『場所』

文鳥たちには其々、好みの場所が有ることを何となく理解していたが、先日はっきりと有ることに気が付いた。

ハク王は、自分でブランコを揺すってプラーンプラーンしながら乗ることと、アウターバスの前の低い止まり木で

昼寝するのが好みのようだ。何故にその低い場所が好きなのかは判らないだろう。多分ずーっと・・・・。

放鳥している時はプリンターの用紙受部がお気に入りでよくそこで遊んでいるし(お蔭で糞だらけ)、

嫁様の肩に止まって美声を聞かせるのも好きなようだ。

色々とお気に入りの場所があるようだが、そんな彼が一番好きな場所は大好きなトン王后の隣。

トン王后にベタ惚れのハク王は、大抵トン王后の傍にいる。

そのトン王后のお気に入りの場所はブランコだ。昼間もよく乗っかっているが、放鳥が終わって籠に帰宮し、

覆いを掛ける時に「さーぁ。みんな寝るよー」っと声を掛けると、さっとブランコに乗っかる。

彼女の中ではブランコはベッドみたいなもんなのかもしれない。夜は大概ここで寝ている。

しかし、ハク王は止まり木で寝る。かかあ天下の様相だ。

トン王后は人間好きなので放鳥の時には人間の肩でよく寛ぐ。時々、嫁様の頭に留まって嫌がられているが・・・・。

そんな中で、人間好き(飼主)ナンバーワンは、何と言ってもハツ王だ。

彼は暖かい所が大好きなのか放鳥の時、以前はパソコンのモニターの上でじっとしていることが多かったのだが、

迷惑な糞害対策として、チョコエッグの文鳥フィギュアを置いといたらビビッてモニターへは行かなくなってしまった。

かなり用心深いタイプなのだ。そして次に彼が好む場所が飼主の右腕になってしまった。

飼主は文鳥を放鳥している時は、パソコンに向かっていることが多いのだが、その時はちょうど右手首のちょっと

何故に左手より右手なのだろうか?わからん。

腕の上部が特にお気に入りで、それで止まって何するかというと何もしない。

どうしているかと言うとじっとしている。不思議なやつ。

多分、落ち着ける場所なのだろう。ハツ王がそこにいるという事は、勿論彼にベタ惚れのナン王后がくっ付いている。

二羽揃って人の腕で寛いでいるのだけど、飼主としては少々邪魔なのだけど。(本当はもっと邪魔なのよ)

少しくらい腕や手が動いても平気で目をつぶって止まっている。

もしかしたらあったかい乗り心地の良いブランコくらいにしか思ってるのかもしれない。

そのハツ王が籠の中で一番好きな場所は高い方の止まり木の左端だ。どういった理由からか判らないが、

彼はここが一番大好き。理解不能。

ナン王后はもっと理解不能。取り合えずハツ王の近くに居られれば良いらしい。

最後に、王朝二代目の若夫婦はというと、こいつらは放鳥時は基本的にはプリンターの上が多い。

本音は、初代たちと同じ様に飼主に止まりたいのだろうが、止まるとすぐに追いやられるので泣く泣く

プリンターの上で遊んでいる。三代目の居場所はあるのだろうかとしなくても良い心配をしてしまう。

ただ困るのはぺ〜皇女だ。籠の中での彼女のお気に入りの場所が、ムキ餌入れの上なのだ。

止まっているだけなら良いのだけど、UNPIしてくれるので・・・・・。UNPIしたら何故かそれからは食べないし。

 

頼むから、頭の上に止まってUNPIだけはしないでね。首締めたくなるから・・・・(冗談)