竹久夢二「夢のふるさと」


   
  紅茸


     べにたけ
 この紅茸のうつくしさ。
 
 小供がたべて毒なもの
 
 なぜ神様はつくつたろ。
 
 毒なものならなんでまあ
 
 こんなにきれいにつくつたろ。