約3400票差で新人候補に敗れた無所属現職の稲嶺進氏=民進、共産、自由、社民、沖縄社大推薦、立民支持=は4日夜、「名護市民の選択の結果なので真摯に受け止めないといけない...」と言葉を詰まらせた。

 

稲嶺氏は4日午後10時半ごろ、事務所に到着した。駆け付けていた翁長雄志沖縄県知事と笑顔で握手を交わし、集まっていた支持者らに手を振った。しかし、会場から挙がったのは歓声ではなく、悲鳴だった。

 

「ん!?」

 

けげんな表情で稲嶺氏が振り返ると、テレビモニターは対立候補の渡具知武豊氏の「当確」情報を伝えていた。茫然自失。そのままパイプ椅子に座り込むと、渡具知陣営の万歳三唱を突きつけられた。稲嶺氏はほとんど微動だにしなかったが、一度だけ目頭を押さえるしぐさを見せた。2期8年にわたる稲嶺市政に終止符が打たれた瞬間だった。

 

稲嶺氏は「残念ながら移設問題が争点となり得ず、はぐらかされてしまった」と声を振り絞る。「護岸工事は進んでいる状況だが、埋め立て面積はまだ1%に満たない。まだとめることができる。あきらめる必要は絶対にない」と強調すると、支持者からは拍手が巻き起こった。だが稲嶺氏に移設工事を止める市長権限はもうない。

 

「子ども達の未来に基地はいらない」

 

そう記された旗が、冷たい夜風にむなしくたなびいていた。今後の政治活動についての質問には答えず、選挙スタッフに抱えられながらの退場となった。

 

以上、【名護市長選】茫然自失の稲嶺氏 陣営到着と同時に敗北確定 「移設問題がはぐらかされた...」 - 産経ニュース より引用(引用先には他に関連記事あり。)

 

 

名護市議選2014 立候補者の投開票結果 一覧名簿

 

前回2014年の市長選の投開票の結果(当選・落選)一覧は以下のとおりでした。

 

名護市長選挙(2014年1月19日投票)の投開票結果

 


no

得票数

氏名

年齢

性別

党派

新旧

1

19839

稲嶺 進
いなみね すすむ

68

無所属

2

 

15684

末松 文信
すえまつ ぶんしん

65

無所属

 

名護市長選挙2018の当開票の結果と開票数・投票率について

 

名護市長選2018の投開票結果の詳細については、投票日当日の結果を受けて随時更新致します。

 

また、名護市長選挙2018の当落の結果受けて、真新しい事実や立候補者のその後についての情報があれば、ここでご紹介致します。