竹久夢二「青い小径」


    嫁入り


  せけん   おや
 世間の親は
 
 かうしたものと
  ひと  い
 人も言ふから
 
 さうあきらめて
 おほ   むすめ
 多くの娘が
 
 するやうに
 
 だまつて
   よめ
 お嫁にまゐりましよ。



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