自作する場合の初めの企画段階について説明します。これが唯一のものではなく、たくさんある内の一つに過ぎないと思って下さい。

●調査する。

　雑誌、インタネット、専門書などで、PCやPC部品などの知識と最新技術の情報を入手し、理解する。妙に古いものや、いわく付きの部品などを掴まされないように。 日常的に情報に触れていることも大切。お店の人もそんなに知っている訳でもない。（ワカラン人の質問を分かってくれない人もワカラン人、本当に分かってる人は例え間違った質問でもその真意を理解し、回答する筈。）自分が頼りである。

• 専門書（叢書）
  系統的な知識が身に付く。最初はこれがよい。初版が新しいものを。
  　
• 雑誌
  特定のホットな情報が手に入る。ある程度基礎知識が身に付いてから。でないと何がホットか分からないから。
  　
• インタネット
  メーカのホーム頁が良い。個人のものは偏っていたり、間違っていたりする。（このホーム頁もそう）かなり経験を積んでから利用するのが良い。
  　

●使用目的を決める。

• 自分のニーズを挙げ順位付けをし、上位3-4位までのニーズを採用。
  また、将来のニーズも分かっていれば挙げておく。→拡張性の設計。
  　
• 設置場所、使用方法を明確にする。
  PCのスタイルやサイズの決定要素となる。
  　
• 予算を決めておく。
  下限、上限の二つ。上限は特に重要となる。→金に糸目が付かなくなる。
  　

●仕様を決める 1 −パフォーマンスを決める

　ニーズや将来のニーズから、自作するPCのパフォーマンスを決める。以下の表のようになる。

　凡例　◎：大いに要求される性能など、○：ある程度要求される性能など

性能は高いに越したことはないし、最近のものは低価格でありながら高性能化しているので、わざわざ低くする必要もない。 オフイスアプリであっても、CPUが高性能であればやはり快適である。

●仕様を決める 2 −技術的項目を決める。

• CPUの種類、周波数、メモリ方式（速度、最大容量）などを決める。
• ケース形態、電源容量、ベイ数、内部ベイ数など。
• モニタを決める。解像度（画面サイズ）、CRTか液晶か。これからだと液晶にすべし。
• OSの種類（WinXPとなるしかないが、HomeかProの選択）
• HDD容量、台数、メモリとその容量を決める。
• CD-ROM、DVDドライブなどを決める。現在なら、オールインワンとなるか？
• マルチメディア系（ビデオ、サウンド）を決める。→音質重視ならサウンド、スピーカに金を掛ける。
• ネットワークを決める。要不要、スピードなど。
• マザーボードを決める。（上記の条件で自然に決まる。）
• スピーカ、マウス、キーボードを決める。