種族
世界に満ちた『力』の増加の影響を受けて、多くの種族が世に現れた。
高度な技術と知識や強い身体能力と魔力を持った種族が多いのだが、人間に比べ数が少ない。
精霊を祖とするものや獣人、また、高度な知能を持った神獣、霊獣、魔獣の存在も確認されている。
他の種族と共存するものもあれば、隠れ里などでひっそりと暮らすものもある。人間
一番の数を占める種族。新たな『力』を持て余しているのが現状だが、他種族からの技術提供を受け、目覚しい成長を進めている。また、他種族の文化を吸収し、新たな文化、生活様式を生み出している。天人
光の精霊を祖とする、古くは天の使いとされた少数種族。蜂蜜色の金の髪と褐色の肌、背中に生えた白い翼が特徴。翼は、肉体に収まりきらない精霊力を放出するための出力器官であり、その数が多いほど高い能力を持つ。契約を必要とせずに光魔術が使え、飛行能力を有す。
他種族との交流を避け、高い山の頂上で暮らしているが、時折、下山しては、彼らの守護神・光明神への信仰をひろめている。霊人
地水火風幽の精霊を祖とする、古くはエルフと呼ばれた少数種族。それぞれの種族を象徴する色(黄蒼紅翠銀)の髪と眼、尖った耳が特徴。人間の数倍の寿命を持ち、獣並みの俊敏さを持つが、基本的に非力。契約を必要とせず精霊魔術が使え、人間を遥かに凌駕した鋭い五感を持つ。
森の中で狩猟生活を営むが、過去の因習により、人間種を毛嫌いしているため、交流は、まったくない。精霊神を守護者として崇めている。魔人
闇の精霊を祖とする、古くは魔族と呼ばれた少数種族。光すら吸い込むような黒髪と透けるような白い肌、額の両脇から生えた2本の角が特徴。角は、魔術を使用する際、力場を発生させる増幅器官。契約を必要とせず闇魔術が使え、外見から想像できないほどの怪力を有す。
他種族との交流を避け、光の届かない洞窟の奥で生活しているが、守護神である闇黒神の教えに従い、夜な夜な街に繰り出しては、いたずらにひとを驚かしている。