バングラデシュと手をつなぐ会 (代表 二ノ坂  保喜)

 

 バングラデシュと手をつなぐ会」は,1988年頃から牧師 大木 松子さんが始めたものです。

最初は,「小学校をつくる会」という名前で,学校づくりから始まり,その後1989年頃からは,教育と共に医療方面への支援も行うようになり,現在は「教育」と「保健医療」を二つの柱にしています。

 現地のカラムディ村には,「手をつなぐ会」と呼応して「ションダニ・ションスタ」(現地の言葉で”真理を探究する会”という意味)という現地NGOができ,そこを中心として活動の計画が練られています。

日本側は,そのNGOを支援するというものです。


 1995年には村人の念願の「
母子保健センター」も完成し,日本からの援助でレントゲン装置や超音波装置などもそろえることができました。

センターでは,現地の医師1名と看護婦3名他が献身的に働いています。

彼らは,毎日の診療所での診療のみならず,村に出ての「巡回検診」や「健康教室」なども行っています。

また,村人の信頼も高まり,お産も毎月30件程度になっています。


手をつなぐ会」は年に1回の現地訪問を行い,10名あまりのチームで現地を訪問し,「医療班」と「教育班」に別れて地元のスタッフと共に仕事や調査活動などを行っています。

 現在「母子保健センター」が地域の中核的な医療センターとして発展していくためにはまだまだ多くの課題を抱えています

特にセンタースタッフの人件費をはじめとする運営に関わる費用の問題です。

貧しい村人を対象とした検診や医療を行う以上,彼ら自身の経済的自立は遠い将来と考えざるを得ません。

 バングラデシュの小さな村の母親や子供達,村人達のいのちと健康を思う時,継続的な「母子保健センター支援体制の確立が急務であり,より広い協力が求められています。

☆連絡先 

TEL・FAX  095-844-0777  河内   英一