| 小若衆 |
- 各組によって入会年齢は違いますが、子若衆はおおよそ小学３年生から高校３年生。入会すると若衆や青年会会長から諸準備(湯茶の準備、囃子の準備)の仕方を教えられます。
- 宝組では小学３年生になると「体験入会」として４月中旬頃からどのようなことをしているのか見に行き、来年からの仕事を教えてもらい覚えます。一足先に入会している子供が呼びにいきます。
- 体験入会を済ますと来年から正式に入会となります。この体験入会はなく直ぐに入会という青年会もあります。
- 体験期間中は始まる時間になると練習会場にいって練習時間半ばまで「鐘たたき」の隣に座って「鐘たたき」と一緒に「サイ」という合いの手を入れます。練習半ばにお茶を最年少の子供が出して、小休止です。体験期間中は休憩時にお菓子をもらって一足先に帰ります。
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| 若衆・青年会会長 |
- １８歳以上は若衆と呼ばれ小若衆の指導にあたります。大抵２５歳位まで後継者の指導にあたり、最年長者は会の代表として大溝祭曳山巡行の運行が滞りなく進むよう青年会をまとめ、協力します。その他「曳山の梃子取り」「神輿舁」と祭の中心的な役割を担っています。
- 青年会代表(会長)は神事寄合に出席し宵山の巡行の順路を説明します。
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四月に入ると町内の相当年齢の子供を集めて囃子の練習を始めます。 |
| 祭礼の二日前には神社へ幟立に出かけます。 |  |
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宵宮祭の曳山の飾りつけや掃除を幟立後行います。本祭の飾り付けは当日の早朝より行います。 |
| 曳山の手入れを運行中も行います。 |  |
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町内での決まった色の鉢巻の目印をつけている曳き手に小憩時に接待をします。宝組は緑の鉢巻です。 |
| 花山の青年会代表(会長)の役割 |
- 宵山当日の運行を取り仕切り、事故の無いよう曳山が予定時刻通り巡行できるように進めます。
- 各組曳山が花山組に参集後、青年会長を花山に集め、「本日は、日吉神社例大祭宵山に当り、各曳山組の皆様方のご協力により、立派に終わることが出来ましたことを、ここにお礼申し上げます。高島町並びに大溝祭の今後益々の発展を祈念いたしまして万歳三唱いたします。」「日吉神社、大溝祭万歳!万歳!万歳!」と万歳三唱で分かれる。
| 梃子取り衆（方） |
- 単に「
梃子取 り」と呼ぶ方のほうが多いです。
- 若衆と中老で組織されています。経験豊富な中老が、若衆を指導しながら担当する組が多いようです。
- 曳山の前後の梃子※を操作して、曳山の方向を変える仕事が主です。
- 前梃子と後梃子は息が合わないと曳山の方向転換はできません。特に前梃子は足元の引綱に足をとられないようにしないと転倒して曳山の下敷きになったり転換がうまくいかないと障害物に衝突する危険などを伴うので気を許すことの出来ない部署ですので前梃子を担当する梃子取りは責任重大です。
- 足をとられないようにするには梃子を両腕と肩で抱えるようにして梃子取りに当たります。後梃子は前梃子が転換できないと見た時に後梃子を動かして補助にあたります。
また、声を掛け合い互いの息を合わせないと曳山は動かないと共に怪我にもつながるので怪我の防止などの観点からも大切です。
※（曳山の前後に突き出した棒。進行方向が前梃子、反対側は後梃子です。）
| 中老の組織と役割 |
- 「中老」は特別組織されたものではありません。青年会を退会した年長者が自分たちの経験を元に、子供中心の青年会を見守り、時には指導にあたる組織として各曳山組町に存在しています。
- 宝組の場合、宵宮太鼓も中老まで参加し、お祝いに上がる家には、中老の中の最年長者が「尾頭付きの鯛」をお祝いとして持参するのが慣例となっています。
- ４２歳で一応退会となります。