さあ準備完了
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- 試写編 -
どうにか格好が付いた赤道儀を持ち出しての試行錯誤が始まります。根っからの工作好きなのでどんなトラブルが発生するのかが楽しみです

これからの季節は野山が冷え込むので雪が降るまでにせっせと通い詰めて完成度を高めなくっちゃ

  • 星空写真のための装備一式です
    カメラはデジタルカメラ500万画素のニコンE-5700

  • 赤道儀には自由雲台を着けて使うのですが小型は貸し出し中ですのであえて大型三脚のを使用

  • カメラにはリモコンレリーズを着けています
    黄色いのはフリーアームの手元照明 、釣り用品?
    白いタイマーは減算も加算も出来るタイプです

カシオペアを60秒露出で撮影しました
赤道儀で追尾操作をしていないので左へ流れています
これが星の周回運動です
今度も60秒露出で撮影しました
赤道儀をしっかり操作できたのできれいな点像になっています。
これなら追尾
には成功していると言えますね
  • 今回、張り切って山奥に行きすぎたのか、デジカメは液晶のファインダーもモニターもバックライトが眩しすぎて全く役に経たずじまいでした

  • あえて液晶モニターで撮影結果を見るべく目を明るさにならしてから画像を確認したら今度は星空がしばらく見えなくなった

  • そのため予備のつもりで持っていったフィルムの一眼レフ Canon T-70で撮影しました(^^;

  • このカメラだと焦点もズームも手動だから調整は楽 、なんとか星も稜線も見えるのでフレーミングが出来る

  • 帰宅して現像したフィルムをチェックしたら大半がぶれていました。 カメラブレの原因を考えていたら、自由雲台が必要以上に大きすぎ、カメラの重さも重なって重心が赤道儀から外れて赤道儀ごと傾いてたり、ねじ方向に回っていたようでした
都合によりモノクロ写真です

  • 次回は小型の雲台に交換しました

  • なんだかピントの具合がおかしいなあと思って何度もレンズを拭き拭き撮影していましたが、気がつくと夜露がべったり、何度ぬぐってもすぐに曇ってしまいます。

  • 大きな一眼レフはガラス部分も大きく、内部の隙間や質量もあるために温度変化に弱かったんです

  • デジカメだと殆どプラスチックだからしばらく夜風に当てておけば良かったので大あわて、ファインダーまで曇って来たので、結局あきらめて帰りました
都合によりモノクロ風写真です

▲片手が空くようにと、磁石付のタイマーを本体に貼り付けるべく、薄い鉄板を本体に埋め込みました
  

  • 中央上部がカシオペアです、下端やや右よりの赤いのが北極星

  • 全く動いていない円弧の中心が北極星と言うのはご存じですよね?こんな画像になるんですよ

  • 全く追尾操作をせずに5分間露光し続けました

  • 中央上部から下部に掛けてフレアーが出ていますが これは眩しいくらいの半月の光によるものです

  • 10月に入って山の空気が冷え込んできたため風が吹くと立って撮影するのが辛くなってきた

  • 撮影小物一式を入れたツールボックスを持ち歩く様になって居たのでこのボックスに腰掛けて使うべく三脚を余り伸ばさず低い状態で使うようになった

  • するとタイマーを横向きにくっつけていると見にくいので水平方向にセッティングすべく再度、マグネット吸着用の鉄板の取付を変更した

  • 今度は水平方向に折りたたむ形式にした
    これもボディの下側を削り込み、収納時に凹凸の少ないボックス状になるようにした

    ★これで追尾は機嫌よく出来るようになりました

                        

砥峰高原にて

 感度はASA400相当、露光5分間:ファインダーは全く見えずじまいで下部の
赤い光は車のスモールランプの反映です。肉眼では全く気が着きませんでした

この日は20時過ぎに現場に着いて目が慣れるに従い、とんでもない多数の星達にびっくりしました 
北極星だけ何とか探し出したものの他の星達は探す気もせずただただ眺めているだけで満足でした

液晶バックライト式のファインダーは眩しすぎて全く見るもせずなんとか目を細めて撮影情報を読み
適当に設定して、数コマ撮影しました。近くの林でガサコソいうので飛んで帰りました。ああ怖かった

 


  
  • 先日の撮影では役に立たたなかった、見えないファインダーに挑戦することにしました

  • ついでにもっと広い範囲を撮すべく、先日買い込んだ広角のコンバージョンレンズにも使える広角度な枠型のを製作することにしました

  • 枠の材料として厚手のテレフォンカードが変形にも強くて丁度良さそうなので加工してみます

  • まずは透明の板にファインダーで覗いて壁に書き込んだ視野範囲全体を写し取り、テレホンカードに書き込みます

  • カメラのアクセサリーシューに着ける支持部と視野位置を固定するため、目の位置を決める部分です

  • ほぼ90%位の範囲を狙うように枠を決め黒い色を塗ったので、範囲がわかりやすくなるように畜光テープを角部分に貼り付けました

  • これは赤道儀作りでも使ったテープで、光を当てるとしばらく明かりを蓄えて光ってくれるテープです

  • 強い光を当てると明るく、弱いと薄暗くと、かなり調節がきくので便利です

  • デジカメは8倍ズームレンズですが、基本的に星座を撮すので一番広角度の35ミリ相当用の枠が有れば十分

  • もう一つは先日買い込んだ広角コンバージョンレンズ用
    これは24ミリ相当のかなり広角度なレンズです

  • 上記の2種類ともう一つは、枠が二重になっていて共用として使えるタイプです
    広い枠が24ミリ用、内側の狭い方が35ミリ用の撮影範囲です

  この工作で久しぶりに知的なお正月を過ごす事ができました w(^o^)w

 


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