契約〜土地決定〜地鎮祭〜建築確認申請

ハウスメーカー決定まで
ハウスメーカーはいろいろと調べたり見学したりして十分に比較検討をしてから選んだ。それについては既に別記事に示したとおり。しかしながら、工法的には木造軸組系ならばどこも一長一短といった感じは拭えない。
ずば抜けて良い点があるメーカーにはこれが駄目、という欠点もあったりする。最近は大手メーカーでも欠陥住宅を作る時代なので、あまりネームバリューによる信用というのも感じられない。結果的に我が家では全てにおいて必要充分でバランスが取れているように思える富士ハウスを選ぶことにした。

発泡フォーム材系の断熱材を使っている中で、珍しく筋かいが付くCAPS構法が気に入ったというのもあるが、やはり差が僅かな中では営業さんの差というのは大きい。この世界では最初に付いた営業さんが最後まで面倒を見るシステムなので、営業力の差(営業トークのうまさ,粘り)というよりも、実際に建てる段になって後々融通が利きそうな「いい」営業さんにあたるかどうか、というのが実はかなり重要なファクターとなる。我が家が富士ハウスに決めたのも、理由の半分近くは営業のKさんにあるような気がするし・・・。


しばらく過去の経緯の話が続きます。
この続きは後日・・・
(2003.07.13)

土地
土地探しも富士ハウスの営業のKさんにお願いをしていた。実際には他でも土地は探していたので、もし他で凄く良い土地が見つかったら富士ハウスでは建てなかったかもしれない。

話が戻るがハウスメーカーを決める際に、複数のメーカーから見積りを取った方が良いと言う話がよく出ている。もともと複数の所に見積りを取るというのは、「見積り内容が正当か」を知る為という意味もあるが、最近は「少しでも安い所探し」や「値引きの手段」として使われる事が多い。実際どんぶり勘定で「○千○百万円で全てやります」という見積りの出し方をするハウスメーカーも多く、そういった所は他でも考えている事を伝える事で値引きを引き出せたりする。しかしそれは値引きをすると同時に工事内容が見えないところから削られていっている事を意味していたりする。どこまでが標準で付けてくれる内容かが明確でない事が多いからである。
我が家は土地から見つけてもらった事も有って、結果的に富士ハウスからしか正式な見積りは取らなかった。それが良かったのかどうかはよく分からない。ただ、富士ハウスは比較的明朗な見積りの出し方なので、値引きの余地が殆ど無いのは確か。

営業のKさんは付き合いのある不動産屋さんに土地探しをお願いしていた。実際買った土地もその不動産屋さんから最初に情報が入ってきた。ただしこの不動産屋さんは仲介業者なので、仲介手数料というのを払わねばならない。これが結構ばかにならない値段なので、売り主が分かった段階で直接交渉をした方が安く上げられそうである。今回は土地の値引き交渉も仲介の不動産屋さんにお願いしたので致し方ない面もあったが、なんとなく損した気分になるのも確かである(^^;;)。


決めたのは、分譲地の一角に残った少し広過ぎる位の建築条件無しの土地。ちょっと手が震えるお買い物。これでもう後戻りは出来ない・・・。

程無くして地盤調査を行う。スウェーデン式サウンディング試験。5個所やったが大体同じで、途中でズブズブと落ちていく・・・ちと緩い。一応硬い地盤に到達できるものの、地盤改良は避けられないらしい。予算オーバーへの道だね。がっくし。

(2003.07.14)

土地融資実行
今日は土地融資の実行日。そしてとりあえず土地は僕のものになったらしい。ただしまだ登記変更が完了していないけど。これで実際の工事作業に取り掛かれるようになった。

今日は営業のKさんが来ていた(ただし売主の会社との関係の所為か同席はしない)。よくウェブの苦情みたいなのでも見る事だが、ハウスメーカーの営業さんが密に連絡を取ってくるのは工事請負契約に判子を押すまでだ。契約が終わると現場監督にバトンタッチして、営業さんはぱったり存在感が無くなってしまう。現場監督は営業ではないのである意味気が利かないので、こちらから連絡しないと話が進まなかったりして、それまでの営業さん主導でどんどん話が進んでいたのと打って変わって進みが悪くなったり、かなり長期間放って置かれたりする。このハウスメーカーのやり方が多くの不満の原因となっている。

Kさんは契約後もちゃんとお付き合いします、と言っていたが、それでもやはりかなりご無沙汰な印象だ。現場監督の○石さん(仮名)(^^;;)とKさんの横の連絡があまり(いや全然)密でない事も影響している。正直、多少まどろっこしいが、出来るだけ営業さんを通して連絡するようにした方が、営業さんが進行状態を把握できて良いかもしれない。
(2003.07.15)

間取りプランFIX
話がまた過去に戻るが、間取りプランはもうFIXしている。先日現場監督の○石さん(仮名)を呼び付けてキッチン周りとバルコニーの間取りの修正をやって、これでもうファイナルアンサーという話になった。年内入居を目指している都合上、もう建築確認申請をして工事に取り掛からないと間に合わないデッドリミットが近いのだ。

富士ハウスはメーターモジュールなので、メートル単位で間取りを引く。尺モジュールと比べると、1つのコマが大きいので自由度が少し低くなる。尺モジュールだったらもう少し部屋を広く取れたかな、とか思わない事も無いが、尺モジュールは廊下や階段が狭いという話も聞くのでまぁこんなものだろうと。その分収納は結構取ったつもり。
(2003.07.16)

工場見学(3回目)

今日は行田にある富士ハウスの工場見学会に行った。ここには工場と併設して住宅の構造や設備の説明モデル等が置いてある。契約前を含めると既に2回この工場に来ていて、家の仕様を決める参考にするために今回が3回目の見学になる。
しかし実際には我が家を建てるグレード(要するに比較的安価な方^^;;)の内装仕様は展示が少なくて、あまり参考にはならなかった(-.-)。しかし、7月から商品の仕様が変更になったということで、新しい仕様のカタログを入手!。我が家にはこの仕様は適用されないが、メーカー標準品となっていれば差額交換も考えられるので気になるところ。特にキッチン周りの仕様変更が嫁さんは気になった模様。

営業のKさんには急にお願いしたので、午後から予定があるらしくお昼まで。その後は自由に見学して、その後内装の参考にするために熊谷北と東松山の展示場をハシゴして帰ってきた。それにしても展示場の照明はダウンライトと間接照明ばかりで参考にならないなぁ。熊谷北の営業さんが親切に現実的なクロスのアドバイスをしてくれたのは良かった。

家に帰って現場監督の○石さん(仮名)にキッチン周りの仕様に関して質問メールを送る。良いものは取り入れて行きたいからね。
(2003.07.20)

Kさんメール
営業のKさんからメールが(昨日のメールをccで送ってある)。○石さん(仮名)は今日は休みなので連絡は明日以降らしい。
(2003.07.21)

オプション差額の増減
○石さん(仮名)からメールの返事が返ってきて、変更は可能らしい。差額は発生するが、使い勝手が向上する点については多少の増額は致し方ないところ。削って安くした部分と合わせて最終的に予算内に収まるように調整すればよい事。ではあるが、実際現状増減トータルでどの位なのかは今のところ頭の中のニュアンスでしか分かっていない。正式な数字が出てくるまでは不安なところだ。
(2003.07.22)

地鎮祭

今日は地鎮祭。実際には建築確認申請が通ってからでないと工事には着工できないので、その為にはもうしばらく時間が必要なので、着工はまだ先なのだが、日取りの問題等もあるので早めに済ませておくことにした。ちょっと雨がパラついていたが、なかなか丁寧な地鎮祭で良かった。これでいつでも着工できる。礼をしているのは営業のKさん。同時に現地で電柱移設の依頼打合せを東京電力とする。

午後から富士ハウスの支店で仕様打合せ。選んだサイディングのサンプルが届いていたのでそれを確認したり、2日前にメールで送った変更内容についての確認を行った。その外、煮詰まっていたクロス(壁紙)選びで、新しいカタログと別のメーカーのカタログを見せてもらって、なかなか良さそうな物があって喜んだり、照明の第一案を渡したり。クロスと照明は最悪上棟まで変更が可能らしいが、一応8月一杯を目処にしましょうという事にして、本日の打合せは終了。
(2003.07.23)

クローゼット幅と下駄箱
仕事から帰った後、打合せで貰った最新図面を眺める。その前の打合せでは最新の図面を貰わなかったので、キッチン周りの間取りを変更した後の図面をじっくり見るのは初めてだった。

すると、なんと寝室のクローゼットの幅が打合せと違〜う!
打合せでは2m幅にしていた筈だし、実際に2mと書き込みされた古い打合せ図面もあるのに、この図面には1.75m(メートルモジュールは1/4m(0.25m)単位で設計をする。尺モジュールで一般的な1/6間(0.3m強)単位よりも細かい調整が可能)になっている。これは大変ということで即現場監督の○石さん(仮名)に電話をするが出ない・・・のでメールを書いていたら電話がかかってきた。どうやら設計に上げた寸法は2m幅になっているが、この図面は打合せ用に○石さん(仮名)が書いたものなので間違っていたらしい。FOMAC図面(実際に建てる際に現場で使う図面)と打合せ時の図面に相違がある事があるというのは聞いた事があるが、こういう形で最初に目にするとは思わなかった(^^;;)。普通打合せ図面が打合せ内容を正確に反映しているのに、設計への連絡が不十分で正式図面には十分に反映されず相違が出るという物だと思うけど、逆もあるのね。いずれにしても、打合せた内容がきちんと最終図面に反映されているかどうかのチェックは念入りにやらないと駄目ということで。

更に、図面を眺めていると、キッチン周りを変えた時についでに動かした下駄箱の位置が宜しく無い事に気が付いた。これはまずい。元に戻した方が良い。でも下駄箱に合わせて玄関ドアも動いている→間取り自体が変わっている→でも間取りはもうFIXしているから変更不能→下駄箱も動かせない! となるような気がしてちょっと焦る。何はともあれメールを書く。まだ会社に残っていた営業のKさんからのメールで、○石さん(仮名)はもう帰宅してしまっていたので、ドキドキしながら出社を待つ事に・・・(^^;;)。
(2003.07.25)

下駄箱問題解決
○石さん(仮名)から連絡が有って、下駄箱移動(って言うか元に戻すの)もOKということに。良かった良かった。あんまりドタバタして建築が遅れるのは困るけど、年内引き渡しのデッドリミットを考慮して進めてもらっているのでとりあえずは大丈夫だと思う。でも建築確認申請前の最終図面確認で間違いが見つかったらどうなるんだろう。やっぱり遅れちゃうかなぁ。しっかり間違いのない図面を引いてくれる事を祈るばかり。
(2003.07.28)

図面UPされてた
今日家に帰ってみたら富士ハウスのFAN頁(お客様専用頁)に図面がUPされていた。とりあえず全部ダウンロード。これから土日にかけてじっくりチェックをしよう。
(2003.07.29)

自宅で図面チェック
FANからダウンロードした図面(立面図・平面図・電気配線図・上下水配管図)をチェックした。打合わせで作る事にした筈のコンセントが一部付いていない(打合せ図面に記載有り)のと、打合せ時に付け損なったと思われる(手持ちの準備資料にだけ記載有り)コンセントがあった。それと、確かに「この辺」と言う感じで打ち合わせをしたが、もう少しずれた位置が希望だったものがあったのでそれもチェック。TVアンテナ線が目立つ位置に這っているのは嬉しくないからね。
それと、洗面所の照明のスイッチを入口の外の壁に付けていたのだが、これは使い勝手からすると部屋の内側にあったほうが良いので、内側に変更してもらう事にした。洗面所は風呂場の脱衣所も兼ねているので、脱衣所の電気を消して風呂場に入る、風呂から出てきて脱衣所の電気を点ける、といった動作でドアの外にスイッチがあると使い難いという事に気が付いたので。
これらは次の打ち合わせで伝える事にした。
(2003.08.03)

掲示板で質問
最近いえりんくの掲示板で質問をしている。やっぱり細かい仕様は他の人はどうしているのか、使用感はどうなのか、が気になるところだよね。サイディングの耐久性とか為になる話も聞けたし、今まで知らなかった工法も出てきて面白い。

その質問の回答も含めて聞きたいことや変更点を今度打ち合わせる予定。おそらく今度の打合せで建築確認申請用の図面の承認をするのだと思う。それにしても打合せ前に予めメールで気になることを送ったほうが良いかと聞いてみたが返事が無い。次の打ち合わせの時に話せば良いだろうと言う事か・・・。
(2003.08.06)

建築確認申請前最終打合せ&追加工事契約
今日は台風の中、自宅でKさん, ○石さん(仮名)と建築確認申請前の最終打ち合わせ。

図面の間違いや気になっていた点を指摘。洗面所の照明のスイッチは室内の壁に移設しようと思っていたが扉が内開きの引戸だったので付ける場所が確保できず断念。洗面台の電気を主に使うようにすれば済むことなので、まぁ良しとしようかな。


建築確認申請をするに当たって、現時点でのオプション等の追加工事費の契約をする。これが最終ではなくて、実際にはプラスマイナスの精算をまた次の段階でやることになる。契約をする度に収入印紙代を取られるわけで、無駄と言えば無駄だけど・・・。
今まで個別に教えてもらっていたのも含めて、全てのオプションの差額・工事費等が書かれた正式な見積書がやってきた。ちゃんと綴じてあるのねん。後ろに付いている図面がFANからダウンロードしたのと同じで微妙に直しが必要なのと、ついでに展開図(室内側から部屋の壁を見たような方向の参考図面)もついているけど、これも平面図とちょっと違っていたりする部分があるのはご愛嬌か・・・(^^;;)。間違いの無いようにして欲しいと後でメールを送っておいた。

(2003.08.09)

建築許可がおりた
建築許可がおりたという事で、○石さん(仮名)と自宅で工事前最後の打ち合わせ。

構造計算書と基礎伏図を貰う。これで基礎からちゃんと工事のチェックが出来る。それと修正された電気配線図・・・これはちょっと前にFAN(お客様専用ウェブ頁)に掲載されている図面も更新されていたのだけれど、それにもまだ間違いが残っていたのだが、それも修正されたものになっていた。FOMAC図面(FANに載っている図面)との差異は現場の大工さんが関わる部分なので(工場の作業には関係無い)、○石さんが最終図面を大工さんに渡して作業してもらうので問題無いと言われた。うーむ。問題無いようなアバウトなような(^^;;)。

建築許可の際に、玄関上を小さく切妻にしてあるデザインが斜線規制に引っかかるという。この部分だけ屋根の張り出しを30cm程縮める事にした。これくらいなら許可が出るだろうって思ってたって言われても・・・(-_-)。とりあえず縮めてもデザイン的に変にならないようにお願いしておく。


富士ハウスは近隣挨拶を25日にするらしい。一緒に回るのだと思っていたので日付を土日にならないか、と提案しようとしたら、別々で構わないと言う。富士ハウスより前(か同時)に施工主が挨拶に回ったほうが良いと言うので日曜日に回る事にする。

その外、細々した確認事項と照明・壁紙の一次決定(まだ変えられるが、考えると迷うので変えない方向^^;;)をして、今日はおしまい。後で構造計算書を読んで疑問が出てくる訳だが・・・。
(2003.08.22)

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