「サイズが合わなかった。」等は最も一般的な返品の理由だが、商品自体に欠陥がなくても、「やっぱり気に入らなかった。」「機能が期待したほどでなかった。」なども立派な返品の理由になる。また、返品の理由さえ聞かれないこともある。
ウェディグドレスを結婚式で使ってから返品するという笑い話もあるくらいだ。
プレゼントの嵐(クリスマス)の直後には、返品の嵐となる。大規模な店には必ず返品のコーナーがあり、客が順番札を取り、列を作って待っている。
僕もかなり多くの返品・返金を経験したが、慣れてしまうと便利この上ない。
・コードレス電話(雑音が多かった)
・留守番電話(音質が悪かった)
・旅行用鞄(重かった)
・ラジカセのCDクリーナー(掃除してみたが直らなかったのでクリーナーを返品)
・パソコンのメモリー(合わなかった)
・写真のプリント(色が悪かった。ピントが甘かった。)
New York Times によると、各国の商慣習は以下のようになっているそうだ。
返品・返金は、商品のコストにはね返っているはずであり、一概にアメリカ式の売り方の方が消費者にとって良いとは限らない。しかし、商品の買手(もしくは、プレゼントの貰い手)にとって便利なのは事実だ。
返品を自由に行う習慣は、アメリカの離婚率が高いのと深い関係があろう。
「気に入らなかったら返品すれば良い。」-----安易ではあるが、これも国民性か。
我が家はお互いにまだ返品の必要性を感じていない(と思う)。
幸せなことだ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
ベーグルパンの種類だけでも20種類くらいあり、それをベースにして Turkey や Smoked Salmon をはさんでサンドイッチにしてもらって約4ドル。コーヒ−を買ってテーブルに運んで食べる。
気楽でおいしい朝食・昼食だ。ベーグルは Chewy なのがおいしいが、Einstein のは抜群だ。
95/3 95/12 96/12
Brugger's 140 250 450
Einstein / Noah 23 50 300
Manhattan Bagel 67 146 287
Dunkin Donuts も 97年夏にはベーグルを Menuに加えるという。
【Return to Hiro's Easy Essays】
きょう、4泊のスキーから帰ってきた。
行き先はVermont州Stratton。
我が家からちょうど200マイル。I95,I91を使ってdoor-to-doorで4時間弱の距離だ。
リフトは40基くらい。12人乗りのゴンドラもある。我々の泊まったのは、ゲレンデの真下にある2ベッドルーム+キッチン+リビングルームのコンドミニアム(友人家族と共用だ)
土曜日の4時頃出発し、きょう(水)はすべらずに朝11時前に現地を出て来たので、実質的には4泊3日のスキーだ。
しかし、Kの風邪(吐き気、発熱)というアクシデントと、予想外の雨!!のため、何と1日強しかすべれなかった。雨が降ったのは、異常に高い気温(スキー場で何と、40度F(=5度C)もあった。セントラルパークでは60度を越える記録的な温かさだったそうだ。)
そんな訳で結局スキーよりも、ワインやビールを飲んだり、トランプをしたり、テレビを見たりした時間の方がはるかに長かった。
さて、10月に買ったELAN SCX(175CM)の感想をレポートする。なお、リフト(Strattonには6人乗りの高速リフトがある。)で話しかけて来た45才くらいの人もほぼ同意見だった。
僕の感想は、従来使っていたDynaster Acryglass(185CM)との単純比較であることをお断わりしておく。
1.回転は、かなりしやすい。これが短い(175CM)せいなのか、ひょうたんのような形のせいなのかはわかりにくいが、2の感覚と合わせて考えると、形の影響が相当大きいと見て良いだろう。
2.少し曲がろうとすると、スキーが素直に曲がってくれる。しかし、「横滑りなしに切るように」曲がるにはまだ訓練が必要。(道具だけでその域に達するのは無理ということ。当たり前。)
3.直進性には、大きな不満はない。しかし、相当の高速になると、先端に振動が発生する。
(これは、リフトで一緒になった人(この人もELANを使っていた。)も指摘していた。)
4.見た目は悪いが、短いため、持ち運びしやすい(これはおまけ)。
5.Strattonでは、レンタルスキーの大半がこのタイプのスキーになっていた。(ブランドはRossiだった。徹底的なプロモーションで拡販を図ろうとしているものと推測している。)
6.全体的に、0.3-0.5段階くらい、うまくなった気がする。
7.総じていえば、
(1)超初心者には差はないだろうが、中級者が板を買い替えるのであれば、おすすめしたい。
(2)暴走族・スピード狂には向いていない。
(3)やはり、スキーは腕(否、脚)だ。
さて、次回のスキーはいつになるか?日帰りで近場に行くとしよう。
おしまい。おやすみ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
いくら大きいとは言え、1つの公園の中での犯罪の減少率を自慢したり、まだ殺人が起きていない事が News になるのだから、犯罪率が減少したからといっても恐ろしい街だ。
人種問題・低所得層の問題・教育問題など、犯罪の背後にあるものは簡単には解決できない。参考数字(New York City 1年間)
レイプ 2100件
窃盗 57000件
自動車泥棒 56000件
2.Drug
アメリカ中高生がマリファナ、ハシシ等のドラッグを過去1年以内に使用した割合
(ミシガン大の毎年の調査による)
8th(中学2年) 91年10%→96年24%
9th(中学3年) 91年21%→96年38%
10th(高校1年) 91年30%→96年40%
(ほとんど(9割程度)がマリファナ)
子どもを持つ親としては恐ろしい数字だ。
--- Complete Christmas Dinner $1.57 --- Please help us provide meals for the hungry and shelter for the homeless during this Christmas season and throughout the year.
New York City Rescue Commission ---------------------------------------
このような広告が、Macy's の華やかな広告の下に載っていた。 ただそれだけのこと。
New York のホームレス。平均年令 9才。
6万人の子どもがホームレスだという。
今年の New York の12月は例年になく暖かい。それがせめてもの救いだ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
僕のいつも行く店、Home Depo は、天井が高く巨大な体育館のような店で、ドアや洗面台、材木、芝刈り機、フェンスから釘やロ−プまで売っている。
サーモスタットのコーナーに行くと、10種類以上有る。何てアメリカ人は物好きなんだ。結局、良くみかける Honeywell のオーソドックスな丸いタイプにする。$15.99。
買って来た奴をしみじみと眺める。温度と反応速度が変えられる。良く見ると水銀が使われている。「電気を流す液体金属」の用途がこんなところにあるとはついぞ知らなかった。新発見。
さて、壁から故障した古い奴をはずし、新しいのを付けようとしたが結線がわからない。しかし、適当につなぐと2回目にうまく行った。
今回使ったのは、今までついていたモデルとは異なるが、古くから使われている代表的な形だ。
20年位はモデルチェンジなしで続いていそうだ。アメリカにはこういうものが多い。
General Electric の Dish Washer / Washing Machine / Dryer
故障しても同じ部品が手に入る。日本とは違う。
【Return to Hiro's Easy Essays】
Seattle/Tacoma 空港からSeattleのDowntown へ向かう途中のHighwayの左手にBoeingの工場は見える。
Boeing に限らず、最近、Seattle Base の企業は元気が良い。
今年の1月に Seattle に出張したとき、Seattleが最近元気が良いという話題になり、僕は Seattle ベースの企業を3つ挙げた。
(「良く知っているね」とほめてもらったが、何のことはない、単に僕の気になっている企業の多くがSeattleにあっただけのことだ。)
Boeingの社員たちはDouglasのoperationに自信を持っているというが、Douglasの社員はさほどでもないという。買収される側としては当然だろう。
現在のところ、Layoffはないとの発表だが、数ヵ月後には間違いなく従業員削減が行われるだろう。逆に、そうならなければ経営者は株主から経営手腕を問われるに違いない。
東銀三菱の対等合併のときも、開口一番、「どちらが買収されるのか?」という質問だった。 合併というと、必ずLayoffという言葉が頭の中をよぎるのが昨今のアメリカである。
冷戦が終結し、軍需産業の国際的競争力を高めるというのが Clinton の政策だが、効率化・Cost Cut・輸出拡大の3つが航空産業でもキーワードだ。
なお、この Deal は金額では史上第10位である。1−10位は以下のとおり。
Buyer Acquired Value Date(Completed or Announced) 1.Kohlberg Kravis Roberts & Co. RJR Nabisco Inc. $25.0Bil 1989 2.Bell Atlantic Corp. Nynex Corp. 22.7Bil 1996 3.Walt Disney Co. Capital Cities/ABC 19.0Bil 1996 4.SBC Communications Inc. Pacific Telesis Group 16.7Bil 1996 5.WorldCom Inc. MFS Communications Co. 14.4Bil 1996 6.Wells Fargo & Co. First Interstate Bancorp 14.2Bil 1996 7.Time Inc. Warner Communications Inc. 14.1Bil 1990 8.Philip Morris Inc. Kraft Inc. 13.4Bil 1988 9.Gulf Corp. Standard Oil Co. of Calif. 13.4Bil 1984 10.Boeing Co. McDonnell Douglas Corp. 13.3Bil 1996(Yesterday)
特徴
1.この10の買収のうち、実に6つまでが今年のものである。
2.同一産業内での買収が主体である。
(80年代の買収が「多角化によるビジネス拡大」を狙ったものであったのに対し、90年代ははっきりと異なっており、規模の拡大による効率性追及・マーケットの制覇が主眼となっている。)
3.通信関係の合併が多い。
競争力を高めるための戦いは様々な産業で絶え間なく続く。
官僚の腐敗などの批判・処理に終始している日本は、へたをすると世界経済から取り残されてしまうのではないか。
【Return to Hiro's Easy Essays】
クリスマスツリ−の前で12人が Pomerium/Gregorian Chants を合唱する。
観客は全部で500人くらいだろうか。子供はほとんどいない。子供には退屈で1時間が限界だ。
帰りに Lexington Avenue に出て EAT に行った。
Zabarsが経営するカフェだ。雰囲気は軽く明るい。
・Stuffed Cabbage
------トマトの酸味と甘味が微妙。肉の味が強すぎずおいしい。
・Salami sandwich
・Crab Cake
4人分をしっかりと同時に持ってきてくれる。タイミングも絶妙。
単なるカフェにしては相当高い。しめて $80(TIP込み)
(しかし、味は高級レストランに引けをとらない。)
当然、猛烈においしい。Kが、「生きていて良かった。」などと大げさなことを言う。
【Return to Hiro's Easy Essays】
Delivererからの挨拶だ。彼らと顔を合わせることはあまりない。彼らは車に乗ったまま、真っ青なビニール袋に入った新聞をドライブウエイに投げて行く。読売は夕方に配達されるので家族はdelivererの顔を見かけることがあるが、僕はほとんど見かけない。
New York Timesに至っては毎朝5時位に配達されるのでまず姿を見ることはない。
クリスマスカードにはしっかりと彼らの名前と住所が書いてある。TIPの暗黙の催促だ。
それにしても人々が最も多くクリスマスカードを書くこの週末の直前にはさんでおくあたり、タイミングが心憎い。
配達は車で投げて行くだけだが、New York Timesなどは結構配慮している。
1.雨の日には、いつものブルーの袋の下に透明の袋を使い、2重にして放り投げて行く。これにより、相当の雨が降っていても、新聞そのものはあまり濡れることはない。
2.万が一、新聞が濡れていたときには、電話でその旨を伝えれば、その日の分はクレジットしてくれる。(タダになる。)もちろん、その後の袋詰めにも気を使ってくれるようになる。
3.日本と同じ様に、同じ日の新聞で何回かversionがある。このため、以前、僕が(ダメモトで)「我が家の配達時間を早くしてほしい。」などというわがままなことを言ったときにもそれ以降の配達時間を早めてくれ、すんなりと対応してくれた。このときには少しTIPをはずんだ記憶がある。
1年で一番郵便の量が多いのはクリスマス前の月曜日だ。1日の配達が2.74億通。平均は1日で0.8億通だから、実に3.5倍だ。
さて、2人のdelivererへ、$5の小切手を封筒に入れてメッセージとともに送ろう。
それはそうと、他の人々にもクリスマスカードを書かねば!!
(日本に出すので1週間かかる!!)
Merry Christmas for your family!!
【Return to Hiro's Easy Essays】
Casioのモデルの名前はCassiopeia。
きょうのNew York TimesのCasiopeiaの使用記が掲載されてたが、内容は全般的には極めて否定的な記事だった。
以下に項目を抜粋しよう。
・システムのインストールが面倒
インストールにはWIN95マシンやOriginal Win95 Diskが別途必要。
・画面が暗く、Backlightをつけてもまだ見にくい。
・画面が小さく、クリック(ペンタッチ)もしにくい。
WWWのブラウズも、スクロールを余儀なくされ、使いにくい。
Task Barも隠せない(画面が小さいので隠したいのに)。
・O/Sの互換性が乏しい。WIN95で走るプログラムだからと言ってWIN-CEで走るわけではない。
WIN-CEの専用プログラム(Excel、Word、Internet Explorerの縮小版)程度しか走らない。
・E-Mailも Standard Internet Protocolのみ(したがってMicrosoft Network のE-Mailさえ呼び出せない!!)
・電池消耗が激しい(PC Card Slotに入れたモデムを1時間使ったらバッテリーが消耗しつくした。)
【結論】
・使うとしてもセカンドマシン(当然)
・いつかもう少し良い形になって(handwriting recognition(文字認識=OCR)やWireless E-Mailを搭載するなどして)花開くのを待つべき
・眼科医のことを考えずに持ち運べるようになるまで待った方が良い。
【僕の感想】
・値段から考えて、まあまあ使えるものなら2台目として買っても良いかと考えていたが、買う気をなくした。
・E-Mail を読む際の限界(MSNへのMailが読めない!!)のが僕にとっては致命的。
・アメリカでもシャープのザウルスがかなり普及している(日本のモデルと異なり、小さなキーボードがついている。モデムをアタッチすればE-Mailを読めるのも同じ。)Cassiopeiaは、機能から考えて、ザウルスの域を越えていない気がする。
(この程度の小さな機械にエクセルやWordの機能を期待することに限界があるのかもしれない。使うとすれば、デスクトップPCで作成した文書や表をコピーしておいて、「参照する」程度であろう。)
・ハンドヘルドPCは、用途をはっきりさせるべきだ。
外出先からのMailアクセス(+(可能であれば)簡単な文書作成)に限定するならば、小型である事は必須(この点ではCassiopeiaは条件を満たしている)
Cassiopeiaを新たに買うくらいであれば、重くて大きいけれど今使っている日本のワープロ(Rupo)をもう少し使い続けようと思う。
(96年11月22日の日記参照)
【96年11月22日の日記】へ
Casioのホームページへ
【Return to Hiro's Easy Essays】
【97年12月11日追加】
CitiBank の PC-Banking の Next Step(インターネット接続開始)へ
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【はじめに】
橋本首相の一声で銀行・証券と保険会社の乗り入れが急速に始まることになった。
これはおもしろいことになった!! まずは敵(?)を知ることからだ。
−−−という訳で、今日は、米国の大手 Retail Bank である Citibankの PC-Banking の状況を1個人顧客という側面からまとめておこう。
先日、Peat Marwick の人と話をしていて、「日本から調査のために出張してくる銀行関係者のほとんどが、PC-Banking か電子マネーを調査対象にしている。」と言っていたことも僕の興味を引いた。
なお、僕は Citibank 内部のことは全くわからないので、あくまでも、1顧客としての使い勝手の観点であるが、僕にとっては、はっきり言って、「こんなに便利なものはない!!」という一言に尽きる。
(日本でも急速に PC-Banking サービスが進んでいるが、ここまでにはなっていないのではないか。(住友銀行なども有料のようであるし。。。))
ただし、Credit Card と小切手がアメリカほど多用されない日本、また持ち株会社組織でなく、証券売買とのリンクがない日本だと、ここまでの利便性を感じないと思うのも事実だ。)
【内容】
CitibankのPC-Bankingサービスは、内容的には従来の Telephone Banking(こちらも急速に伸びている)の機能を踏襲したものであるが、Telephone Banking に比べて、
・PCのMonitorを見ながらゆっくりと操作できる。
・データを自分のPCに取り込める。
・取引の記録が残る
等の点で大変便利である。
銀行の側から見ても内部事務(データ入力や書類整備等)がない分、相当の効率化が図られているはずである。
(PC-Bankingを使う顧客が増えれば増えるほど効率化が図れるという訳だ。)
他の銀行でもChase(Chemicalと合併)が PC-Bankingをやっているが、Citibankの方が評判が良い。
【具体的には】
・資金振り替えは期日を指定して行うこともできる。
(たとえば12月5日に、12月25日付けの振り替えを指示する、等。もちろん振替実施前であれば変更や取消も行える。)
・1件ごとの振り替えだけでなく、定期的な振り替え(たとえば毎月1日にMMAからcheckingへ$5000を振り替える、等)も可能
・ただし、僕は個人的にはこのサービスはあまり使っていない。
・Citicorp Investmentに電話で取引依頼をするより、手数料が10%安くなる。
(僕のような貧乏人にとってはありがたい!)
・option 取引も可能であるが、僕はまだ始めていない。
(もう少し勉強したら始めたい。)
Rockfeller Center の経営から日本の会社が手を引いた。バブルの時代の日本からの対米投資で大きな損害を被って撤退した例は枚挙にいとまがない。
買い物客と観光客が街に溢れ、1年中で最も活気がある季節が始まった。
帰りの電車をおりると、駅前の駐車場に停めておいたシビックのフロントガラスが凍りついていた。本格的な冬が始まる。
【Return to Hiro's Easy Essays】
アメリカではE−MAILより先にまず留守番電話が普及しました。これは極めて便利で(日本では企業より一般家庭の方に、はるかに普及している感じですが)、日本の一般的な留守番電話(家庭用)と異なり、話中でも自動的に留守番電話に切り替わり、メッセ−ジを残せるため、仕事が効率的に進みます。
また、出張中などでも外出先から自分の電話にアクセスしてメッセ−ジを聞き、外出先からその人に電話をかけて要件がすむ、といったことも頻繁にあります。これは家にいても仕事ができる(しなければならない(?))ということを意味します。‥‥‥時差の大きい日本との連絡において、この便利さを特 に感じます。
ところで、昨年、僕自身のこちらの銀行を日本の銀行から CITIBANK に変えました。特に大きな不満があったわけではなかったのですが、直接のきっかけは、 CITIBANK が無料でPC-BANKING(PCでの残高照会や送金、株式の売買等)を提供し始めたことでした。(日本でも年末に住友銀行が有料で始めたそうですね。)
変えてみると、米国の銀行の機械化が如何に進んでいるかがよくわかりました。その上、必要な場合の行員の対応が極めて良く、経費を削減する中での顧客サ−ビスとはこうあるべきだ、と考えさせられました。日本人だからといって、日本の銀行とつきあう必要もないですし、国際化とはこういうことだと思います。
アメリカは国土が広いせいか、何でも電話(それもすべてコンピュ−タ−で)ですませようという習慣が浸透しています。
・銀行の残高照会・振込・小切手の増刷申込等
・新聞のバケ−ションホ−ルド(旅行等のときの一時的な配達停止)
・飛行機の発着案内
・電車の時刻案内
・ケ−ブルテレビの視聴申込
・旅行パンフレット等の請求
(VOICE MAILに住所氏名を残すと郵便で送って来る)
以上は、すべて所定の番号(通話料はほとんどが受信者負担)に電話をかけて自分の口座番号やID番号等をキ−インし、あるいはメッセ−ジを残すことによって自動的に完了します。必要なときは、途中で一定の番号(9が多い)をプッシュすると担当者と直接話すこともできます。
さらに驚くべきは、電話の故障も電話で、それもすべてコンピュ−タ−で受け付けるのです。自分の電話番号や故障の状況、復旧したときの連絡先電話番号等をキ−インすると、まず強いシグナルを回線に送って接触不良を直し、それでもだめなときには家に担当者がやってきます。電話が壊れていることをどこから電話するのかって?それは隣の家に借りるか車でス−パ−の公衆電話まで行くしかないです。
インタ−ネットによって、場所による情報の格差が急速に小さくなるため、逆に情報に疎い人は何も仕事がなくなってしまうような気がします(もちろん、面と向かって得る人間くさい情報も、従来以上に重要になるでしょうが。)
アメリカにいても、情報に対する感度が鈍いと、むしろ日本の情報に敏感な人より遅れてしまうことになる訳です。スピ−ドの点でも、地理的な制約はほとんど皆無と言ってよいと思います。そして情報の収集が、より、個人に依存するようになるため、経営上層部が言うまでもなく、間違いなく組織のフラット化が進むでしょう。
【Return to Hiro's Easy Essays】
90年12月1日の東京は、抜けるような青空が広がっていた。
【Return to Hiro's Easy Essays】
去年はリフトで並んだ横の人が履いているのを笑っていた人が、今年は買っている。現在のところ、"super-sidecut", "shaped", "parabolic", "hourglass" 等と呼ばれているが、決まった名前はない。外見も滑り心地も従来とは相当異なる。回転しやすいのが最大の特徴。中級者が skid turn ではなく、curved turn を容易にできるようになる。70年代に現れてすぐに消えた "shorty skies" と異なり、高速でもハンドリングを失わない。
特徴
長さ 通常より10−20cm 短い(身長と同じ位) 幅 中央 普通のスキ−と同じ(60mm位) 前・後 普通のスキ−より30mm程度幅広モデル (標準価格)
Expert Skiers Atomic Beta CarvX 926 ($629) K2 Four ($625) Skilled Skiers Fischer Revolution Ice. ($500) K2 Three ($495) Novice/Intermediate Skiers Fischer Revolution Control ($400) K2 Two ($395)
僕も15年も前に買った Dynaster の ACRYGLASS を卒業することに決め、1カ月前にELANのモデルSCXを買った。
クリスマスに Vermont (OKEMO)で使うのが楽しみだ。
このスキーの使い心地は、ここをクリック(96年12月25日のエッセイ)
【Return to Hiro's Easy Essays】
なお、2・3は別途、compuserve等のaccountを持っている必要がある。
1.LAPTOP PC を使って会社のネットワ−クに入ってMAILを読む
メリット エクセル等の添付ファイルもチェックできる
デメリット LAPTOP PCが十分にないので貸し出してもらえない
こともある。重いLAPTOPを持ち歩く必要がある。
2.ワ−プロ+モデムを使ってNIFTY-SERVEに入ってMAILを読む
(会社のMAILからNIFTYに自動転送しておく)
メリット LAPTOPより軽く気軽
デメリット 添付ファイルがチェックできない
3.電話でMAILの内容を聞く
(会社のMAILからNIFTYやcompuserveに自動転送しておく)
(1)NIFTYSERVE TEL3730-4845
日本語の読み上げ可能
(2)COMPUSERVE TEL1-888-729-0100
英語の読み上げ可能
身近のFAXへの出力も可能
メリット 何も機械がいらない。気楽。FAX出力も可能
デメリット 英語・日本語のどちらかしか聞けない。
NIFTYSERVEの場合は日本へ国際電話するので電話代がか
さむ。添付ファイルがチェックできない。
在宅勤務勤務に必要な条件在宅勤務はアメリカでは一般的になりつつあり、このところ、アメリカはHOME−OFFICEの時代とも言われている。1.会社と家に、以下のハ−ドウエアがあること
(これは容易だ。ほとんどの家でもう整っている)
(1)留守番電話
(2)コンピュ−タ
(3)FAX2.家に、会社の関連重要書類が揃っていること
この要素は簡単には達成できないが、週に半分くらい出社すれば持ち帰ることも可能だ。書類のイメ−ジ化を進めれば会社にはオリジナル類・自宅のハ−ドディスクにはスキャナ−で読み取った書類というダブルファイルが構築できる。
もちろん面と向かって得る情報は貴重であり、ネットワ−ク化が進んだときこそ、一層、面と向かうこと・会話・インタ−アクションの重要性が強調されてしかるべきだが、いかんせん、世の中の会議には無駄なものが多すぎる。準備不足の会議は在宅勤務でなくしたほうが良い。3.最後に、最も大切であり、また最も難しいことは、会社のマネジメントの仕方(結果評価)をきちんとすることだろう。「一見まじめそうに」あるいは「長時間」仕事をすることを大きく評価するようだとうまく行くまい。年功序列もダメ。
日本でも、NEC等コンピュ−タ業界が実験的に導入しているというが、興味深い。
アメリカに来てから、無意識のうちに、いわゆる「会社のマネジメント」を考えてしまうことが多くなった。
【以下、97年12月22日追加】
ATTは55%、Hewlett Packard は33%がテレワーカー(コンピュータや電話を使って在宅勤務)だという。
【Return to Hiro's Easy Essays】
社内でも、駐在して1年位を経てからは、この話題が出ると、ロ−カルスタッフから、「せっかく仕事をマスタ−したのに帰ってしまうのはもったいない」といつも言われる。日本人の海外営業の仕方は他の国々(アメリカにとっての日本以外の「外国」)と違うのだろうか?(少なくとも、僕を含め、日本の一般企業の駐在員は「アメリカに骨を埋める」つもりでこちらに来ていないのは確かだが。)
ずっとこちらで暮らしてもいいなと思うこともない訳ではないが、家族のこと等を含めてそこまでの決断をするまでのぎりぎりの状況へ自分を追い込んだことはないというのが正直なところだ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
気温は28度F。OHARE空港に東側からアプロ−チする。
CHICAGO郊外への日帰り出張。入社後16年目にして、初めて営業らしきものに参画する。(営業部の同僚とともに、新商品の説明だ)
営業というのも悪くない。
何よりも仕事の目的と結果が明快だ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
4年前にアメリカへ来て家探しをしたときには、不動産屋に「しっかりと Storm Window になっていますよ。」と言われると「しっかりしたつくりの家だ」などと感心したものだが、何のことはない、 Storm Windowなしの家など、この近辺にある訳はない。あっても寒くて住める訳はない。
知らないと言うことは怖いことだ。
我が家は築後40年くらい経っている。家のつくりはまあまあというところだ。すきま風も多いが、アメリカの家としてはたぶん平均的なものだろう。4回の冬を経て、すきま風防止グッズにもずいぶん詳しくなった。
きわめつけは、布でできた砂入りのヘビだ。長さは約1メ−トル。賢い皆さんにはすぐに用途がわかるだろう。そう、ドアの下に這わせるのだ。これで外気の往来の約70%は防げる。室内の気温が70度F(21度C)、外気が20度F(マイナス7度C)という温度差と、2分の1インチという大きな隙間を考えると(ドアも2重になってはいるが)、この一匹のヘビが冬の間にどんなに大きなエネルギ−セ−ブを果たすかが想像できよう。
年2回、4月中旬と10月中旬に行う screen とStorm Window の交換は、衣替えのようなものである。
【Return to Hiro's Easy Essays】
2つの洗面所・風呂とキッチンを完全にきれいにして約4時間、$65とのこと。
こちらとしては、かなり安いという気がする。それでも、向こうは値段を言ったあとに不安そうな顔をして、僕が「それでいい。頼む。」と言うと、とてもうれしそうな顔をする。ビッドのつもりなのだろう。
一般にアメリカ人はケチだから(否、競争社会だから)、ハウスクリ−ニングや家のちょっとしたリノベ−ションでも、必ず複数の業者にあたって値段を比較する。彼女も見積もりをした後に仕事を貰えないことが多いのかもしれない。精一杯にギリギリの線でオファ−をして来たのだろう。
これこそ自由競争の社会だ。これからの日本も間違いなくそうなる。
橋本首相が2001年などと言うまでもなく、金融業界は遅れている。
夕方、CABLEVISION(ケ−ブルTV会社)のセ−ルスマンが説明にくる。何でも、わが町DARIENに光ファイバ−が敷設されたので、新しいサ−ビスを買ってくれとのこと。今までの1か月$23が$27になるだけで映画をリモコンで注文できるようになる上、高品質のケ−ブルのメリットを受けられるという。現段階では、いわゆるビデオオンデマンド(すきな時にすきな映画を見られる)ではなく、決まった時間に配信されている映画をその都度注文して(スクランブルを解除して)見るだけだが、来年からはビデオオンデマンドも可能になると言う。
また同じく来年からは、PCコネクションも予定されているという。これは間違いなく「買い」だ。
【Return to Hiro's Easy Essays】
本当は先週の土日がベストのタイミングであることがわかっていたので、2日間まるまるスケジュ−ルをあけてあったのだが、Hurricane LILY に刺激された前線が大暴れし、外出どころではなかった。土曜の朝から日曜の昼までに7インチの強い雨が降り、強風で大木が何本も倒された。
我が家も土曜日の夕方から1日半停電し、不自由な生活を強いられた。
1.明かりがない→ろうそくと懐中電灯のみ
2.キッチンのグリルが使えない
→ボンベ式カセットこんろとキャンプ用を使用
3.重油のボイラ−が燃えないため、シャワ−や風呂が使えない
4.パソコンも使えない。
5.コ−ドレスフォンや留守番電話も使えない。
(こんなのはまあ良いが。)
少し山の方に入った友人の家は井戸水のためポンプが使えなくて水も出なくなった。おまけに彼の家は三方の道を倒れた大木で塞がれ、買い物にも出られなくなったそうだ。
我が家は停電以外は大した被害はなかったが、Basement(地下室)に30センチ位い地下水が浸出してきた。我が家のBasement はコンクリ−ト打ちっぱなしで、ボイラ−が設置してあるだけなのでボイラ−の電気スイッチがショ−トして軽い故障を起こした程度で済んだが、斜め向かいの家などは地下をファミリ−ル−ムにしていたので大変な騒ぎになったそうだ。
というわけで今日は1週間遅れの紅葉撮影となったが、完全にタイミングを逸しており、残念。
先日、compuserve から新しいソフトがCD−ROMで送られて来た。ブラウザが Mosaic から Internet-Explorer に変わったのだ。Microsoft と Netscape の戦いがますます激しくなる。Microsoft がんばれ。(この間、Microsoft の株を買ったから。)
もうひとつ、Compuserve に E-Mail の内容を電話で聞けるサ−ビスが新設された。(日本の Nifty-serve はもう5年近く前からやっていたが。)。
ちょっと遅かったが、まあ許そう。
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僕は後者で頼んでみた。
WWW でいくつかの業者を検討し、TEXAS の Wolfcamera and Videoを使ってみた。料金は12枚のプリントをフロッピ−に収めてもらって$8.95。結構安いという感触。出来は値段を考えればマアマア。何となくシャ−プ感に欠ける感じ。
僕のホ−ムペ−ジにのせる際には JPG ファイルに変換してみたのだが、そうすると更に何段階も画質が落ちてしまう。要改善。
Click here to go to Wolfcamera's Home Page
【Return to Hiro's Easy Essays】
最近、カメラを買ったり、散財が多い。(株で少し儲けたからまあいいが、少し反省。)
日本でも最近オリンパスが売り出した機種だ。ファイルを整理するソフトウエアと英語OCRがついている。普通のサイズなら1枚5秒程で読み込んでくれる。また、ソフトウエアが良くできていて、使いやすい。なくしてしまいそうな紙類はすべてこれでパソコンに保存することにしよう。
Click here to go to Visioneer's Home Page
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ICP Midtown = International Center of Photography. "Berenice Abbott"
平日の夕方、それもこんな雨の中を写真展など見に来る物好きは少ないだろうと思って中へ入ると、やはり7ー8人しかいなかった。思ったとおりだ。
多くは1930年代の NEW YORK を撮った "Changing New York " からの作品だ。各々、100-150 words の caption がついて興味深い。
僕の好きなのは、何といっても "New York at Night(1932)" エンパイアステートビルから北西の方向を斜めに見下ろして撮ったと言われるこの作品。ダークグレーの夜の中にビルの明かりが窓からにじみ出て、それが古い設計のレンズの収差によってフレアーとなって実になめらかな階調を生み出している。
この写真は、半年前の Hilton Hotel のフォトオークションで $4,000 で出ていたっけ。僕の日本への帰国はいつかは知らないけれど、この写真を買わずに日本へ帰る自信はまだない。
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2年ほど前に、撮った写真を Seattle のラボ Seattle filmworks でデジタル化し、フロッピ−にいれておいたものを今回 GIF ファイルに変換したものである。画質がまだまだだが、今後改善して行きたい。
2枚の写真は、4X6インチ(日本のキャビネより若干小さい程度)のプリントからデジタル化したものだが、通常のカメラでたくさん写真をとり、気に入ったもののみアップロ−ドするとなると、僕の場合、デジタルカメラは買わず、
(1)プリントからのイメ−ジファイルの作成
(2)ネガ(orリバ−サル)からのイメ−ジファイルの作成
のいずれかを多用することになりそうだ。
なお、このようなサ−ビスはアメリカではかなり一般的になってきており、価格は24枚で$8−10程度である。今度、 "wolf camera and video" 社の同様のサ−ビスを試してみる予定である。
アップロ−ドする場合に GIF が 良いか JPEG が良いかもいろいろ実験してみるつもり。(ブラウザにもよるのだろうが。)
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この手紙を見て、疑問に思ったのは僕だけだろうか?料金計算などという基礎的な、それに最も大切な部分で簡単にトラブルが起こり得るものなのだろうか?
パソコン通信経由のインターネット接続からプロバイダ経由の接続へと時代が変わる中で、早期にシェアを獲得し、そのシェアを維持するために課金を意図的に遅らせ、接続料金が高い(MSNが高いかどうかは議論があろうが)ことに気づかないようにして来た、などというのは考えすぎだろうか?
一般の社会人にとっても、会社を離れたところでの自分のメールアドレスを持つことが日常生活に必須になりつつある現在、早い段階でアドレスを自社の domain に作らせ、脱会しにくくさせる、というのはフィクションだろうか?
誰も、一旦友人たちに知らせたE−Mailアドレスを簡単に変更したくないのは事実である。
E−MAILアドレスも、本物の住所のように、「引越先への転送サービス」が必要な時期になって来た。
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僕はサブの写真係。(メインカメラマンはハッセルに助手付きのプロ。アクションも早い。髭も生やしていて貫禄もある。とてもかなわない。)
今日は僕は2カ月前に買ったキャノンの「EOS−ELAN2E」の試し撮り。
パ−ティが始まる前に、カメラに関して社員のU氏と賭けをした。「EOS−AE2という機種はあるかないか。」
僕 「そんなものはない!! $100賭けてもいい。」
U氏「絶対ある。家にカタログもある。」
それで結論(賭けの成立後、1時間で僕が思い出した)。「EOS−A2Eという機種がある。引き分け」(EOS−5のアメリカバ−ジョン。すぐに思い浮かばなかった僕の負けだが、引き分けと言うことで許してもらった。実質的には僕の負け。)
パ−ティ−でニコンの営業(?)の人に僕のEOSを見られ、冷や汗。
「左のポシェットに28Tiが入っています。それにうちには601があります。F5はまだ買う決断はできていませんですけど。」というのが精一杯だった。(咄嗟のことで、ニコンのカリッとした描写を誉めることを忘れてしまったのは失敗。)
なかなか理想のカメラには出会えない。EOS−ELAN2Eの感想
1.シャッタ−のタイムラグがやや長い気がする。
2.相当暗くてもよくピントが合う。
3.暗いときには視線入力はあまり役立たない(被写体の細部が良く見えない)。
(これは予期していたので僕はセンタ−のフォ−カスロックにしていたが。)
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Delaware 河畔の小高い丘の上にPhiladelphia Museum of Art がある。
今日はここで2週間行なわれる Harry Callahan 写真展の初日だった。作品の数は全部で120−30枚だっただろうか。半分くらいは僕の初めて見る作品だった。
彼も Ansel Adams に強く影響を受けたという。Gelatin Silver Print のなだらかなモノクロのト−ンを見ているとカラ−写真の場合、色によって消されてしまいやすい”静けさ”を強く感じる。
しかし彼が Linhof Technica (9x12) で撮った写真を見ていると、この50年間で写真は(カメラ・レンズを含めて)どんな進歩を成し遂げたのか,わからなくなる。それほどまでに彼の作品が完成されているということ。
彼の作品の中では、何と言っても、1948年から5年位の間に撮った Eleanorと Barbara の写真が圧巻だ。
Manhattan 57丁目の Pace Macgill Gallery が彼の作品をかなり持っているのはわかるが、カ−ドを作っているHallmark も結構集めているようだ。不思議!!(1) Eleanor, Chicago, 1948 ベッドに裸で座り、窓を見る Eleanor (2) Eleanor, Chicago, 1949 ミシガン湖(?)から首を出す Eleanor (3) Eleanor, Chicago, 1949 真暗中に小さく裸の Eleanor の後ろ姿 この黒で僕はArnold Newman の写真を思い出した (4) Eleanor, Chicago, 1953 電柱の前に立つ Eleanor 一度見たら決して忘れられないコンポジション (5) Eleanor and Barbara, Chicago, 1953 倉庫の前に立つ2人 (6) Eleanor and Barbara, Chicago, 1953 半逆光の中に立つ2人
カラ−写真では何と言っても (7) Morrocco, 1981 うすいピンクとブル−の建物の前を2人の少女が小さく横切る
の暖かい色合いが美しい。
(この間行った New Mexico の Santa Fe の建物の色と、とても似ている)
帰りに写真集を買ってきた。$35。
Harry Callahan National Gallery of Art
ISBN:0-89468-222-9
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今まで、世界が彼の目にどのように写っていたのかが全く理解できなかったが、きょうは少しわかったような気がした。
帰りにメトロポリタン美術館へ行き、クリスマスにツリ−のまわりで行われるコンサ−トの予約をして来た。ツリ−の下のグレゴリオ聖歌が楽しみだ。そこでまたピカソのゲルニカの悲しみ・憤りを思いだし、雨模様のマンハッタンが寂しかった。
ハリケ−ン・フランは北へ抜けた。
昼はカフェでエッグサラダサンドイッチ。しっとりとしたライブレッドがおいしかった。(Madison and 83rd.)
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1996年7月26日 今日は。今年のニュ−ヨ−クはやや雨が多いような気がします。 昨年のような猛暑と水不足にはなっていません。 先週、1週間休みをとってイエロ−スト−ンとサンタフェに行ってきました。 (この2カ所は1000マイル以上離れていて、何の関連もないのですが、単に、 1回の旅行でつなげただけです。) イエロ−スト−ンはご存じのとおり世界最初の国立公園で、面積は日本で言う と、1つの県くらいあります。野性の動物と間歇泉(Geyser)が有名です。温泉 は間歇泉に限らずたくさんあり、色の非常に美しいものも数多くあります。透き 通ったオパ−ル色の温泉などは、見ているだけで吸い込まれるような気分になり ます。また、自然の造形という意味ではヨセミテの方が雄大という感じですが、 イエロ−スト−ンは動物の多さでは圧倒的です。我々はバッファロ−とエルクと ペリカン位しか見ることはできませんでしたが。 サンタフェは NEW MEXICO 州のアルバカ−キから約1時間の場所で、芸術家の 町です。美術市場としてはニュ−ヨ−ク、パリに次いで世界第3位だそうで、小 さな町なのにギャラリ−がたくさんあります。我々は子連れなのであまりゆっく りと見ることができませんでしたが。建築物はADOBE(アドビ−)と呼ばれ る日干し煉瓦の上に土色のセメント状の表層を施したもので、古代の建築物のよ うな外観です。家々のドア等の彩色は青やピンク色などで、軒下にはよくレッド ペッパ−の束がかけてあってアクセントになっています。とても美しく、また食 事のおいしい町でした。 今回の旅行では、 1.レンタカ−で借りたフォ−ドト−ラスのエンジンが突然高速道路上でスト ップし、道路脇の崖をおりて民家に電話を借り、救援を2時間以上待った。 (原因は路面が荒れていたため、fuel cutting deviceが誤作動したもの) 2.ソルトレイクシティ−からアルバカ−キへの飛行機が突然整備不良でキャン セルになってフェニックス経由で別便を乗り継いで行ったため、8時間ロス した。 (ロングアイランド沖合でTWA機が爆発・墜落した翌朝ということもあり ナ−バスだったということもあったものと思います。) などといった若干のトラブルもありましたが、とにかく目一杯楽しみ、無事に 帰って来ました。 以上、近況のご報告まで。ではまた。 HISH Note: Photo Cross Rhythms Nicholas Trofimuk PHOTOGENESIS Gallery of Photography 100 E. San Francisco Street Santa Fe, New Mexico 87501 http://www.photogenesisgallery.com/ http://www.nicholastrofimuk.com/
H. S.様 1996年3月 ニュ−ヨ−ク特派員 ISH グランドセントラルタ−ミナルの天井の星座について(報告) 長い間当社ニュ−ヨ−ク駐在員の間で大きな謎とされ、「この問題が気になって安 心して仕事をしていられない。」との発言の原因にまでなっていた、グラセンの天井 問題について、1年半の調査を踏まえ、簡単なレポ−トをまとめましたのでご報告い たします。 (調査に時間がかかり、遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。) 結論 天井の色が変わっている部分(南東の一角)は、別のペイントしてある訳で もなく、また照明してある訳でもない。これは、天井を剥がした結果、古い 天井が見えている部分である。 なお、今回の調査を通じ、今まで知らなかったことが体系的に把握できましたので 以下に簡単にまとめておきます。 1.グランドセントラルタ−ミナルは、1913年以来83年の歴史を持っている。 2.天井は75フィ−トの高さであり、そこに描かれた星座の絵には60の電球が埋 め込んである。また、星は23金でコ−ティングされている。 3.一般に想像されているのとは異なり、絵は、実際の星座の配置とは異なる。 たとえば、Pegasus と Aquarius は、天から見た配置となっていて、人間が地上 から見上げた配置とは逆である。 4.天井そのものは次のとおり2層になっており、今見えているのは第2層である。 第1層 1913年 石膏にテンペラで星座の絵がかかれた。より精緻な絵であったと言 われている。 第2層 1945年 天井修復時にタッチアップする手法とせず、4X8フィ−トのパネ ルをボルトと接着剤で貼って修復し、その上に星座をオイルペイン トした。新しく描かれた絵は、当初のものと似てはいるが、華麗さ に劣る。 5.最近、美術史研究家達の間から、「新しいパネルをはがして古い絵を修復すべ き」との意見が出て来ていた。 6.下から見上げたとき、天井の南東の一角の色が変わっているが、これは1989 年に今後の修復作業の方法を検討する際に、実験的に一部(20X80フィ−ト のエリア)を剥がしたものである。 7.グラセンの経営を引き継いだMTA(Metro Transportation Authority)は、 1945年の天井(第2層)を修復する方針である。 理由は次の2つ a.第2層のパネルにアスベストが含まれており、今はパネルの中に完全に取り 込まれて安定しているが、パネルを撤去しようとすると問題が生じる。 b.第1層の絵にダメ−ジを与えずに1945年のパネルを取り除くことは極め て困難である。 8.天井修復開始は1996年4月1日の予定。 やわらかい使い捨ての布と液体洗剤を使い、ダメ−ジを極力回避しながら第2層 の絵をきれいにし、その上でリタッチする。今までは埋め込まれた電球の交換が 大変だったので、この機会にグラスファイバ−ケ−ブルに交換する予定。 9.現在進行中の2年がかりのリストレ−ションでは、天井の他に、以下の変更が行 なわれる予定 a.2本の階段の新設 b.バルコニ−に4つのレストランを新設 c.コンコ−ス両側に店を設置 PS 最近、WINDOWS95(日本語版)を入手し、インスト−ルしました。 (目的は、インタ−ネットの接続を日本語化(MSNを使用)するため) これに際し、ハ−ドディスクの内部増設(1.6GB)をしました。 近々、メモリ−の増設(8MB→16MB)も行ないますが、CPUの遅さ はどうしようもありません。 (オ−バ−ドライブに200ドルもかけるのは無意味ですから。) では、また。