35 波の計算

初めに1ありき

 

 現在の素粒子理論では、粒子には量子性と波動性があります。経度法では弧と言う波動性による計算であったと思いますが、量子性による計算も考えなくてはなりません。ここではリンゴの箱詰めを例に考えます。リンゴを箱に詰める場合、横x行・縦y列・高さz段のようにします。箱は四角、リンゴは丸いので箱の中に隙間(余白)が出ます。しかし、リンゴが幾つ入ったかと言うとき隙間は数に入れる必要がありません。どうしても計算に入れなければならないとしたら、単位を別のものにしなければなりません。単位は次元ですから隙間は別次元ということになります。ここでは別次元が存在しながら量としては無視してよいとします。すなわちこの余白は不定積分定数の「C」だと思えば納得できると思います。

図ι
 もう一つ重要なことは、波の広がりと波の中心からの角度は比例と反比例の関係にあります。それは常に4の倍数で割っていくと最後に8(または4)となり、それは一つの球です。ここが波の低です。8は一つの球であって8個の波が1つの球、これが「初めに1ありき」の根拠です。「量子性」とは、最後には必ず1に帰着するということをいます。そしてこれを初期値と考えます。この1が8個に割れて倍々に広がっていく、このように考えます。経度法では2次元スケール(立体としては3次元スケール)としての扇を考えましたが、これを指しているという意味です。これ以上さらに割っていくことは、波とは別の考察になります。
 さらに余白についての考察もしなければなりません。ここは量として考えることはないとしても、エネルギーの通り道、作用の次元としての役割を果たしていると考えます。湖面に波を立てるためには、小石を投げ込みます。このようにエネルギーを投入する必要があります。そしてこのエネルギーが余白を通って量の次元に対して作用していきます。

 

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