ハウスメーカー選び
もちろんきちんと作れば十分な強度が得られるのでしょうが、面「だけ」で支えるという点が弱そうな印象を与えるのも事実です。
最近になって2×4を採用しだしたハウスメーカーも多く、簡略化出来るところは簡略化して思いっきりリーズナブルに作っているところから、しっかり作っているように見えるけどお金も結構な(^^;;)三井ホームまで多種多様。家が面で支えているからか、基礎はベタ基礎が多い。基礎パッキン工法(基礎と土台の間にゴム系のパッキン材を挟んでそれで床下の通風を取る工法)も多いですね。最近の流行でしょうか。
私たちは木造軸組工法の中からハウスメーカーを選びました。
とりあえずいろいろなハウスメーカーをチェックチェック。
技術屋的についつい気になる技術的な面を中心に。
但し仕様はどんどん変わっていくものなので、あくまでも私が見聞きした時点(2003年5〜6月)での情報です。
鉄骨・コンクリート系
へーベルハウスとか、積水ハウスの鉄骨とかRCのパルコンとか、いろいろありますが、コンクリートは断熱は最高だけど結露が・・・とか、最近のコンクリートは海砂使ってたり余分に水入れたりと信用できない、という個人的な思いもありまして、全くと言って良い程調べてません。ただ、鉄骨でも木造に通じるあるいは変わらない点はネットで調べたりして資料として参考にはなりました。
とりあえず、コンクリート住宅なら外断熱でないと結露の心配は拭えませんね。実は私、木造でも外断熱に一時期引かれていたのです。しかし調べていくうちに、木材は断熱性が高いので木そのものによるヒートブリッジが殆ど無い為、隙間にさえ気を付ければ外断熱(外貼り断熱と言うそうです)と内部充填断熱との性能差は殆ど無い事が分かりました。むしろ外断熱の欠点が気になるかも、ということで木造では外断熱には拘らない事にしました。その点、鉄骨(プレハブ)工法は鉄骨のヒートブリッジがあるので断熱には要注意ですね。
2×4(ツーバイフォー)系
2×4系。中には2×6なんてのもあるようですが、
2インチ×4インチ(約102mm)の細い柱を数多く立て、剛性は合板を貼って面で支える工法です。
2×4は規格物なので、腕の悪い工務店が建ててもそこそこの強度が得られるとか、軽いから大震災で地盤が緩んだ時に傾いたり倒れたりし難い(地盤に沈み難い)とか、いろいろと利点はあるようです。
しかし、面で「だけ」支えているようなものなので、きちんと四角く壁面で囲ってあげないと十分な強度が得られません。壁をぶち抜くと強度が激減するので間取りを変えるようなリフォームには不向きだったりします。
その他の工法
本題である木造軸組工法の前にその他の工法を。
プレハブ工法とか、システムモジュール工法とか、そんなんです(^^;;)。
大概工場で部屋のモジュールを作ってしまって、それを現地で基礎の上にどんどんど〜んと積み木のように積み重ねて作ります。工期が短いです。工場で作るので雨に濡れないとかいう利点もあるそうです。我が家では最初から対象外だったのでこの辺で・・・。
木造軸組工法
もともとこれが本命。
でも従来工法は阪神淡路大震災でかなり倒壊したと聞くので、どこまで強化対策が取られているかも各ハウスメーカーに聞いてみたいところ。
建築の詳細については建築記録を参照してみて下さい。