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利用形態
情報構造
自動化

クラシック音楽データベース

データベース構造

最終更新日:2005/03/24

●基本テーブルとリレーション

●全体

 音楽作品の固有情報は、作品マスタと曲マスタで構成する。作品マスタは作品番号単位で表し、曲マスタは作品の構成を表し、その演奏順を保有している。全て日本語で表記する。

 演奏は演奏マスタとして独立して存在し、一つのまとまった演奏状態(使用楽器、独奏者、セッション、指揮者、団体など)を表している。所有音楽マスタは作品が演奏された状態を楽章単位で表したもので、実際の音楽ファイル(WMAファイル)と1:1で対応している。

 ここでは、以下のように用語を使い分けている。

  • 作品:演奏対象となる原曲の集まり。

  • 音楽:演奏された作品。演奏に関する情報が必ず付加されている。

作品マスタ

 作品の普遍的な固有情報を持つ。作品番号単位で管理し、作品番号を元にした作品コードを以下の例のように生成する。

          BWV. 1  → BWV0001 (オリジナルのBWV. 1 では作品番号順に並べられない)

後世の人が作品番号を発番していない作曲者のものは、OP番号から生成する。作品コードがユニークな主キーとなる。他のテーブルではこの作品コードを持つ。

曲マスタ

 作品がどのように構成されているかを表す。楽章(ソナタ系)あるいは曲番号(舞曲、組曲系)情報と、曲の表題などを有す。レコードは楽章単位となる。

演奏マスタ

 作品がどう演奏されたかは、その作品の固有情報ではないので、全く独立したテーブルとなっている。演奏状態(使用楽器、独奏者、セッション、指揮者、団体など)単位でレコードとし、演奏コードを発番し、他のテーブルではこの演奏コードを持つ。

所有音楽マスタ

 実際にCDで所有しており、ディジタル化した楽章などの単位で有す。作品コード、楽章、演奏コード、演奏時間などを持つ。

●音楽総覧

 所有音楽マスタを楽章/曲までに展開し、必要な文字列情報を表すクエリ。


音楽総覧の構成

音楽ファイル

 ディジタル化した楽章などの単位のWMAファイル。ファイル名とタグにより、一意的に作品情報を生成できる。

●その他のテーブル

 楽器、種別(演奏形式)、速度指定(曲名になることが多い)、演奏家などをマスタとして持ち、用語統一、入力の利便性向上を図る。