八木重吉
「秋の瞳」

 
   夾竹桃


 
 おほぞらのもとに 死ぬる
 
 はつ夏の こころ ああ ただひとり
 
 きようちくとうの くれなゐが
 
 はつなつのこころに しみてゆく



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