5.2.1 JavaScriptの記述


●<SCRIPT>タグ

JavaScriptのプログラムはHTMLファイルに直接記述します。そのために,<SCRIPT>タグが用意されています。

    <SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
     JavaScript statements...
    </SCRIPT>


<SCRIPT>タグの後ろのLANGUAGEパラメータは,他のスクリプト言語への配慮です。JavaScriptしか開発されていないときはLANGUAGEパラメータを省略してもかまいませんでしたが,現在 Visual Basic Script などの言語が次々と開発されている段階なので,スクリプト言語の種類を指定しくほうが安全です。
 <SCRIPT>タグは,どこにでも置くことが出来ます。しかし,普通は次の2つの場所に置きます。
・<HEAD>〜</HEAD>の間:命令文、関数を使用するとき
・<BODY>〜</BODY>の間:イベントハンドラーを使用するとき
 「JavaScript」のところを「Java Script」と空白を挟むとJavaScriptで記述されたスクリプトとは認識されず、その部分をスキップしてしまいます。

サンプル1
JavaScriptは,基本的に読み込まれた瞬間に実行されます。HTMLファイルは上から下へ向かって読み込まれるので,書いた場所が上であるほど先に実行されることになります。最初に実行させたいスクリプト,または関数などは<HEAD>ブロックに記述します。それ以外のスクリプトは,基本的にどこに書いてもかまわないでしょう。

 <HTML>
 <HEAD><TITLE>サンプル1</TITLE></HEAD>
 <BODY>
 <SCRIPT LANGUEGE="JavaScript">
     //ここにJavaScriptプログラムを記述します。
     document.write("Hello Welcome to 山形!!")
 </SCRIPT>
 </BODY>
 こんにちは、山形!!へようこそ
 </HTML>


ここで使用しているスクリプトとしては、
document.write(...)
というのがあります。documentは日本語で文書ですね。documentは括弧の中にある文字列を” 文書”というオブジェクトとして扱います。writeは”書く”という命令です。最初に文書として指定された文字列を,writeという命令で書く,この場合ブラウザに表示します。
ここでは文字列を扱いましたが,()内は文字列でも変数または関数でもかまいません。文字列を扱うときはダブルクォーテーション(")で囲みます。

【出力結果】  こんにちは、山形!!へようこそ