スズメバチ科 クロスズメバチ属


クロスズメバチ


最も小さいスズメバチの一種で体長約1p前後 女王蜂だけは大きくて1.5p近くある。                           殆ど全国に分布するが体が小さいのと黒色の体色で余り目立つ事は無い、主に山間部の低地に生息し、足元付近の低位置を飛んでいる事が多く良く観察しなければ姿を見る事は無いかも。       温和な性質で太古より信州地方では伝統的風習としてハチを飼育して巣を大きく育てた後にハチの子を食する事が有名。       標高の低い山間の平地部や緩やかな斜面の地中に巣は作られる事が殆どで特に巣を見るチャンスは無い。                寒さにも強いので4月頃から行動を開始して1月に入っても働き蜂が生きている事も珍しい事では無い。


巣は地中に作るが小さい体とは裏腹に大変に大きな巣を作る事が多く巣盤数も普通10段も珍しい事では無い。             巣は主に柔らかい地中深くに作られる事が多く掘り出す事は容易ではない場合が多い


ツヤクロスズメバチ



クロスズメバチの仲間の中でも特に標高の高い場所に生息し、標高約1000m以下で発見される事が多いが生息数は稀で見かける事は殆ど無く珍しい種でもある。                      クロスズメバチやシダクロスズメバチとの違いは腹部の模様に特徴があり見慣れると直ぐに違いは分かる。 ※体長はクロスズメバチと同等で区別はつかない                             大変に温和な性質のハチで余程の事で例えば直接体を障る事でもなければ刺す様な事は無い。


巣は主に地中に作るが余り深くもない地表近くに巣を作る事が多い 巣の規模は極度に小さくソフトボール大の巣を作る事が殆どだが巣の材質はアシナガバチの巣と同様に植物の繊維質で作られる為に風雨にとても強くて弾力性が有り頑丈である              巣盤数は3段から5段以内で特に小さい