地盤改良〜基礎工事

近隣への挨拶回り
工事前の近隣への挨拶に行く。久しぶりに見る土地はすっかり草ぼうぼう。関東ローム層な割には肥沃な土地だ(^^;;)。地盤改良前に草を掘り起こさないと駄目だね。

帰ってきてから近隣挨拶の報告がてら、構造計算書の等級確認について質問をメールで送る。回答が来たら報告します。
(2003.08.24)

施工会社近隣挨拶
○石さん(仮名)から近隣挨拶の報告が入る。質問の回答もあったがまだわからない部分もあるのでさらに質問したりして(^^;;)。この辺に関しては別頁にまとめる予定。

基礎工事の日程も出てきているが天候がちょっと心配だ・・・。基礎工事に関しても「住まいの水先案内人」さんや「ねこちパパさんのホームページ」さんや「AM-Project 家を建てよう!」さん等の頁にかかれている事を参考にして、事前に聞いて置く事を○石さんにメールする。その外は現場でチェックすることに。
(2003.08.25)

地盤改良工事

いよいよ工事開始! まずは地盤改良から。

朝出社前に現地に行くと看板が立っていた。最初から書いてある項目以外まだ何も書いていない。既に鋼管が置いてあった。4.5m位長さがある・・・らしいが確認はしなかった。写真で見ると・・・そんなもんかな(^^;;)。鋼管は重機でぐりぐり回転させながら埋め込んで行くらしい。埋め込む現場は見られなかったが、夕方確認しに行くと既に全部埋まっていた。まるでモグラの穴のように地面から少し奥まったところまで埋め込んである。ここが基礎の底になる高さなのねん。穴は塞がれていた。(鋼管を埋め込んでいる画像は○石さん撮影のもの)

実は電柱が車庫の邪魔になるので移設してもらっている。今は新規電柱と古い電柱の2本立っている段階で、全ての線を移設し終わった後で古い電柱を抜くらしい。今日見たら未移設の線はもうあと1本だけになっていた。

それはともかく、鋼管の埋め込み位置が貰った基礎伏図と微妙に違う。早速○石さんに電話で確認すると、地盤改良の業者と打合せの結果少し変えたらしい。鋼管の本数は同じで配置が変えてある。鋼管の間隔も問題無く、基礎を支えられれば良いので問題無しとする。でも変えた事を教えておいてくれても良かったんじゃないの?>○石さん
(2003.08.27)

水盛遣方

今日から基礎工事。

予定では今日中に砕石を入れるところまでやれれば・・・という話だったが、天候の関係で今日は地業は行わず遣方まで。朝の段階で水杭/水貫が既に設置されていて、基礎外形の墨入れが行われていたので、午前中で終わってしまったのではないかな。(画像は○石さん撮影)

明日は良い天気らしいが、大工さんの都合で工事は休みらしい。残念。
(2003.08.28)

外構業者と顔合わせ
昨日は午後から掘削工事をやっていのだけども見に行かず、今日は営業Kさんの紹介の外構業者さんとの顔合わせのために現地に行く。
紹介されたのはKという外構業者さん。割とメジャーな業者さんだった。まずはプラン提案してもらうということで、要望を言って、現状確認を行なって終了。

それはともかく、掘削工事の結果を見ると、まだ半分しか掘っていなかった。一日(というか半日か)で全部掘れなかったか天気を気にして中断したか・・・。とりあえず掘り終わっている部分の掘削幅をチェック! うーん、ちょっと少ないような・・・。あららっ、一段と細くて地盤改良の鋼管から壁まで10cm無い部分もある。多分これらはまだ掘ってる途中なんだろうなぁ、ということで一応○石さんに確認のメールを打っておく。
(2003.08.31)

砕石・捨てコン

今日は一気に工事が進んで砕石撒いて転圧して捨てコンまで行ったらしい。

根切りの幅、砕石・捨てコンの深さは確認してもらったけど、昨日気付いた地盤改良の鋼管はなんと「位置がズレている」らしい。○石さんが取った写真でも他の鋼管もかならずしも真ん中には無いみたいだけど、その1本は13cmもずれているらしい。構造・強度上問題ないとして工事を進めたらしいけど、これは問題だぁ!

とりあえず鋼管が基礎にしっかりかかるように(現状基礎の立ち上がり部分の下に鋼管がかかっていない)、立ち上がり部をそこだけちょっと増やすなりなんなりの工事を要求しておく。とりあえず○石さんの対応待ち。
(2003.09.01)

基礎配筋
鋼管の位置ズレ部分については、強度上はそれ程問題無いレベル(それでも鉄筋を増やす等の対応は予定されていた)でしたが、昨日の当方の希望によって、その付近1m程をダブル基礎(基礎の立ち上がり幅が2倍。もちろん鉄筋も2本立てる)とする対応をして頂きました。○石さんには素早い対応をして下さいまして有難うございました。

今回の件に感謝して、今日から日記の口調を「ですます調」に変えます(^^;;)。

と言うわけで配筋をやりました。ベース用なのでアンカーボルトとかは付いてません。ダブル基礎の所の綺麗なダブル配筋を確認。床下換気口の部分もコーナーの部分もしっかりやってあります。鉄筋の太さ(主筋D13, 他D10)、鉄筋の繋ぎ目の重なり具合もしっかりしています。重ね過ぎじゃないかと思う位(^^;;)。ただ部分的に曲げた鉄筋の先が下に垂れ下がっていたり、コーナー部の余分な鉄筋が横に突き出していたりと、そのままだとかぶり厚が不足しそうな個所があったので、早速○石さんに電話。コンクリートを流す前に余分な鉄筋をカットすると聞いて一安心。心配性なもので・・・(^^;;)。
(2003.09.02)

ベースコンクリート打設
いよいよ基礎のベース部分のコンクリートを打ちます。配筋はその場でチェックしてもらい、余分な鉄筋は切るのではなく曲げて他の鉄筋に結束する仕上げになりました。問題ありません。

コンクリートは事前に聞いていたのは10分程度の距離から運んでくるという話でしたが、都合により少し離れた場所から運ばれてきました。と言っても距離的にはそんなに遠くなく、1時間もかかっていないので特に問題は有りません。本当は現場でスランプ検査をやって欲しかったのですが、富士ハウスでは現状やっていないということでしたので納品書に書かれた数字をチェックして良しとします。こんなに拘る人は他に居ないのかなぁ(^^;;)。

いよいよコンクリートを流します。どぼどぼと流し込まれるコンクリートを大工さん達が手で型枠内に行き渡らせています。立ち上がり部と違って手で充分作業できる幅と深さなのでバイブレータで振動させて行き渡らせたりはしないようです。おかげで予想していたよりも地味な作業に見えました。立ち上がりの時は流石にバイブレータを使います・・・よね? ○石さんに確認しておこう(^-^)。

都合により打設を最後まで見られなかったので、コンクリートが足りたかとかそういう所は見られませんでした。
(2003.09.03)

雷雨の後

昨晩雷雨が降りました。養生に良いかな?とも思いつつ、あまりに激しかったので現場を見に行きました。

現場はベースコンクリートも束石もしっかり完成しています。ベースコンクリートの表面が土まみれなのが雨の激しさを物語ってますな(^^;;)。それと、工事用の仮設水道が出来ていて、アンカーボルトも置いてありました。
(2003.09.04)

基礎立ち上がり部型枠設置

今日は基礎の立ち上がり部の型枠設置・アンカーボルト位置決め作業が行なわれました。確認してみると、コンクリートのかぶり厚がちょっと厳しい個所が見つかったので、○石さんにメールを送っておきました。きちんと修正してからコンクリートを流してもらわないと・・・。
型枠が足りなかったのか、ぽっかり開いている部分もあったりして。これはもちろん型枠作らないとコンクリート流せないですけどね。
(2003.09.06)

基礎立ち上がりコンクリート打設
いよいよ基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設。8時15分頃に到着すると、既に生コン車が待機していてちょっと焦りました(^^;;)。


棟梁にかぶり厚が足り無さそうな所の指摘をして、少し動かせる鉄筋は動かしたり、木のスペーサーを挟みながらコンクリを流すことにしたりといった対応をその場でしてもらって確認をしていきます。あれだけ鉄筋が重なっている状態で立ち上がり幅135mmの中でかぶり厚40mm以上を確保するのは結構大変だなぁ、と感じました。富士ハウスさん、あれだけの配筋を組むのなら基礎立ち上がり幅は150mmを2階建て3.5寸角柱でも標準とした方が工程管理上も良いと思いますよ(^-^)。

しばらくして○石さんが現れて、更に鉄筋を確認してからコンクリートを流し込み始めます。今回はバイブレータを使ってグリグリとコンクリが流れていくのが気持ち良い感じです。最後の方バイブレータのバッテリーが切れたようで木の突き棒だけの作業になってましたけど(^^;;)。その分入念に突き固めていただきました。

コンクリートを流し込んでいる側からアンカーボルトの位置合わせを図面を確認しながらやっています。アンカーボルトの本数が多いので、これが結構大変な作業量です。

2台の生コンミキサー車がはい終了、って感じで居なくなってもまだ全体に流し込めていませんでした。最後にはホッパー車の中に残っているコンクリートをアームを上げたり下げたりして流し出しています。「もしかしてコンクリート足りないのかな?」と不安になりましたが、どうやらギリギリ足りたようです。玄関部分の基礎の切り欠き部分からコンクリートを足りない部分に移し替えたりしていて「ここはどうなるんだ?」と思っていましたが、切り欠き部分の枠をはめてからちゃんと流し込んで形を作っていました。一箇所若干型枠が流し込み時に歪んでしまった個所があったのですが、それも最後に垂木で型枠を押して補強をして問題無い位置に直してくれました(当たり前ですが^^;;)。

打説作業が終了した段階でレベラーを入れる為に型枠にマグネットで付けてある治具のような物を一つ一つを測量して高さを確認していきます。これまた地道な作業です。ここでやっとお昼の休憩。午後にレベラーを流し込むそうです。


夕方に再度現場に行くと全体にすっぽりブルーシートを被せて養生状態に入っていました。ちょこっとシートをめくってみると、当然ながらしっかりレベラーが入っていて綺麗な表面が見られました。う〜ん、美しい(^^;;)。コンクリートが隅々までしっかり行き渡っているかどうかは型枠を外した時のお楽しみ、ですね。
(2003.09.08)

基礎型枠外し
型枠が外されたので夕方現場に行ってみました。

懸念された大きなひび割れは見られなかったのですが、ボツボツとコンクリが行き渡りそこなった穴が部分的に見られました。構造強度に影響が無いか○石さんに問い合わせをしておきます。酷かったと思われる個所は何かで補修をした跡がありましたが、ちょっと雑な気がするので、もう少しきっちりやって欲しいかなぁ・・・。

基礎内の土も埋め戻されて、防湿シート・コンクリートを流す準備が出来ていました。
(2003.09.15)

防湿コンクリート
朝から基礎の細かい修正が行なわれたのを確認しに行きました。既に防湿シートが敷かれています。シートの重なりは十分にあるようです。

勝手口のポーチを作るために型枠が設置されていて、まずはそこからコンクリートを流します。そして基礎の内側に防湿コンクリートを流していきます。防湿コンクリートはトンボみたいな形をしたものとコテを使って綺麗に平らに均されて行きます。なかなか上手いものです。綺麗ですねぇ。

床下換気口が釘で仮留めされていました。最終的には何で取り付けるのかな?
(2003.09.16)

給排水管工事/基礎チェックリスト結果まとめ

今日は給排水管工事が始まっていました。洗面所のところはもの凄い事になっています(^_^)。

さて、
基礎工事がほぼ終了したということで、ここで基礎に関するチェックリストの結果をまとめて載せておきたいと思います。工期が短期集中なのでなかなか素人には厳重なチェックは無理だというのを実感しました。やっぱり信用して任せるしか無い面はありますね。


● 地業・捨てコン

・水盛遣方で水杭/水貫はきちんと取り付けられているか?
 水杭は水貫のジョイント部に1本、かつ、間隔2m以下に1本。
 水貫は隅以外は水杭の内側(地縄側)に設置。

 → OKでした。

・遣り方の隅角部に筋かいの取り付けは出来ているか?
 筋かいは杭2本に掛かるようにし、片方の端部は地面に接するように。

 → OKでした。

・割栗石は使用するのか?
 使わないのであれば、ゴミコンクリ等では無くきちんとした砕石を使用しているか?

 → 割栗石ではなく砕石40-0を使いました。

・割栗石・砕石・めつぶし石を使用して水平に全面に敷き詰められているか

 → 砕石40-0で平坦に敷き詰めました(写真で確認)。

・締め固めはどのように行う?
 凹凸の無いように、目つぶし砂利で上ならしする。

 → プレートランナーで転圧したそうです(実際には見てません)。

・根切りの深さはどのぐらいか?幅は十分か?掘った時に水は出ていないか?
 水貫の間に張った水糸を基準に、トンボを当て、根切りの深さを確認のこと。

 → GLから基礎底面まで290mm, 更に捨てコン厚30mm, 砕石厚60mm。
   計380mm掘ってありました。

・捨てコンは十分な幅があるか、水平に作られているか(墨出しはしてあるか)

 → 設計上は570mm。捨てコン上面幅ではOKでした。

● 鉄筋

・鉄筋のコーナー・L&T字部分は、2重になっているか?
 その部分は30cm以上取ってあるか?

 → 十分にOKでした。

・鉄筋は真ん中にあるか?
 かぶり厚は 地盤から60mm, その他の個所40mm以上が必要

 → ベースコンクリートの配筋は70mmのスペーサーで浮かせてありOK。
   立ち上がり部分のかぶり厚が厳しい所はスペーサーを挟んでから
   コンクリートを流し込む等の対策を取っていただきました。

・鉄筋の径は?(公庫基準は主筋の径が13mm)

 → 主筋D13。他はD10で問題ありませんでした。

・鉄筋の間隔は?(公庫基準は300mm以下)

 → 250mmでした。

・鉄筋のかぶり厚確保用スペーサー(サイコロ)の大きさは?素材は?
 コンクリートブロックか石が良い。

 → 70mm角のコンクリートブロックでした。

・立ち上がり配筋と地盤改良杭との位置は合っているか?
 現場確認が必要。

 → 大きくずれた1地点についてはダブル基礎として対策を取って頂きました。
   他はほぼOKでした。

● アンカーボルト

・アンカーボルトの設置場所は適切か?
 各コーナー、基礎の途切れる部分、T字部に必要。

 → OKでした。

・アンカーボルトの固定はどのように行うか?

 → 当初ホールダウン用以外は田植え方式が予定されていましたが、
   全て型枠固定で位置決めをして頂きました。

・2.7m毎以下にアンカーボルトが設置されるか?

 → OKでした。

・ホールダウンアンカーボルトは使用するか?

 → 使用しました。

・アンカーボルトの埋め込む深さは?

 → 295mm, ホールダウン用は565mmの設計で、ほぼその通りでした。

● コンクリート

・生コンはどこから運ばれてくるのか(どこの工場から)?その所要時間は?
 夏場なら90分以内厳守。

 → 40分程で到着していました。

・生コンの量はどのぐらい?
 足りなくならないように多めに確保しておいて欲しい。
 現場で生コン車の数と積載量を確認するのが望ましい。

 → 正確な量はわかりませんが、不足しないようお願いしました。
   立ち上がり打設時はギリギリでしたが、足りたようです。

・コンクリ強度は?(設計強度18〜21N/平方ミリメートル)

 → 設計呼び強度21N/平方ミリメートルでした。

・水分の比率は?(65%以下は必須、50%近くが望ましい)
 スランプは16〜18cmが望ましい。

 → スランプ18cmでした。

・型枠内に行き渡るよう充分攪拌しているか?

 → ベースでは手作業。立ち上がりはバイブレータと突き棒で作業をしていました。

・レイタンス処理は行う?

 → やりました。

・型枠を押さえるあて棒はあるか?

 → 基本的に金属製の型枠だけで耐えられるように金具で固定されていましたが、
   一部押さえに棒を使っていました。

・型枠を外すまでの期間は?(最低72時間)

 → ベース部は3日後、立ち上がり部は7日後に外しましたのでOKです。

・養生期間はどのくらいか?(2週間以上が良い)

 → 立ち上がり部打設から土台を据えるまで10日間。建て方開始まで16日間で、
   問題無いと判断しました。

● 防湿

・防湿シートの重ね幅はどのぐらいか?
 重ね幅は150mm以上必要。

→ 300mm近くあってOKでした。

・防湿コンクリート厚さはどのぐらいか?

→ 60mmでした。
(2003.09.17)

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