小金井ばやしについて

     小金井ばやしの由来         組曲目          神楽囃子        山車(だし)       練習

 

小金井ばやしの由来      
江戸の囃子(はやし)が、多摩川をさかのぼって多摩地方に伝わり、府中市にある大国魂神社の猿渡宮司(江戸後期)が考案したと言われる里神楽と交じり合い、小金井ばやしは当時「中山谷ばやし」と称していました。
明治20年頃、世田谷区千歳船橋に内海軍次郎という速間船橋流の師匠がおり、その速間船橋流を受け継ぐ田無(現在西東京市)の西林源六氏より、速間船橋流を修得し活動して参りましたが、戦争や後継者不足により存続が危ぶまれ昭和49年に西林氏の高弟である「むさしのばやし」の中野晋一氏の指導を仰ぎ「小金井ばやし」と改称し平成14年文化財の指定を受け「小金井囃子保存会」として現在活動しております。
組曲目     
小金井ばやしには「地囃子」という基本となる囃子と応用編となる「くずし」の2種類有ります。
地囃子は屋台から始まり鎌倉、国堅め、師調目と続き屋台に戻って一つの囃子となります。
くずしは地囃子をアレンジした組曲に「昇殿」「宮鎌倉」「仁羽」を加へ、おもに神楽囃子の中で舞と共に演奏されます
神楽囃子       
お神楽は日本各地に色々ありますが、三多摩地方に里神楽として伝わり府中市にある大国魂神社の猿渡宮司(江戸後期)のときとされています。
1,天狐の舞(てんこのまい) 女狐が場を清める舞をします
2,獅子の舞(ししのまい)  お馴染みの獅子が、五穀豊穣、国家安泰、無病息災を祈って舞います
3,天太の舞(てんたのまい)   世に言うおかめさん    天鈿女命(あまのうずめのみこと)が、天の岩戸の前で舞います
4,大黒の舞(だいこくのまい)   国作りの神である大国主命(おおくにぬしのみこと)が打ち出の小槌、福袋を持ち民に福が来るよう舞います。
5,抵悟の舞(もどきのまい) 神々がおどけて、おもしろおかしく舞を披露した様を舞います
山車(だし)          
現在山車は2台有り昭和29年に完成し修理修復を重ねた山車と、中央線高架工事に伴い線路を迅速に渡るためトラック使用の組み立て式で会員が協力して平成16年に作り上げた新しい山車があります。
余談になりますが、昭和21年9月25日の小金井神社の祭礼(お祭りのこと)に当時小金井の仮御所(現在の小金井公園)にお移りになっていらした現天皇陛下が、侍従の方々と自転車にお越しになり、山車の上で現在も私どもが使用している小太鼓を叩いたそうです。
その時山車に乗っていいた囃子連中は「恐れ多いこと」と山車から飛び降りたと聞いています。
練習
毎週木曜日7時より、小金井第ニ中学校1F和室で練習を行っていいます。
 

 
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