17 曲率変化の一般解

 曲線を直線に還元するところからπを直線で扱うところまで考えてきました。ここまで角の等分を図aでお示しした円座標で考えてきましたが、円座標の場合 1r、2rの場合と少しづつ曲率が変化します。これをどうしたらよいかを考えます。

図q.a

 図は90度以下においての一般的な角θとします。横軸をx軸とすると、サインラインを+、-で引くことが出来ます。それを赤線で引いて角弧の間をマス目で分かるようにしました。見てわかりますように、輪(弧)をどんなに増やしていっても弧と弧と間の長さは1rです。異なるのは最初の1r目のところでここでの長さは cosθです。ですから曲率の違いの長さを、nr+cosθと表すことが出来ます。こうしてやっと角の等分問題を式で表すことが出来るようになりました。

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