竹久夢二「青い小径」


    忘れえぬ面


  の   みち
 野の路で
 
 ぼんやりと
  き しや
 汽車を見てゐる
 むすめ
 娘があつた。
 

  かな  わたし
 悲しい私の
  たび   ひ
 旅の日に。



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