八木重吉
「秋の瞳」

                うな
   こころの 海づら


 
 照らされし こころの 海づら
 
 しづみゆくは なにの 夕陽
 

 
 しらみゆく ああ その 帆かげ
 
 日は うすれゆけど
 
 明けてゆく 白き ふなうた



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