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今一番気になる

【3】 SUSHI環境問題

 


クロマグロ

 私は子供の頃から動物が大好き。大人になってからは、木や花や鳥も好きになりました。自然は、どれだけ人の心を豊かにしてくれること でしょう。自分に子供ができてからは、それまで苦手だった昆虫も可愛いと思うようになりました。 特別な活動をしていたわけではありませんが、自然保護や環境問題には以前からとても関心を持っていました。

  ホームページを作り、お寿司のことを本気になって考えるようになったら、その思いはもっと切実になりました。何故なら、美味しい寿司は、生きのいい魚が あってこそです。美味しい寿司は、まさに豊かな自然の贈り物いつまでも美味しいお寿司をを食べたいと思ったら、自然環境の保全、保護に鈍感ではいられ ません。

 勿論、お魚だけに限らない。命の元の食べ物は、すべて自然の恵みです。今ではSUSHIとして、アメリカをはじめ世界で健康食としてもてはやされるようになった寿司の発展 を思えば、豊かな海に囲まれた日本の自然の有難さを感じないわけにはいきません。

 今、世界で第二の鯨(くじら)といわれ、乱獲や自然破壊による減少が心配されているのはマグロたち。高級魚になり過ぎて海のダイヤと言われるクロマグロは、 今でもその生態さえまだ謎が多いと言います。大きなものは体長3メートル、重さ400キロにもなり、日本沿岸から太平洋の向こう側まで回遊する素晴らしい泳ぎ手 です。

 そんなマグロを絶滅に招いているのが、日本人…。そう聞くと複雑な気持ちになります。

 牛肉など食べなかった昔の日本で、熊や鹿を捕る狩人のマタギたちは、食べ物になる動物たちに祈りを捧げ、感謝し、無駄な殺生はしなかったといいます。そういうけじめと、敬虔な気持ちを忘れないでいたいものです。

 自然環境のために一人の個人が何が出来るかは難しい問題です。でも、「イタダキマス」の一言に感謝の気持ちをこめながら目の前の小さなことから、今まで以上に、もっと心を寄せていこうと考えています。(2003/07/16)

【4】仕事は段取り

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