マッチャン神父エピソードその3
先日(と言っても昨年のことですが)、
突然私のおなかを見た一人の少年が
「神父さん、赤ちゃんいるな!」と、
のたもうたのです。
私は、おなかが出てきたのは真実だから、苦笑い
していました。
すると周りの婦人たちが、びっくりして私を見ているのに気がついたのです。
私に隠し子がいると、勘違いしたようです。
そして、子供が私のおなかをさすっているのを
安心するかのように見つめ、またあまり変な誤解を生じないように
静かに彼女たちは視線を元に
戻したのでした。
この人騒がせな子どもを、記念に
残しておきます。子供には責任はなかったのですから。

人間一瞬のうちに判断することの危険性を
教えてくれた出来事でした。
ちなみに、彼の家族は6人兄弟姉妹で
みんな個性があってとても楽しい家族です。






