竹久夢二「青い小径」


    母の家


 
 ひとすぢの
  くさ   こみち
 草の小径
  はゝ  ざいしよ
 母が在所ヘ
 やま       こ
 山ひとつ越ゆれば
  はゝ   や   しらかべ
 母の家の白壁に
  ゆうひ
 夕日
 
 あか/\
 なみだ
 涙ながれき。



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