マッチャン神父のエピソードその1



実は、先日弟から「あのスカイライン廃車にするよ」と言われて、「ちっとまって、記念撮影したいから」と
撮影したのが下の写真です。
これは実は、形見なのでした。
7年前に、親しくしていた28歳の青年の男性がガンで亡くなったのです。退院真近だったために、
びっくりしたのですけれども、医者も知らないうちに脳に転移していて、
脳内出血のために突然に亡くなったのでした。

始めは、ご両親もつらくて、なぜ?ばっかりだったのですが、
よく考えてみると、死への恐怖も無く、一番最高の死に方だったと
このごろでは、私も含めてみんながそう思えるようになったのです。

時間が経てば、物事の見えかたが違ってくるのですね。
そして本当の良さも分かってくるのですね。

亡くなってから、1週間ぐらいたって、ご家族を訪問したときに
ご家族から「息子の形見ですからどうぞもらってやってください。」
といただいたものです。

いろいろなところへ行きました。そして廃車前には
17万キロも走っていたのだそうです。
お疲れ様、そして多くの人に多くの思い出ありがとう、
そんな気持ちが起こったのです。

もうそろそろ私もそんな年ですね。