竹久夢二「たそやあんど」

   ゆめ
  夢がほど


  はる   よ
 春の夜の
 びやうぶ         きぬ
 屏風のかげの衣ずれを
               うたゝね
 うつゝにさゝて転寝の
 ゆめ          にく   こ
 夢をさませし憎き子を
  なん
 何とすべけんうつくしければ。



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