八木重吉
「秋の瞳」

 
   あをい 水のかげ


 
 たかい丘にのぼれば
 ないかい
 内海の水のかげが あをい
 
 わたしのこころは はてしなく くづをれ
 
 かなしくて かなしくて たえられない



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