5.3.3 ダイヤログボックス


●イベントとイベントハンドラ

・イベントハンドラの概要
ネットスケープ・ナビゲーターやインターネット・エクスプローラーなどのブラウザには、JavaScriptが識別することのできるイベントが用意されています。イベントは、日本語に訳すと"出来事"です。たとえば、ボタンをクリックする、テキストを入力する、というのがイベントです。
JavaScriptはそれらのイベントをとらえて、それに反応するスクリプトを定義できます。その、イベントを定義するのがイベントハンドラです。
イベントハンドラには以下の9種類があります。
  onBlur       onClick    onChange    onFocus    onLoad  
  onMouseOver  onSelect  onSubmit    onUnload

 HTMLに表示するボタンは次のようにフォームの<input>タグのtypeオプションにbottonと指定すれば作成できます

     <FORM>
     <INPUT TYPE="botton" VALUE="ボタン" onClick="Botton()">
     </FORM>

onClickはボタンがクリックされたときにBotton()関数を呼び出すイベント・ハンドラです。onClick の後に JavaScript 命令文も入れることができます。ユーザーがボタンをクリックするとき、これらの命令文は実行されます。 このBotton()関数を次のように定義しておけば、その関数が実行されます。
Scriptを使用しなくても、<FORM>タグの利用だけでも実行可能です。しかし、同じ動作を繰り返し行う場合は、Scriptを使用すべきでしょう。

<script language="JavaScript">
function Button(){ alert("ボタンが押されました!") }
</script>

HTMLファイル全体では次のようになります。

・サンプル2
<HTML> <HEAD><TITLE>イベントとイベントハンドラ</TITLE>
<script language="JavaScript">
   function Button(){
     alert("ボタンが押されました!");
   }
</script> </HEAD>
<BODY>
<FORM>
<INPUT TYPE="Button" //ボタンの指定
   VALUE="押してちょ" //ボタン上に文字の表示
   onClick="Button()">
</FORM> </BODY> </HTML>

注)Button関数は<HEAD>部に記述しています。これにより、そのページ内では<FORM>タグをどこで使用しても、OKです。

結果は次のようになります。


【実行結果】